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EPOS EMOTION NIGHTSKY 3391BL
複雑時計も良心的な価格で提供してくれるエポス。「ナイトスカイ」もポインターデイトのフルカレンダーとムーンフェイズを搭載して20数万円というビックリ価格を実現している。標準装備のレザーストラップが安っぽいのはご愛嬌として、この複雑時計をこの仕上げ具合で作れるというのは大したもの。 ムーンフェイズ搭載の時計は総じてクラシカルな方向へ行くものだが、このナイトスカイは現代的な解釈をデザインに加えて、最新のプラネタリウムを見るような未来感溢れる一本となっている。 ダイアルは複雑な色変化を見せるブルーが鮮烈。現実の宇宙と言うよりは松本零士の描く宇宙のようなファンタジーを感じる。ポインターデイトの先端には三日月。大三角形を描くカレンダーの配置とともにオトナの遊び心を感じる。 エポスのラインアップはどれも他のブランドにはない遊び心が秘められていて、好きになるときは一瞬というような印象的な時計が多い。フルカレンダーとムーンフェイズをセットする手間は相当なものなのでかなりの時計好きにしかお薦めできないが、その神秘的な美しさは折り紙付き。所有する満足度の高い時計であることは間違いない。
サファイアクリスタル 幅41ミリ EPOS ブラックレザー砂布巾
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Panerai Radiomir Black Seal Logo PAM 00380
残念ながら18年1月にディスコンになってしまったが、そこそこ長い年数、ラジオミールのというよりパネライの入門用として人気だった一品。サブマーシブルを手放して数年、「やっぱりパネライがないと淋しい」と思い募って購入。 入門用とは言ってもケースやダイアルの質感は高級機と遜色ないし、ルミノバは光りまくるし手巻きの感触も最高。1930年代のオリジナルラジオミールのデザインを復刻したシンプルな見た目も「オレでもパネライユーザーになれたんや~」と実感させるに充分だ。 特徴的なワイヤーラグも私の大好物。おかげでNATO換装が愉しくてしょうがない。あまり高級腕時計に見えないことで有名なパネライだが、高級感でドヤるよりは崩して日常生活に溶け込ませたほうが本領を発揮するような気がする。 45ミリ幅でかなり大型の時計なのだが、周端に向けて絞った形状のクッションケースは圧迫感を感じさせない。意外と軽量なのも肩コリに悩む私にはポイントが高い。 パネライの中では最安の部類に属する時計だが、私が蒐集した中で3本の指に入る高い満足度を誇る時計だ。手巻きの頑強なムーブメントでもあるし、私が死ぬまで動いていてほしいなぁ~と願っている。
サファイアガラス 幅45ミリ Panerai レザー(ブラック)砂布巾