Redlichia mansuyi
澄江生物群に隠れて、一般には知名度が低い関山生物群(Guanshan Biota/關山生物群)ですが、ラーゲルシュテッテン(Lagerstatten/独)の産地として重要な位置付けにあります。澄江生物群より新しく、バージェス(Burgess Shale)より古い時代に当たり、カンブリア爆発(Cambrian Explosion)の過程を知る上でも重要です。三葉虫に関しては、比較的近い澄江生物群の種類と微妙に勢力範囲が異なり、興味深い所です。Redlichiaの仲間は、澄江生物群の方が優勢を占めている気がしますが、種類としては関山生物群の方が細分化されます。本標本は、メインの個体は、ほぼ全身が残り、注目すべきは右の触覚が残っています。また、他の同種の脱皮殻と思われるパーツが散乱しています。
(中国名/満蘇氏菜徳利基虫)
Middle Cambrian
Redlichiidae,Redlichioidea,Redlichiina,Redlichiida
TRI-536
Wulongqing
Trilobites