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ORIENT クオーツクロノグラフ STDAG001B0
レクタンで安いのを…と考えて探してたら見つけた一本。ラグがブリッジ式になっておりパット見はかなり高級感がある。ハッタリを効かせるには丁度いい時計じゃないか。 アワーマーカーやハンドはなかなかいい感じのものが使われていて、ギョーシェ(風)のダイアルもそれっぽい雰囲気が漂う。クロノの各カウンターの配置も私の好きなデザイン。 全体的にシャラシャラして重量感には乏しいが、その分装着性は高い。顔見知りのご年配の方が同じものを愛用していたが、老紳士のカジュアルといったコーディネートにうまく溶け込んでいて素敵に見えた。気兼ねなく使える普段使いの時計なのは確かだと思う。
ミネラル・ガラス 幅34ミリ ORIENT ステンレス・スティール砂布巾
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GRAHAM CHRONOFIGHTER 1695 Ref. 2CXAS
時計史で最初にクロノグラフを完成させた天才時計師「ジョージ・グラハム」の業績を称え、その名を冠したブランド「グラハム」。歴史にオマージュした名前とは裏腹に、作る時計はどれも時代を先走ったかのような奇抜な見た目を特徴にしている。特に「クロノファイターシリーズ」に共通のトリガー式クロノ用プッシャーは強烈な印象を見るものに与える。これは手指の中で最も反応速度に優れる親指でのクロノグラフ操作を可能にする、画期的な機構である。 この「クロノファイター1695」はグラハムの奇抜なラインアップの中で最もクラシカルで大人しいデザインの時計である。スーツに合わせることが許される唯一のクロノファイターだろう。 6時位置にあるインダイアルはスモールセコンドではなく、30分積算計である。クロノグラフ機構を持ちつつも余計な要素を省いたダイアル周りは非常にシンプル。作りの良いコブラ針の分針に似たハンドもどこかしらゴシックな様式美に縁取られ美しい。 ケースバックには全面的にグリニッジ天文台がエングレービングされているが、これがまた惚れ惚れする出来栄え。この細工だけで値段が跳ね上がってるんじゃないだろうか… 実は未だに同モデルの黒ダイアルも欲しいと思っている。白黒並べてみたい…
サファイアクリスタル 42ミリ GRAHAM レザー砂布巾
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ROTARY Canterbury GS05333/21
ベネディクト・カンバーバッチがドラマ「SHERLOCK」で身に付けていたROTARYのクラシカルな3針時計。その意匠を継承したのが「カンタベリー」シリーズだ。 ラ・ショー・ド・フォンで創業したロータリーだが、その本領はロンドンに本拠地を移した後に発揮された。今ではすっかりイギリスの国民時計として親しまれる庶民的なブランドである。そして現在は幸か不幸かCitychampの傘下。 さて、このカンタベリーだが、見た目はぶっちゃけ「ブレゲ」。いや、1メートルも離れたところから見ればブレゲにしか見えないと思う…とまぁ、そんなことは置いておいても、相当高見えする時計であることは確かだ。 まず、ダイアルが秀逸。このお値段でここまできれいに見えるクル・ド・パリを施せるとは…ローマ数字のアワーマーカーやブレゲ針(!)もクラシカルな味が滲み出るニクい作りで、じ~っと凝視しても安っぽさは皆無だ。 ケースやリューズ、プッシャー関係も手抜きなし。かろうじて4万円ちょいの時計であることを教えてくれるのは、1秒1ステップで可愛く動く秒針の存在くらいだろう。ジャケットにチノみたいなラフ目のビジネススタイルでも、カンタベリーを巻いているととても上品に見えるらしい。妙齢の女性からのウケが最高に良いのも特徴だ。 こういう安くて魅力のある時計に出会うと、「時計沼」の深さと広さがよく解って面白いなぁ(〃∇〃)
サファイアクリスタル 40ミリ ROTARY レザー砂布巾
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SEIKO SEIKO5 SNKM90K1(SNKM90KC)
セイコー5のビジネスモデルの中では数少ないラグジュアリー感のある一品。ブレスは例にもれず安っぽい巻板なのだが、何故か身に着けるとそんなことはどうでもよくなる。 ピンクゴールドのベゼルとハンド、アワーマーカーなどが艶かしく超絶セクシー。身に着けるとこんなオッサンの腕からでも、多量のフェロモンが発散されてるような気がする。赤茶色のダイアルも美しいギョーシェ風装飾で、チープな時計なのに見た目はゴージャスだ。 ケースのデザインも何気に良い。ラグも上品だし、少し奢ったレザーストラップに換装してみたい欲求も湧いてくる。 ムーブメントは7S26。「5」全般に言えることだが、手巻きがあればなぁ…
ハードレックス 幅43ミリ SEIKO ステンレス・スティール砂布巾