Calymene blumenbachii
1700年代半ばにイギリスダドリーで発見され、鉱山従事者に「出来損ないのイナゴ」と呼ばれたカリメネです。
(ちなみに1698年に見つかったOgygiocarellaはヒラメと呼ばれていました。)イギリスの古典的な種類の三葉虫化石は標本と共に膨大なストーリーが付随するので、とても好奇心が湧きます。1800年代、既に三葉虫化石はプライベートコレクターに売買されていた記録も残っており、意外にも化石を購入する事の歴史は古い様です。
また、このカリメネは現地コミュニティのシンボルにも採用され、楯のイラストの中心に鎮座しています。
https://www.heraldry-wiki.com/heraldrywiki/wiki/Dudley
当標本の前所有者はJ. Page氏。採取された時期はかなり古そうです。
Middle Silurian
Wenlock limestone
Dudley, West Midlands, UK
Calymene blumenbachii(BRONGNIART,1817)
tatsutoy