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大都会<II>
大都会PARTIIの小説第二弾。表紙のショットは第40話・午前零時の脱獄より。裏表紙は第28話・狙撃。中表紙は黒岩のイメージショット。 ・ドラマ解説 P.5 協力者の命※第17話・トラック大暴走 会社帰りのOLがチンピラにからまれているのを発見した警備員が、見かねて注意するとナイフで切られて失明寸前。黒岩らはチンピラを逮捕したものの…。 ※ダイナマイト積載ダンプカーに乗り犯人は逃走。パトカーを破壊し、検問を突破しダイナマイトでパトカーを爆破します。 P.30 狙われる※第20話 徳吉と同期の中西刑事が短銃自殺。妻・怜子は中西がガンで苦しんでいたと証言。だが、診断書は健康そのもの。黒岩は中西の手掛けていた売春事件を追う。 ※トクが好みの女性のタイプを打ち明け、黒岩に紹介してくれと頼む笑えるラストシーン。主題歌・ひとりに被ってそのコントラストが凄く良いです。 P.62 刑事無情※第24話 神奈川県警に応援に行った上条は密売人に襲われ負傷。黒岩は都内に潜入した犯人を追った。が、赤木は功を焦り密売人の元締と直接取引を…。 P.90 恐怖の診断※第25話 交通事故患者が死亡。患者の弟・佐野は担当医を恨んで誘拐。それを追った宗方もまた人質になった。佐野に慰謝料を要求された宗方だったが、病院に帰ってもう金がない…。 P.120 刑事黒岩の命※第32話 毒入り麻薬で死亡事故が続出。黒岩は密売人の取引現場に急行。だが黒岩は不覚にも一味のアジトで人質に。新任課長は頭を抱える。 ※聞き込みするトクは子供に話を聞きますが、証言がはっきりしない子供の頭を、半ばふざけて何度も叩く演出は今は難しいですね…バーナーで視力を一時的に奪われた黒岩が犯人一味を一網打尽にするクライマックスはまるで現代版・座頭市。 P.149 刑事失格※第33話 通行人を刺した上での強盗事件が相次いだ。犯人は丸山が身元引受人になっている河村と判明。善意の丸山刑事だったがすっかり自信を失ってしまった。 P.176 挑戦※第36話 住宅街で多量の血痕とチンピラの六郎の指紋のついたナイフが発見された。六郎を逮捕し現場に行った黒岩は、死体を見た途端、俺じゃないと叫ぶ六郎が気になる。直後に六郎の友人が殺された。 ※炎の土曜日に続いて柴田恭兵さんのゲスト出演回。このまま大追跡の滝本刑事に進化していきます! この六郎のでっち上げ事件のくだりは西部警察PARTIIIの山県刑事登場回でのエピソードに使用されてます。 P.203 銀行ギャング徳吉※第37話 3歳の子供が行方不明。徳吉が捜査に。その矢先、銀行へ給料を取りに行った警官が強盗に襲われた。犯人は徳吉らしいと聞かされた黒岩はビックリ! ※犯人役の平泉成さんに、平泉さん、と声をかける松田優作さんのアドリブが有名です。 この回は西部警察PARTI・ギャングになった刑事でリメイクされてます。 P.231 野良犬の恋歌※第41話 徳吉に素敵な恋人ができた。相手の女性から父に会ってほしいと言われ、黒岩に同行を頼む。が、なんとその父は麻薬の密売人!
ノベライズ 日本テレビ 4000円WILD HIP
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大都会
日本テレビ系列のドラマは小説版が続々と発売されていました。これ以前にすでに太陽にほえろ!がラインナップされており、その流れで大都会もPARTIIから日本テレビで発売されました。第一作の闘いの日々は倉本聰コレクションシリーズで台本がそのまま書籍化されています。 この小説シリーズはドラマのカラースチールを表紙と裏表紙に使用し、中表紙裏表もカラー。モノクロスチールも巻頭4ページほど掲載されました。テレビジョンドラマの大都会特集か刊行されるまで、サントラ以外では唯一の公式グッズでした。 P.11 闘いの日々※第1話・追撃 第一作へのオマージュからか小説版のサブタイトルは前作、闘いの日々。 連続性的暴行殺人犯を追う深町軍団。 医師・宗方の手当て命を取り留めた被害者。変質者の仕業とみた黒岩は彼女に協力を依頼。宗方は犯人は普通と男だ、と話す。 P.35 幻の総鑑賞※第2話 挙動不審の男が留置場に入れられた。男は針金を飲み込み宗方の病院に運ばれた。男は5年前の強盗殺人事件の春木と判明。が、スキを見て逃走してしまった。 P.63 警官嫌い※第4話 黒岩は暴行犯をトイレに連れて行ったスキに何者かに襲われた。うすれる意識の中で襲った男の顔を思い出そうとしていた。そして思いあたったその男・竹本はすでに刑務所で死亡しているはずだった…。 P.91 白昼の狂騒※第3話 1977年度文化庁芸術祭テレビ部門参加作品。 大内が記者に情報を漏らしたことから殺人の容疑者が逃亡。やがてその男は捕まるが、田舎者の男がウエイトレスを人質に喫茶店に立て篭もる事件が発生。大内は自ら人質を志願する。 ※クライマックスの胸が熱くなるシーン。 黒岩「トク、チャンスがあったら撃て。肩を狙ってな。坊主に万一のことがあったら構わん、手塚(犯人)をブチ殺せ。」 トク「はい。」 丸さん「黒さん、それは過剰防衛ですよ。この際、課長と深町次長の意見も聞いてですね…。」 トク「丸さん!課長と次長が何を言おうと関係ないっすよ!このままだと野郎、何するかわかりませんよ!問題は坊さんの命です!」 丸さん「しかしこの場でもしものことがあったら…。」 トク「そんなのやってみなきゃわかんないじゃないっすか!」 丸さん「しかしこの際だな…。」 トク「この際何すか⁉︎」 黒岩「冷静になれ!…丸さん、このままだと坊主が危ない!この現場の責任者は自分です。自分が全責任を取ります!いいな、みんな!」 冒頭、新聞記者に捜査情報をリークし、犯人を逃すことになった大内刑事・通称:坊さんを叱責する黒岩は坊さんの人格否定をしてしまったことで、篭城犯に坊さんが人質を買って出ることになり責任を感じる黒岩の焦り。そのやり取り。 黒岩「坊主、何だこれは!(新聞紙を体に叩きつける)何だその態度は!(殴る)どうしてブン屋にネタをばらしたんだよ。テメエ、それでもデカかよ。」 坊さん「分かってます…今度の件は申し訳ないと思ってます。」 黒岩「申し訳ない⁈とぼけんな。トクやヒラの身になってみろ!苦労してやっと山崎を。」 坊さん「ですから…本当に申し訳ないと…勘弁して下さい。今後十分気をつけます。(頭を下げる)」 黒岩「随分、簡単に頭下げんだな。だいたいテメエにはな、ホシに体ごとぶつかっていく度胸もなけりゃ根性もないんだ!小細工ばっかりしやがって!」 坊さん「黒さん、いや、そりゃあ言い過ぎですよ!たしかにタイムズの記者に口を滑らしたことは軽率ではありましたが…」 黒岩「軽率だと思うんだったら辞表書け!どうしたんだぃ、そんな覚悟もねぇのか。辞表書いてみろ!(体を押す)」 P.120 刑事のいのち※第10話 吉岡課長は知り合いの息子が覚醒剤中毒で困っていると相談を受けた。吉岡は上条にだけ打ち明け、情報屋を使って極秘のうちに密売組織の捜査にのりだす。 P.149 対決※第11話 護送中の殺人犯・青山が逃走。彼は小室組組長を狙っているらしい。が、新任課長の武井は黒星になるとオロオロ。徳吉は思わず舌打ちを。 P.174 人質射殺7・PM※第12話 5年の刑を終えた大塚が出所したその日に現金輸送車を襲った。人質をとった一味に徳吉は変装して接近するが、逆に犯人たちの捕らわれの身に。 P.200 俺の拳銃※第13話 マンションで発見された女の死体を黒岩と平原は自殺と断定。が、女の父は承知せず、幻の犯人に報復しようと平原の拳銃を奪取した! P.227 切れたザイル※第14話 男ばかりの4人のパーティーが谷川岳で遭難。1人が死亡する事件があった。世間が忘れかけた頃、生き残り3人のうち2人が殺された。黒岩は残る1人を保護する。 ※サルの弁慶へのセリフ。「俺たちにとって黒さんの言うことが課長が言うことより絶対なんだから!」これが深町軍団ではなく、黒岩軍団になった瞬間ですね!
ノベライズ 日本テレビ 4000円WILD HIP
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テレビジョンドラマ・大都会 1985年7月号 大都会研究の決定版
・内容解説 全般的にアクションシーンのスチールは少ない。 当時の各種媒体に出ていて発掘されていないものが多々あるかと思うのですが。 名場面 大都会カラーグラビア P.3 黒岩 PARTIII 帰ってきた黒岩軍団※ 宗方 PARTIII イメージ※ 黒岩軍団 PARTIIIオープニング※ P.4 黒岩 PARTIII 帰ってきた黒岩軍団※ P.5 トク PARTII 白昼の市街戦※ 黒岩軍団 PARTII 山本課長期※ P.6 ジロー PARTIII オープニング トラ PARTIII P.7 黒岩とジン PARTII※ 宗方と黒岩 PARTIII※ 深町軍団 闘いの日々 初期 P.8 闘いの日々 オープニングタイトル 妹 P.9 PARTII オープニングタイトル 追撃 P.10 PARTIII オープニングタイトル 帰ってきた黒岩軍団 P.11 目次 P.12 プロデューサー特別インタビュー 日本テレビ 山口剛 石原プロ 石野憲助 黒岩軍団 PARTII・Gメン抹殺指令 ☆DVD BOX解説書使用 黒岩とジローと丸さん PARTIII・反逆の殺し屋 黒岩とトク PARTII・狙われた刑事 P.16 大都会-闘いの日々- モノクロスチール39枚 P.28 大都会PARTII モノクロスチール32枚 ⭐︎DVDBOX解説書使用含 P.40 大都会PARTIII モノクロスチール35枚 ⭐︎DVDBOX解説書使用含 P.50 スタッフ キャスト P.51-P.53 放映リスト テレビシナリオ完全復刻 P.54 大都会PARTII 追撃 モノクロスチール4枚 ストーリーと無関係のもの P.62 大都会PARTIII 帰ってきた黒岩軍団 モノクロスチール5枚 1枚だけ高層の狙撃者 P.70 大都会ディスコグラフィー 大都会番組資料館 サントラや小説の紹介 CS・日テレプラスでの再放送解禁ポスターのスチールは本ムックから抜粋、構成されています。
ムック本 有限会社放送映画出版 18000円WILD HIP
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大都会<IV>
日本テレビ系列ドラマ・大都会PARTIIIの小説第4弾。 放送半年分の傑作選的内容になっています。 予告編ナレーションによる作品解説。 P.5 白い恐怖※第11話・白の恐怖 黒岩軍団が囮捜査を開始した。 サルがクラブのボーイに変装して侵入。 しかし巧妙なトリック、またトリックにサルがヘロイン中毒になる。 東京湾で起きる陸海の罠に刑事達は翻弄される。 黒岩の推理は勝つか。 P.31 報復※第15話 組長坂田「あんたら、ヤクザヤクザって言うけど、大事な人が殺されたんだ…その殺した野郎を憎むのはヤクザじゃなくたって、みんな同じでしょ。」 黒岩「殺したいってのと、殺すのとは別だ。おまえらはすぐ殺したがる」 P.60 脱出路※第13話 あるスナックがジャックされた。 女「城西署がさ、ひっくり返る様な大騒ぎになると思うよ。ところがそれだけじゃないんだそれには裏があるの。派手というか、恐ろしいというか、どぶねずみになってさ、そういう裏が」 ※予告編に西部警察・ホットマネー攻防戦の映像が使用されている謎は未解明のままです。しかし、西部警察・獅子に怒りを!の予告編では大都会PARTIII・白昼のパニックの映像が使用、西部警察・チンピラブルース本編では大都会PARTIII・捜査中止命令で海に沈んだ覆面車の引き上げシーンの映像が使用されました。大都会PARTIII・マフィアジャパンスタイルの達磨船爆破シーンが太陽にほえろ!帰ってきたボスークリスマスプレゼントの冒頭シーンで使用されたりとこの手の映像流用話はよくあるようです…。 P.85 警官ギャング※19話 銀行強盗逮捕の模擬訓練が行われた。 犯人役はトラと弁慶。 貧乏クジとふてくされていた二人だが、警視庁挙げての大デモンストレーションに、俄然悪ノリ。 追跡するパトカーを振り切り検問突破の大活躍! だがひょんな事から嘘から出た誠が。 ※本作は当初、第17話として放送予定でしたが大阪で三菱銀行籠城人質殺人事件が発生したため、下記、誘拐と差し替えられました。 P.116 誘拐※第17話 寺田家の一人娘・理恵が誘拐された。 しかし理恵の血液は血小板減少症という出血すると血の止まらない病気であった。 それを知った犯人は悪質なイタズラをする。 犯人の巧妙な手口に翻弄される黒岩軍団。 P.143 女豹と刑事野郎※第23話 城西署・虎田刑事の前に謎の女・赤木悦子の出現。 その悦子の兄・赤木一平が銀行強盗をして逃亡。 その追跡に走るトラと悦子。 海岸線を突っ走る壮絶なカーチェイス。 その後のカギを握る、悦子の足取りは。 P.172 通り魔※第25話 連続暴行殺人事件のホシを追い詰めた時、奴は狂気の如くダンプを暴走させて逃亡を図る。 検問を突破し、追跡のパトカーを続々と破壊していく。 ビッグカーチェイスの連続でお送りする。 ※ダンプカーの検問突破の撮影では本作第1話から導入された新車の330パトカーが破壊予定ではなかったにもかかわらず、破壊用230パトカーの予期せぬ動きでそのスタントに巻き込まれてしまうアクシデントが発生。 P.196 殺人予告※第26話 男「午後1時、渋谷区神南の交差点で男が一人死ぬ。」 黒岩「どうしてそれが貴様に分かる?」 男「俺が殺すからさ。」 黒岩「殺すって誰をだ?」 男「あんたの名前は?」 黒岩「黒岩だ。」 男「信じるか信じないかはあんたの勝手だがな黒岩さん。念の為に知らしといてやるよ。」 P.224 奪われたポリススペシャル※第27話 拳銃を奪われてしまった城西署刑事・丸山。 黒岩に辞表を提出し、手の甲の火傷跡を足取りに犯人を追う。 陰から見守る黒岩の目が光る。 果たして、拳銃奪還なるか。 ※huluでは欠番扱い。 帯の大都会PARTIIIの小説化第4弾‼︎、は誤りw 大都会の小説化第4弾であり、PARTIIIは第2弾です。
ノベライズ 日本テレビ 2000円WILD HIP
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大都会<III>
ドラマの予告編ナレーションでの内容解説。 P.5 帰ってきた黒岩軍団※第1話 あの黒岩軍団が帰って来た。 大都会に繰り広げられる凶悪な犯罪の数々。 立ち向かう刑事達。 殺人を犯した暴力団組長が黒岩軍団の逮捕を逃れる為に一か八かの大勝負を挑んできた。 敵の武器は対戦車武器バズーカ砲。 ターゲットは黒岩軍団。 P.41 東京・クライシス※第6話 東京都知事宛に送られてきた脅迫状。 内容は裁判中の仲間の釈放と現金5億円の引き渡し。 それは悪質なイタズラとして処理された。 だが犯人達は、それがただの脅しで無い事を都内各所の爆破によって証明していく。 そして脅迫状には条件をのまない場合、東京を壊滅するとあった。 P.72 白昼のパニック※第2話 女子高がパニックに陥った。 憎悪に満ちた顔。 その顔はライフルを片手に高額な金を要求してきた。 生徒達の悲痛な悲鳴。 クロの怒りが燃える。 御殿場で繰り広げる車と警視庁ヘリの壮絶なアクションの決着は。 P.101 捜査中止命令※第3話 必要な身辺警護にも関わらず、悪の追撃に悪戯に負けてしまうクロたち城西署刑事。 その中に見た黒幕の正体はあまりにも大きすぎた。 どす黒い悪の世界の挑戦にクロの目が燃える。 しかし壮絶な銃撃戦の後に残ったものは。 P.131 人質爆破※第7話・逃亡の滑走路 亜細亜銀行城西支店に犯人達は人質に爆弾を抱えさせて立てこもった。 刑事達の怒りをよそに犯人達は現金とYS11を要求してきた。 犯人の笑い声が響く。 銀行から羽田への壮絶なカーアクションと頭脳作戦。 P.161 野獣の狂乱※第8話 暗闇に忍ぶ黒い眼。 復讐の為に命を張った一人の男。 影の無い正体は一人、また一人、残虐な血の海の応酬をしている。 怯える人間共に容赦無く襲い掛かる、野獣の牙。 P.189 高層の狙撃者※第9話 東京地検から城西署に向かった護送車が襲われた。 護送中の犯人と警官に対する無差別な殺戮。 修羅場と化す襲撃現場。襲撃犯達の目的は何か。 そして黒岩軍団に対するなりふりかまわぬ第二の挑戦。 P.220 狙われた部長刑事※第10話 城西署署長宛に届いた匿名の投書。 「警察は悪だ。黒岩刑事は悪の権化だ。」 そして何者かがデカチョウを狙っている。 牛乳瓶に仕組まれた青酸カリ。 ライフルによる狙撃。 アパートのガス爆発。 偏執狂とも思われる犯人の凶行。
ノベライズ 日本テレビ 2000円WILD HIP