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Estaingia(Hsuaspis) bilobata
カンブリア紀前期では世界的に有名なEmu Bay Shaleは、三葉虫に興味が無い一般の方でもバージェスや澄江と並ぶ知名度はあると思います。この地の三葉虫は種類は少ないですが、巨大化したRedlichiida takooensisや体節の多さで有名なBalcoracania dailyiの影に隠れて地味な種類です。初期の三葉虫は分類的に難しい所があり、本種もEmuellidae(科)という特殊な存在であります。この標本は欠損していますが、本来ならば頬棘がある種類です。
Lower Cambrian Emuellidae,Emuelloidea,Ptychopariida TRI-131 Emu Bay ShaleTrilobites
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Redlichia takooensis
カンブリア紀初期の地層として世界的に知名度のあるEmu Bay Shaleから産出する大型のレドリキアです。三葉虫を収集しているコレクターなら誰もが知る様な有名種ながら、豪州では化石は法律で保護されている事もあり、古いコレクションからしか入手する術はありませんので、実物の入手は難しい情勢です。大きい個体では20㎝を超える大型種ですが、大きな個体では背中からの1本の長い棘は化石では残ってきません。 【標本リンク】化石セブン https://www.kaseki7.com/items_fossil/tr/638.html
Lower Cambrian Redlichiidae,Redlichioidea,Redlichiina,Redlichiida TRI-672 Emu Bay ShaleTrilobites