Rusophycus Pudicum
Rusophycus Pudicum(三葉虫の休息痕)とされる化石であり、所謂、「三葉虫の巣穴」です。泥の中で脚を動かしていたので、左右に分かれる特徴的な形状になります。主が居なくなった後に泥に埋まり保存されるのですが、不思議な事に一緒に三葉虫本体が埋まっている化石を見た事が無いので、本当に三葉虫のものなのか疑問は残ります。周辺部も良く見ると小さな生物が這って回った状態が、そのまま残されており、化石化する事の無かった軟体生物の痕跡である事が分かります。Waldron Shaleという事で、DalmanitesやCalymeneの可能性はありますが、これらの三葉虫が産出するエリアとは違う場所の化石であります。
Upper Silurian
Rusophycus Pudicum
TRI-712
Waldron Shale
Trilobites