-
1/500 Luftwaffe Heinkel He111-H4 "5J+DM”
”Doppel-Blitz” 本形式は戦前戦中におけるドイツ主力航空機メーカーの一つ”Heinkel Flugzeugwerke“社の初期主力製品の一つだったHe70”Blitz“をベースに双発化したモノで、そのため当初”Doppel-Blitz”と呼ばれていました。 開発はDr.Ernst Heinkel氏の下で、双子のSiegfried Günter氏とWalter Günter氏兄弟によって行われ、彼らが用いた美しい”楕円翼“を採用した中でも、最も生産数の多い機材へと成長していきます。初期型よりエンジン換装を初め、機首形状の大幅変更、防御火力強化等々の改良が進められ、大戦を通じLuftwaffeを象徴する機材の一つへとなりました。 (本来ならば” Projekt Bomber B“へ置き換えられるはずが、失敗により使わざる得なかったというのが本音のような~) 展示モデルは “seagull”さん製で、無印刷+シールのパッケージや他製品用の内部ブリスター利用など、それ程生産数は多くモノではないのかと思います(ラベルにある10/19の意味するものは、全生産数19個ということなのかな?) カラーリングは良く知られたスプリッター迷彩ではなく緑単色のモノで、そこへ同社らしく細かい印刷が施されています。 Reg.より1940年6月19日にRAFのDuke Woolley中尉によって撃墜された機材だと判りますね。 一部のキャノピー枠等には”寄れやカスレ“があったので塗直しています♪ 製品状態ではプロペラブレードが省略されていたので、プラ板で自作して追加しました(^^)/ 【模型資料】 ・模型ブランド:seagull ・製造国 :クロアチア_ザグレブ ・製品番号 :- ・製品タイトル:Heinkel He111 ・発売時期 :不明 【実機資料】 ・実機メーカー:Heinkel Flugzeugwerke ・形式 :He111-H4 ・Reg. :5J+DM ・製造番号 :不明 ・実機所属 :Luftwaffe Kampfgeschwader 4 "General Wever" (KG 4) ・実機エンジン:Junkers:Jumo211-F1_x2
飛行機模型 軍用機_WW2 1/500ちゃぽん
-
1/500 Avioimpex Yakovlev Yak-42D
“ソ連版 727“ WW2航空機ファンには馴染深いソ連の“ヤコブレフ設計局”が、戦後の1966年に初めて開発した旅客機“Yak-40”は、B727と同様にT尾翼+エンジンを尾部に3発集中配置し後退角の無い直線主翼を組み合わせたスタイルを持った、30席クラスの今でいうトコロの“リージョナルジェット機”といえる機体で、路面の荒れた地方空港にも対応、また優れたSTOL性を持っていたことで“Aeroflot Russian Airlines”をはじめ、東側の航空会社に広く採用され、各型を含め1976年の生産終了までに1,000機を超える生産数を誇った機体でした。 この成功を受け同設計局は“Yak-40“の優れた特性はそのままに、座席数を4倍の120席クラスへ拡大、そこへ後退角付き主翼を組み合わせた”Yak-42”を開発し1975年に進空させました。Yak-40の直線翼と異なり本機は後退翼を装備したことで、よっぽど飛行機に詳しい人でなければ“Boeing727”と区別が付かないほどのソックリさんになりましたね♪ 1982年に設計/整備不備による“アエロフロート機墜落事故”が発生するものの不具合を直ちに修正、元来持っていた優れた性能を発揮し生産が継続していきます。 派生型の“Yak-42D”は西側騒音規制もクリアするなど高性能を誇り、東側諸国を中心に2003年まで生産を続けられ、現在でも就航し続けている機体です。 展示モデルは “seagull”さんがリリースしようと作った試作品との事で、製品としてどれだけ世の中に出回ったのかは不明です。(箱への記載内容から150機は作くる予定だったのでしょうね、市場では見かけたことがありませんでしたけど~) Herpaさんの物などと比べると、確かに見劣りする点があるのも事実ですが“一生懸命製品化しようとした”感じが味となって伝わってくる逸品だと思って気に入ってます。黄変した樹脂部など一部に色差しはしましたが、それ以外はオリジナル状態です♪ 【模型資料】 ・模型ブランド:seagull ・製造国 :クロアチア_ザグレブ ・製品番号 :- ・製品タイトル:Yak-42D Avioimpex 1/500 seagull ・製作時期 :2015年3月5日 ・備考 :150機限定 【実機資料】 ・実機メーカー:ヤコブレフ記念設計局/SAZ’( JSCサラトフ航空工場) ・形式 :Yak-42D ・Reg. :RA-42389 ・製造番号 :4520424016542 ・機体名称 :- ・進空年次 :1991年1月 ・実機エンジン:Ivchenko・Progress/D36 series1_x3 ・所属 :Avioimpex(マケドニア1992年~2002年現在運航停止中)
飛行機模型 旅客機 1/500ちゃぽん
-
1/500 USAF F-117 A “Gray Dragon”
“Gray Dragon” 1976年より正式に開発が始まったステルス戦闘機、“U-2”や“SR-71”の開発でも有名な” Lockheed社“さんの先進開発部門” Skunk works”が担当しました。 最大の目標である”レーダーに映らない“という課題は“レーダー波を特定方向にのみ反射させる”ことで行い、それを実現させるために“角張った多面体形状”の外観にデザインされており、これが本機最大の特徴ともいえます。(当時のコンピューターでは曲面計算が事実上不可能だったためとか) まず本機に先立ちコードネーム“Have Blue”と呼ばれる60%縮尺の“実証試験機”が2機が完成し進空(“HB1001”“HB1002”)、ステルス性や飛行特性の検証を実施、“E-3”をもってしても極至近距離以外感知できないこと、また危惧していた飛行特性も“それほど悪くない”という結果が得られます。(残念ながら“ハブ・ブルーの2機は試験中に失われました) その貴重なデータを元にF-117が完成し1981年6月に進空し1983年10月より運用が開始、その後3年間秘匿し続けたのちの1988年についに一般公開されます。 そんな苦労の末誕生した本形式は全64機で生産終了、86年のパナマ“Operation Just Cause”、91年の“Gulf War”、また唯一の被撃墜例となってしまった99年コソボの“Operation Allied Force”等へ参戦し実績を上げるも、2008年4月をもって全機退役が発表されます。(実際はまだ一部が飛んでるそうですが) 基本的には“夜間作戦”に特化した“真黒”な機材ですが、“昼間作戦”評価用として通常の米国制空戦闘機に準じた塗装が施され機材が存在し“Gray Dragon”というニックネームが付いていました。 展示モデルは “seagull”さん製F-117のバリエーションモデルで、違いは塗色のみです。(標準が黒で本製品は濃灰色一色) ただ製品梱包は“白パッケージ”で製品番号もなので、試作的要素の多い商品なのかもしれませんね。 今回は実機に合わせて明灰色を追加塗装し迷彩に仕上げてみました♪ 【模型資料】 ・模型ブランド:seagull ・製造国 :クロアチア_ザグレブ ・製品番号 :- ・製品タイトル:Lockheed F-117 “Gray Dragon” ・発売時期 :不明 【実機資料】 ・実機メーカー:Lockheed Martin ・形式 :F-117A_“Nighthawk” ・Reg. :85-0835 ・製造番号 :A.4057 ・機体名称 :Gray Dragon(2004年) ・進空年次 :1985年 ・実機エンジン:GE:F404-GE-F1D2_x2 ・所属 :米国空軍 第53航空団 第53試験評価飛行隊 第1分遣隊_ホロマン基地
飛行機模型 軍用機_現用 1/500ちゃぽん