ラブラドライト
フィンランドのラブラドール石は青のみではなく、赤や黄色,緑など光の全てのスペクトルが現れるために、後に地質研究所長によってスペクトロライトと名付けられました。
ラブラドール石の全てが鮮やかな閃光を見せるわけではなく,それは稀な例です。
フィンランド産のスペクトロライトが顕著な虹色の遊色を示すのは曹長石と灰長石の結晶とが薄層状に重なっていること、さらに結晶が繰り返し双晶で、これらの層の厚さが光の可視周波数の波長とほぼ一致すること、更に結晶にチタン鉄鉱や磁鉄鉱の針状の結晶が含まれていてブラック・オパールのように背景が暗いために、虹色の遊色が際立って見える、と様々な条件が重なっているためです。
このルースは暗い地色に青のみ浮かび上がるものです。
鉱物カボション
(NaAlSi3O8)(CaAl2Si2O8)
フィンランド
ネルママ