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Homagnostus obesus
同地域で見つかる3種のアグノスタスの中では標準的な種になります。ウォリックシャー州ヌニートン近辺の化石の最大の特徴は地層の変形を受けていない、つまり褶曲の影響がない事です。この場所で採れる代表的な三葉虫はOlenusなのですが、とても綺麗な標本ばかりです。残念なのがこの産地も保全地区指定や、採石場が埋め戻されてしまい、現在は採取出来ない模様です。
Upper Cambrian Outwoods shale Mancetter, near Nuneaton, Warwickshire, UK Homagnostus obesustatsutoy
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Sphaerocoryphe maquoketensis
頭部部分化石です。見た目は「ダイフォン」と呼ばれる、頭がボール状で、胴体部が魚の骨の様な、大変珍しい三葉虫なのですが、2010年の系統発生分析によると、本標本は普通のスファエロコリフェの仲間との事でした。 アメリカアイオワ州を含むUpper Mississippi Valley and Western Superior Basinと呼ばれる、古生代の地層(ウィスコンシン州、ミネソタ州、アイオワ州)は、イソテルス、セラウルス、エンクリヌルス、リカスなど、バラエティに富んだ三葉虫化石を産出するのですが、実際の標本を見ることは少ないです。
Upper Ordovician Maquoketa Clermont, Elgin, and Bloomfield, Fayette county, Iowa, US Sphaerocoryphe maquoketensistatsutoy
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Hypagnostus parvifrons
一部欠けがある部分標本です。ただしボヘミア産の母岩が非常に硬質で、細部が良く観察できる標本です。別フロアPublicationsにて関連する資料を掲載致します。それによると、完全体はあまり見つかっていない種類の様で、嘘か誠か150年間で、12-35体だそうです。
Cambrian Jince Jince,Czech Republic Hypagnostus parvifronstatsutoy