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Pudoproetus femglenensis
石炭紀の中では大きくなる種類です。本標本では尾部が欠損していますが、尾部が残っていたら5㎝を超える大きさが想像できます。Phillipsiidae(科)系統が大部分の石炭紀において、数少ないProetidae(科)系統の血を引きます。
Lower Carboniferous(Mississippan) Proetidae,Proetoidea ,Proetina,Proetida TRI-265 Lake ValleyTrilobites
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Scabriscutellum sp.
Scabriscutellum hammadi(CHATTERTON et al.,2006)として入手した標本ですが、まだ正式な学名は付いていないと思われます。頭部や尾部が分かりやすいのですが、全体が細かい孔状の窪みがあり、体表面がツルっとした種類が多い他のScabriscutellumとは少し印象が異なります。幅広な体形でもあり、例え細かい窪みが無くても他のScabriscutellumとは違うことが分かります。産地のTafraoutは、他の産地とは違う亜種の様な三葉虫が多く見られ、一時期注目していました。
Devonian Styginidae,Illaenoidea,Illaenina,Corynexochida TRI-506 TimrhanrhartTrilobites
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Colpocoryphe rouaulti
カンブリア紀チェコ産の眼の無い三葉虫Conocorypheに似た名前ですが、全くの別の種類です。この標本はスペイン産ですが、近郊のポルトガルやフランスといった近郊国で同種が確認されて、それらの国で産出する方が多いのですが、スペイン産で間違えではありません。褶曲の影響を受けて別種の様に見えてしまうことが多い本種ですが、この標本は一目でカリメネと分かる形態をしています。
Middle Ordovician Calymenidae,Calymenina,Phacopida TRI-27 Pizarras con calymeneTrilobites