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オリエント急行運行開始100周年記念紙面など ThomasCook Continental Timetable May ~June 1983
ThomasCook Continental Timetable May ~June 1983 前オーナーから譲り受けた段階で表紙、中身に書き込みが多数ありました。よくよく見てみれば旅行計画につかったメモ。詳細はわかりませんが、当時のParis〜Amsterdam〜Stockholm〜Copenhagen〜Berlin と旅行した形跡がありました。自分の旅行ではないですが、インターネットなど皆無な時代にこの時刻表1冊で旅行されていた様子を妄想してしまいます。 さて、この号では、1883年にワゴン・リ社がパリ東駅〜ルーマニアのジュルジュ駅まで運転開始されてから100周年を記念した紙面内容となりました。オリエント急行といえば高級列車のイメージがとても印象的ですが、この時刻表発行当時も2等車も併結していた編成でしたので、そのイメージは1970年代以降に「ツアー列車」として復活した効果だと思います。そのツアー列車の一つとして「ベニス・シンプロン・オリエント急行」のダイヤもありましたので、挙げてみました。 最後ピックアップしてみたのは、ヨーロッパ地図にトレースされたTEE運行一覧です。とうに運転本数のピーク期は越えていますが、高速列車がTGVのみだったヨーロッパ大陸にはまだTEEは残ってる状況です。 #鉄道 #時刻表 #TGV #TEE #オリエント急行 #ワゴンリー #ベニス・シンプロン・オリエント急行
時刻表冊子 海外 ThomasCook Continental Timetable May ~June 1983 Thomas Cook Publicationstime_table
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東西ドイツ統一直前の2国間直通列車のダイヤなど ThomasCook European Timetable Sep.1990
ThomasCook European Timetable Sep.1990 30年前(2020年現在)のヨーロッパ時刻表です。なんてことない表紙と中身に思えるんですが、世界史と絡めていくと、なかなか歴史の帰路にあると言えます。 1989年11月にベルリンの壁崩壊をうけて、西ドイツとの再統一の動きが加速度的にすすんでいき、1990年10月2日をもってドイツ民主共和国(東ドイツ)が消滅します。この号では、当時の東西ドイツ、ならびに東西ベルリンの駅、ならびに両国間を行き来する直通列車のダイヤが掲載されていますが、統一ドイツを記念して期間限定で運転されたハンブルグ〜ベルリン間のインターシティー「マックス・リーベルマン」号をピックアップしてみました。この列車には、過去に西ドイツでTEEとして活躍したディーゼル列車が「復活」する形で投入されたようです。 その他、TGV大西洋線のパリ〜ボルドー・アンダイエ、イルン間での運転開始でしょう。当時は新規開業した専用線はほんの一部だったわけですが、高速運転できる列車がスペイン国境まで延伸運転されたことはニュースでした。紙面内のWhat'sNewでも取り上げられていますが、当時パリ〜リスボン間で運転されていたシュド・エクスプレス(南急行)号を引き合いに、TGVを使うことで先発したシュド・エクスプレスに肉薄する時間に到着できるダイヤが組まれたことを紹介しています。ちょうど東海道新幹線が開業したあとの、新幹線と九州ブルートレインのコンビネーションに近い感覚の説明ですね。 #時刻表 #鉄道 #東西ドイツ #TEE #マックス・リーベルマン号 #TGV #シュド・エクスプレス
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