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Conocoryphe sulzeri sulzeri
チェコからConocorypheは数種類産出しますが、C.sulzeriは顆粒などないスベスベの体表をしており、艶のある焦茶色の石質で産出します。記載年の古さからも昔から知られた種ではありますが、Jince産は掘り尽くされ絶産して暫く経ちますので、近年は状態の良い個体が本当に少なくなってしまいました。
Middle Cambrian Conocoryphidae,Ptychoparioidea,Ptychopariida TRI-119 JinceTrilobites
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Conocoryphe cirina
チェコのConocorypheは幾つかの種類がありますが、この種類は薄茶色から黄色い標本が多いです。通常の眼の無い三葉虫はあまり大きくなりませんでしたが、Conocorypheは比較的大型化した種類であります。棘も無く平坦でシンプルな体形をしています。眼の無い種類は大抵群れで暮らしているのですが、この標本でも別個体の姿がります。
Middle Cambrian Conocoryphidae,Ptychoparioidea,Ptychopariida TRI-121 JinceTrilobites
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Conocoryphe gerlinda
眼の無い種類であるConocorypheは、チェコ、ボヘミア地方からも幾つかの種類が産出しますが、種類の違いが分かり難く、カンブリア紀のチェコ産らしい特徴の無い地味な感じの種類です。C.gerlindaは、頭部に一面細かいブツブツがあるので比較的分かりやすい種類です。入手できるチェコのConocorypheのもう一つの見分けの方法が、母岩の色です。本種は褐色系、C.sulzeriは焦茶系、C.sulzeriは黄土色系と何故か分かりやすく区別できます。
Middle Cambrian Conocoryphidae,Ptychoparioidea,Ptychopariida TRI-370 JinceTrilobites