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Odontopleura sp.
Odontopleura cf. ovata Kopanina Formation, Lodenice, Czech Republic Middle Silurian 全長 6mm 小粒ながら、綺麗に整った完全体です。なかなかに貴重です。
Odontopleuridae Odontopleura Odontopleurida シルル紀Sanchan
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Odontopleura siemangi
Odontopleura siemangi Motol Formation, T. testis Zone, Spicaty Hill, Lodenice, Czech Republic Silurian ポジ個体の全長 8mm マルチプレートです。左上の個体がポジで、その他はネガです。この産地のOdontopleuraには数種類が報告されています。細かい情報はなかなか得られず、これが本当にsiemangiかは私には良く分からないのですが、供給元からの情報をそのまま示してあります。兎も角も、トゲトゲ•ブツブツが良く分かる、シャープな標本です。
Odontopleuridae Odontopleura Odontopleurida シルル紀Sanchan
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Raphiophorus
Raphiophorus havelicci Kopanina Formation, Czech Republic Upper Silurian 棘を除いた体長 6.5mm 浮遊性だったと考えられる種類です。この仲間はオルドビス紀までで滅んだものが多く、貴重な生き残りです。
Raphiophoridae Raphiophorus Asaphida TrinucleioideaSanchan
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Miraspis mira 表裏
Miraspis mira Motol Formation, Lodenice ‘Spicaty Hill’, Czech Republic Silurian 別標本の展示をしてあった種類ですが、さらに素晴らしい標本を入手できましたので、追加展示をします。 写真1〜3 ポジ標本。棘を含まない全長 18mm. 眼柄が両側とも保存されているのが素晴らしい。先端が少し失われているものの、頭部の二又の棘棘も保たれているのも素晴らしい。その他も、全体的に非常に保存が良いです。 写真 4〜7 ネガ標本。棘を含まない全長 17mm これも全体的に保存が非常に素晴らしい。ネガ標本の良いところは、背部から垂直に伸びる棘がどこから出ているか、良く分かる事です。
Odontopleuridae Miraspis Odontopleurida シルル紀Sanchan
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Fragiscutum glebale
Fragiscutum glebale Henryhouse Formation, Arbuckle Mountains, Oklahoma, USA Silurian 全長直線 18.4mm, 最大幅 8.3mm 尾板が少しずれてはいますが、稀少種の完全体です。細やかな白い石質が美しい。周囲にはコケムシがいます。「イチゴ頭」と形容されるツブツブのついた頭部に、飛び出た眼が特徴です。
Encrinuridae Fragiscutum Phacopida シルル紀Sanchan
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Proetus signatus
Proetus signatus Sproge, Gotland, Sweden Silurian 全長 13mm 本種としては「完璧な」標本。小型ですが、ぷっくりとした大きな眼を持ちます。この産地特有の濃いキャラメル色がとても美しい。
Proetidae Proetus Proetida シルル紀Sanchan
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Miraspis mira
Miraspis mira Lodenice ‘Spicaty Hill’, Czech Republic Silurian これは有名な稀産種。一部は不完全ながら、四個体(全長: 約7〜25mm)が乗ったマルチプレートです。 写真 1〜3: 個体A 重なり合いながら四方八方に伸びる棘や、その棘の上に着く小さな棘(spine on spine)が見て取れます。 写真4〜5: 個体B 胴体の真ん中でずれてしまっていますが、体の後ろ半分の棘の保存が良好です。 写真6: 個体C 本種の特徴である長い眼柄が保存されている標本は滅多にありませんが、これはその「滅多にない」標本です。 写真7: 個体D 一番小型の個体です。 写真8: 全体写真。
Odontopleuridae Miraspis Odontopleurida シルル紀Sanchan
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Encrinuroides enshiensis
Encrinuroides enshiensis Xinshang Formation, Hubei, China Lower Silurian 全長 18.5mm 湖北省産。眼が飛んでいると思われるのが残念ではありますが、その他の保存は良好です。ネットで検索しても、眼が保存されていない標本がほとんどです。この科の特徴である頭部のブツブツの具合がよく分かります。
Encrinuridae Encrinuroides Phacops シルル紀Sanchan
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Acernaspis
Acernaspis orestes Jupiter Formation Quebec, Canada Lower Silurian 最大幅 8.6mm 小粒ですが、繊細で美しいエンロール標本です。圧縮•変形が全くありません。斑状の模様は、もちろん天然のものです。眼は縦列で5〜6個。シルル紀のファコプス目は少ないです。
Phacopidae Acernaspis Phacopida シルル紀Sanchan
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Calymene niagarensis
Calymene niagarensis Rochester Shale, Middleport, NewYork, USA Middle Silurian 全長 31mm 若干上面から圧縮されていますが、産地の特性上、やむを得ないところでしょう。黒光りするボディがなんともカッコ良いと思います。
Calymenidae Calymene Phacopida シルル紀Sanchan
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Bumastus
Bumastus ioxus Rochester Shale, Middleport, New York, USA Middle Silurian 全長 35.6mm 上面からの圧縮が避けられない産地ですが、整った良い標本です。この産地特有の色が味わい深いと思います。本種としては大型の個体。
Styginidae Bumastus Corynexochida シルル紀Sanchan
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Coronocephalus
Coronocephalus Hunan, China Lower Silurian 全長 31mm 湖南省産。「王冠虫」とも呼ばれます。産出自体は稀では無いのですが、虫体がバラバラだったり、ずれていたり、部分欠損があったりする事が多く、母岩が脆い事もあり、整った標本を得るのがなかなか難しい種類でもあります。この個体は小振りですが、頭部先端の二又の突起、それに続く頭部辺縁のギザギザ、長い頬棘、その内側に体節から伸びる棘、尾板周囲の小さい棘など、本種の特徴が全て観察でき、ずれも無い良い品です。茶色や黒で産出する事も多いですが、王冠虫の名の通り、黄金色をしているのも良いところです。
Encrinuridae Coronocephalus Phacopida シルル紀Sanchan
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Spathacalymene
Spathacalymene nasuta Osgood Formation, Ripley County, Indiana, USA Silurian 全長 17.7mm 頭部の先端にヘラ状の突起がある、珍しい種類です。小さいけれども自在頬のずれなどは無い良い品です。大型の個体では、頭部のヘラがさらに発達するのですが、非常に高価です。
Calymenidae Spathacalymene Phacopida シルル紀Sanchan
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Dalmanites limulurus
Dalmanites limulurus Rochester Shale, Middleport, New York, USA Middle Silurian 全長 52.3mm この産地を代表する種類のひとつです。本種としては大きくはありませんが、描き込みの無い、良い標本です。すらりと伸びる尾棘が印象的です。
Dalmanitidae Dalmanites Phacopida シルル紀Sanchan
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Eophacops musheni
Eophacops musheni Wenlock Limestone of Wren’s Nest Hill, Dudley, United Kingdom Middle Silurian 前後長 9.5mm, 最大幅 10.9mm 小さいですが、歪みの無い、綺麗なエンロール標本です。シルル紀のPhacopsは少ないです。目は縦列で最大8個です。
Phacopidae Eophacops Phacopida シルル紀Sanchan