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Brachyaspidion microps
種名の通り大きくならない種類で、この小ささで最大級の大きさです。比率から行って大きめの頭部に頬棘があるのが特徴です。近縁のB.sulcatumとは頭部の形状が雰囲気が異なり、更に本種のが扁平な作りです。派手さも無く数を集めているコレクターでなければ、敢て手を出さない様な種類な気がしますが、いざ探してみると良質な個体が非常に少ない事が分かります。
Kingstoniidae,Ptychoparioidea,Ptychopariida TRI-132 Wheeler House Range, Millard County,Utah.USATrilobites
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Brachyaspidion sulcatum
小さく地味な種類ですが、頭部の形状は特徴的です。緩い卵型の体形に頭部の3本の棘が生えていて、良いデザインと思いますが、もう少し大きくなる種類だったら、人気種になっていたのでないかと感じます。北米のカンブリア紀には、本種の様な地味で小型の種類が結構存在していて、種類を集めているコレクターでなければ意外と入手していない事が多く、見過ごしがちかと思います。
Middle Cambrian Kingstoniidae,Ptychoparioidea,Ptychopariida TRI-491 Pierson CoveTrilobites