Robergia deckeri
かわいらしい姿をしたロシアのRemopleurides nanusと同じRemopleuridoidea(超科)に属します。この超科に属する三葉虫は遊泳性であったと考えられ、化石化する確率が低いことから希産で知られます。本種は、Remopleuridoidea(超科)の代表種でありながら、復元図でしか見かけない三葉虫の一つであり、実物を目にできる機会は殆どないと思います。この標本は、なんと自在頬まで保存されている珍しい標本で、その皺構造までが確認できます。背後に散らばる糸鋸の刃のような生物は、Graptolites(フデイシ)の一種Leptograptus flaccidus(Hall,1865)です。この生物も古生代のみに生息していました。
Upper Ordovician
Remopleurididae,Remopleuridoidea,Asaphida
TRI-462
Viola Limestone
Trilobites