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Neoagnostus
Neoagnostus Guangxi, China Cambrian 全長 9.7mm 広西チワン族自治区産。 中国産の三葉虫は、資料を得難く、供給元も種名を把握していない事があり、名前が分からない事がしばしばあります。この標本も入手時は名前は不明でした。最近、同種と思われる個体が上記の名前で流通しているのを見かけ、調べてみると、それで正しい様です。しかし、さらに細かい種に色々と分かれる様でもあります。尾部の先端が若干欠けていますが、その後外側の棘の痕跡は確認でき、全体像を把握することができる標本です。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Agnostidae Neoagnostus Agnostida カンブリア紀Sanchan
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Phalagnostus ×2
Phalagnostus prantli Jince Formation, Jince, Czech Republic Middle Cambrian 写真1〜3: 全長4.5mm 小型の標本。 写真4〜6: 全長11.3mm 少しずれはありますが、大型でシャープな標本です。 尾部には縁があります。大型の個体ではドーム状の部分が発達して、縁の比率が相対的に小さくなっている様に見えます。 新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。
Agnostidae Phalagnostus Agnostida AgnostinaSanchan