Seleneceme acuticaudata
英国の数多いTrinucleoidea(超科)の中でも派手な種類の一つです。LonchodomasやAmpyxの様に前に突き出す長い1本の棘と同様に後方へ延びる1対の頬棘があります。この標本は、脱皮殻なのですが棘を含む頭部が分離して裏返って逆向きに保存されています。同一個体の物と思われますが、この種類の脱皮の様子が分かる貴重な資料といえます。胴体部分だけで見つかることの多い種類ですが、体節の多さも注目すべき点の一つで、胴体部だけでも本種であると分かる特徴的な姿をしています。
Ordovician
Raphiophoridae,Trinucleoidea,Asaphida
TRI-631
Hope Shales
Trilobites