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ムーンストーン
バフトップ仕上げのムーンストーンです。 月長石(ムーンストーン)とは日長石(サンストーン)同様、鉱物名ではなく宝石名です。 一般的には月の光のような効果を示す長石族の鉱物の宝石名です。 とりわけアルカリ長石属の鉱物(正長石、氷長石、玻璃長石)が代表的なものでした。 近年では斜長石系の曹灰長石(ラブラドール石))で同様の効果が現れるものがむしろ市場で多くなり、美しさも遜色がない為、こちらも月長石として認知されるようになって来ました。 こちらのビハール産ムーンストーンはラブラドライトと思われます。
鉱物 ルース 0.63ct インドネルママ
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ババグーリ産アゲート⑥
ババグーリの瑪瑙には水の流れる様な縞模様があり乾いた大地に悠久の時を感じたのではないかと思います。 某石のサイトより Babaghuri(ババグーリ)として知られる、インドのラタンプールの村の近くで採れた川流れ瑪瑙は 同名のヨーガンレール氏による服飾雑貨ブランドによって初めに市場に姿を現しました(日本では彼らにより商標登録されておりますので、当店はその名で販売いたしません)。 1927年に出版された、Oliver C Farrington著のAgate Physical Properties And Originによると 当時からアングロインディアンによって、これらの瑪瑙はbabagooree(ババゴリー)と呼ばれていたそうです。 ババゴリーは、ヒンドゥスターニー語のbabaghuri(ババグーリ)に由来し、 ババグーリはゴール朝(11世紀初め〜1215年)の王子の名前で、その地の戦で命を落とした落とした殉教者として知られ、古い歴史書に記載があるそうです。 ラタンプールの鉱夫からは守護聖人として扱われています。 ゴール王朝(ghuri)の父(baba)ということかと。 中東からきてビーズづくりの技術をこの地に伝え、この瑪瑙の貿易を始めた商人の名もババグーリだそうで、こちらが恐らく石の直接の由来です(ヨーガンレール氏の本によると14世紀)。 ですので、同一人物ではないと思います。 氏は、14世紀以前(紀元前27年〜のローマ帝国の時代)もこの地の瑪瑙はあちこちと取引されていたのではとも仰っています。 古い歴史がありそうです。 現地では、大きく厚みがあり、赤や白で色が均一なものが好まれ、装飾品の材料として利用されます。 色の濁ったものを牛糞で焼いたり、太陽にさらして、赤や白にトリートするそうです。
鉱物 インドネルママ
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ババグーリ産アゲート③
ヨーガンレールがババグーリで集めた石たちの展覧会を開催した時に見に行きましたが、とても個性的で魅力的なお石さんばかりで心奪われた思いでした。 その後ミネラルショーで見かける様になり入手しましたが、あの時見た逸品にはなかなかお目にかかれません
鉱物 インドネルママ
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ババグーリ産アゲート②
ヨーガンレールがババグーリ産のアゲートを加工してリングを作り、商品化していた時、どうしても欲しくて金沢まで行った事があります。 こちらのものとよく似た色の白い瑪瑙ですが、リングの穴の部分から風化していない部分が見えてクスミカラーのピンク色でした。 この石もカットしたら思いもよらない色が中から出てくるのではないかと妄想します(切りませんけどね)。
鉱物 インドネルママ
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ムーンストーン
ムーンストーンは見る角度や光加減などによって、オーロラのような彩りが浮かび上がる神秘的な宝石です。ブルーをはじめ、イエロー、ピンク、オレンジ、グリーンなどのシラーを見ることができますが、品質差が結晶によって大きいため、一石だけではレインボームーンストーンを語ることは難しく、是非とも様々なカラーを中心に見比べてみるもの楽しみな宝石です。 またレインボームーンストーンは通称名で、長石グループの中でも、ムーンストーン(正長石)ではなく、ラブラドライト(斜長石)に属します。
鉱物カボション 2.66 インドネルママ
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スターシリマナイト
カイヤナイト・アンダューサイトとは同質異像の関係 スター効果が起こる原因はキャッツアイ(シャトヤンシー)の場合と同じです。 キャッツアイは、針状包有物が一つの方向に伸びて平行配列しているために、光のバンドが一本現れるのですが、スターの場合は、三つの方向に並んで入っている内包物の針状結晶に光があたって星状の三本の光のバンドが現れます。 一般的に、キャッツアイやスターを示す宝石、例えばスターサファイアやクリソベリルキャッツアイ等は、結晶内に微細なルチルインクルージョンが規則的に並ぶことにより、キャッツアイを示しす物がほとんどですが、シリマナイトキャッツアイの場合、長さが0.05~0.5μmという、微細なイルメナイトの針状結晶により、キャッツアイが現れます。
鉱物カボション Al2SiO5 5.70ネルママ
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シリマナイト
組成式はAl2SiO5で、カイヤナイトやアンダリュサイトと全く同じですが、成分が同じなのに結晶構造が違うという同質違像といいます。 地味なお色のものが多いですが、こちらは新緑のような爽やかなグリーンです。
鉱物 ルース Al2SiO5 1.76ネルママ
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レインボークォーツ
インド産 天然レインボークォーツです。 レインボークォーツ、というと水晶にクラックが入ることで 虹色の光が見られるもの(アイリスクォーツ)も同じ名前で呼ばれることがあるのですが、こちらは水晶の結晶構造によって遊色効果のような輝きが見られるとされています。 アナンダライトという名前は、Heaven and Earth社のロバート・シモンズ氏によってつけられたコマーシャルネームです。
鉱物 ルース SiO2 0.14ctネルママ
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オレンジラブラドライト
ムーンストーン(月長石)はシラー効果(Schiller effect)と呼ばれる月の光のような淡い乳白色や冴え冴えとした青い光を発するものです。 この効果は、アルカリ長石がゆっくり冷えてカリ長石分とソーダ長石分とが薄片状に層をなして分離しますが、この層の厚さが可視光の波長の長さ付近の場合に、光の散乱と干渉とによって起きるものです。
鉱物カボション インドネルママ
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レッドシェブロンアメジスト
Red Chevron Amethyst インド産シェブロンアメジストです。 層状の模様がギザギザと山形に見えることから、山を意味する「シェブロン」と呼ばれます。 こちらのお石さんはアメジストをスライスして磨いたもので、表と裏でも表情が違う、成長線がハッキリと見えるタイプです。
鉱物カボション 22000円 SiO2ネルママ