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1/500 Alitalia Cargo 747-200F
“Alitalia Cargo 747” 1947年にイタリアのフラッグキャリア“Alitalia”さんの貨物部門子会社として登場し、日本をはじめ世界の空を駆け廻った“Alitalia Cargo”さんでしたが、業績の悪化に伴い2009年度に運行を停止してしまいましたね。 親会社であるアリタリアさん自体も財政問題が付き纏い、紆余曲折の末の2020年10月に新会社“ITA”さんへ再編されることとなり、1946年から続いた長い歴史に幕を下ろすことになりました。 “LANCIA STRATO'S”ど真んなか世代としては、本当に寂しい限りです(涙) 展示モデルは“netmodels”さんが2004年に販売した、1/500で唯一のアリタリア・カーゴカラー747だと思います。 本機のオーナー/運行自体はATLASさんが行い、2003年から06年の3年間だけチャーター便&本カラーで運用、当時関西空港へ良く飛来していたので、記憶されている方も多いのではないかと思います♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:netmodels ・製品番号 :NM0092 ・製品タイトル:ALITALIA CARGO 747-2F6B ・発売年次 :2004年 【実機資料】 ・運用会社 :Alitalia Cargo(ATLAS AIR) ・実機メーカー:Boeing ・実機形式 :747-228F/SCD ・製造番号 :23476/647 ・Reg. :N536MC ・エンジン :GE/CF6-50E2_x4 ・運用開始年次:1978年8月~2007年6月
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1/500 JASDF Boeing E767 "J-WACS"
“ジェイ-ワックス” 今も続くロシアによるウクライナ侵攻で、あまり表面には出ないものの、強力な防衛手段となっているのがNATO軍所属の早期警戒管制機(AWACS)“E-3 Sentry”の活躍です。 1975年より米軍へ配備が始まったE-3、主な役割は背部へ装備した強力なレーダーを用い《高空より丸くなった地平の彼方まで見渡し、敵の空中行動を掌握する》と《得られたデータを元に友軍を管制誘導》という、正に“空飛ぶ司令室”と言えるものです。 日本でも60年台後半から“レーダー盲域”への対応から同様機材の“自国開発”を目指していたものの敷居は高くて難航、そんな中1976年9月6日、函館空港へMiG-25が強行着陸するという前代未聞の事件が発生! のちに“ベレンコ中尉亡命事件”と呼ばれるこの出来事は、改めて日本の防空能力の危うさを浮き彫りにしました。そこで早急に対応可能機材の導入が検討され、E-3も候補に挙がるも調達価格が高価過ぎること、そもそも米軍への配備が始まったばかり新鋭機材は供与不可能だろうということ、更に自衛隊側自体が本スペックは次期早々と判断し、“早期警戒“(AEW)能力のみを有する“E-2 Hawkeye”の導入が決定し、1983年に実機調達を果たします。 しかし90年代に入り やはり“多くの情報収集能力”や地上との連携等の“管制能力”の必要性が高まり、91年度予算でE-3調達へと動き出します。ところがいざ調達検討段階に入るとE-3のベースとなるB707-300が既に製造が終了しており、結果E-3の製造が不可能な事が判明。そこでメーカーであるBoeing社より代案として提案されたのが、B767-200をベースにE-3のシステムを組み込んだE767でした。このE767を我が国は約1,081億円かけて4機導入、1988年より順じ航空自衛隊へ納入され、現在は浜松基地所属の第602飛行隊にて全機運用されています。 ところでこの機材、開発当初は日本以外にも韓国・台湾・オーストラリア等への導入が検討されていたのですが他国はより簡易なE737を採用、結果的にE767は日本だけが採用、生産数も4機のみという“レア”な機材となってしまいました。 このことからか“Japan”が運用する“AWACS”という事で、”J-WACS”という非公式愛称が付いています♪ 展示モデルはnetmodelsさんから2008年に発売されたもので、1/500では唯一の製品だと思います♪ 但し同社はB762の金型を持っていなかった為か、製品はB763ベースでモデル化されており、“ちょっと胴体が長い”ですが、これも味でしょう♪ 【模型資料】 ・模型ブランド:netmodeles ・製造国 :中国 ・製品番号 :- ・製品タイトル:Boeing 767 ・発売時期 :2008年9月12日 【実機資料】 ・実機メーカー:Boeing ・形式 :767-27C_ER改/E767 ・Reg. :64-3502 ・製造番号 :27391/588 ・機体名称 :J-WACS ・進空年次 :1988年3月 ・引退年次 :運行中 ・実機エンジン:GE/CF6-80C2B6FA_x2 ・所属 :航空自衛隊_警戒航空隊_第601飛行隊
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1/500 NASA Boeing 757-225 "ARIES”
“空飛ぶ実験室” 1994年、NASAさんは“ARIES(Airborne Research Integrated Experiments System)と呼ばれる、新たな「飛行実験室」としてBoeing 757-200ベースに改造された機体を導入、これは1967年より27年間、同目的で使用されてきたB737-100ベース機の後任としての採用でした。本機は元々“Eastern Air Lines”さん向けとしてReg.”N501EA“で製造登録、引き渡しまでの期間Boeing社が757型の認証テストに使用していましたが、当のイースタン航空さんが破綻したことにより宙に浮いた形になっていたトコロをNASAさんが受入れたモノで、導入に当たり“グラスコクピット化”を初め“FDRS、TRS、RSIL”等の備最先端技術装備を追加改造、同時にReg.が”N577NA“へ変更されます。 NASAさんの“Langley Research Center”へ配備された本機は《GPSを使用した自動着陸装置開発》《ジェットエンジンが及ぼす大気への影響》《滑走路摩擦研究》等々の多くの重要な研究に従事し、今日の航空技術/産業/業界の発展に大きく寄与、2009年度に引退しました 展示したモデルは“netmodeles”さんが2004年にリリースしたモノで、成型色を生かした部分の黄変が若干気になりますが印刷も細かく出来ており、お気に入りの1機です♪ 【模型資料】 ・模型ブランド:netmodeles ・製造国 :中国 ・製品番号 :- ・製品タイトル:NASA Boeing 757-225 Langley Research Center ・発売時期 :2004年1月10日 【実機資料】 ・実機メーカー:Boeing ・形式 :757-225 ・Reg. :N577NA ・製造番号 :22191/2 ・機体名称 :ARIES ・進空年次 :1994年12月 ・引退年次 :2009年 ・実機エンジン:RR:RB211-535E4_x2 ・所属 :NASA
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