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コパール(ヤングアンバー)
八王子の河原で採集したもの。 メタセコイヤの化石林を観察しながら探していくと川の水で削られた砂岩の中から顔を覗かせています。 黄褐色塊状の樹脂光沢のコパルが朝日に光ります。 琥珀ほど熟成していないので、脆い。 陸成から浅海性の堆積物である凝灰質砂岩より。 更新世前期(220万年前, 2.2 Ma)の生成。この産地でアケボノゾウの化石も発見されています。
鉱物 礫 八王子ネルママ
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トパーズ
和名の黄玉よりも英名のトパーズの方が親しまれています。 黄玉とはいうものの、色調は黄色 に限りません。 無色透明、ピンク、橙、褐色、緑色、ブルーのものもあります。 トパーズはフッ素を主成分として含むアルミノ珪酸塩鉱物で、フッ素が濃集する環境に、蛍石 とともに生成します。 ペグマタイトから分離したトパーズは、透明な円礫と なって河床礫中に含まれることがあります。 表面が磨りガラス状になっているものは、石英と 似た質感を示しますが、石英より3割ほど比重が大きいことで区別できます。
鉱物 礫 Al2SiO(4 F,OH)2 2.7gネルママ
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糸島産ローズクオーツ
糸島産ローズクオーツ 浮岳が産地だそうですが、友人が散歩途中に海まで流れ出た礫を拾い集めていてくれてそれを分けて頂きました。
鉱物 礫 SiO2 福岡県糸島市ネルママ
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ゴビアゲート
どう見てもゴビアゲートだし、そう言われて入手した気がするのですが、何故か袋にはモザンビーク産と記載されています… ゴビアゲートは他の産地の瑪瑙と同じく、火山の溶岩の中の小さな気泡(隙間)にシリカが満たされて生まれます。 瑪瑙が生まれた後に長い年月を経て外側の黒い火山岩が風化して、この小さな瑪瑙のみが砂漠に放り出されます。 その際の瑪瑙には少量の水分が含まれており、それが砂漠の強い日差しや熱により蒸発し、瑪瑙が収縮し、表面が網目や干しブドウのような模様になるそうです。 発色原因は鉄など微妙の遷移金属のイオンによるものだそうです。
鉱物 礫 SiO2 中国 黒山ネルママ
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チューライト
チューライト thulite 桃簾石 灰簾石の変種でマンガンを含みピンクの色合いのものが桃簾石(チューライト)と呼ばれます。 海岸に打ち上げられる礫の中から見つけ出します。 糸魚川にも同じようにピンク色をしている石が産出され、石材として利用されていますが、クリノゾイサイトだという説もあります。
鉱物 礫 鴨川 2023年3月ネルママ