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モスクワ・オプション
1939年に始まった第二次世界大戦において、電撃的にポーランド、フランスを陥落させ、大勝に湧くドイツが次に狙うのは東の大地、ソ連でした。ドイツは東部方面軍を北方軍集団、中央軍集団、南方軍集団に分け、北方軍集団はバルト海の要衝レニングラードを、南方軍集団は資源の宝庫である南方ウクライナ地方を、そして中央軍集団はソ連の首都モスクワを目標に、1941年6月22日、侵攻を開始しました。北方ではレニングラードを陥落させ、中央ではモスクワまでの中継点であるスモレンスクを包囲していたドイツ軍でしたが、ここでヒトラーは何故か中央軍集団のグデーリアン将軍率いる機械化集団を南方に転戦させ、既に派遣されている南方軍集団と合流させウクライナ地方の攻略に主力を注いだのでした。これにより中央軍集団の進撃は停止し、予定していたモスクワ進撃は1ヵ月以上も遅れたのです。一説には資源地帯であるウクライナ地方を占領しないと今後の戦争維持に支障をきたすからともいわれていますが、真実はわかりません。 「モスクワオプション」は、ヒトラーが中央軍集団の機械化部隊に対し集中して補給を行い、150マイル先のソビエトの首都モスクワに対して進撃をそのまま行わせていたら?という起こる可能性が十分にあったifを基にした8月上旬のスモレンスク~モスクワ間の戦闘を再現したゲームです。 東部戦線を知っているものなら誰もが一度は考える、”もし中央軍集団がそのままモスクワを目指していたら”という妄想を確かめられるゲームです。 あのまま中央軍集団がグデーリアン将軍と共にモスクワ目指して進撃していれば、北の大地が凍結する前にモスクワは陥落し、ソ連は降伏して歴史は変わっていたのではないかという見解と、実際はあのまま進撃しても速度に勝る機械化集団への補給が追い付かず、また、後回しにした南方の占領が、ソ連に十分な防御準備期間を与える結果になって陥落せず、史実通りドイツは敗戦するという見解があります。まあ、歴史は事実が歴史にになるわけで、もし、を言ってもしょうがいないのですが、可能性を探る実験としは面白いですね。 #タイフーン作戦 #グデーリアン #モスクワ
1本 無し 作戦級 1Turn=1日 1へクス=14.4㎞ 1Unit=師団~旅団ちょこ大佐
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ゲティスバーグの戦い Lee's Greatest Gamble
ゲティスバーグの戦いは、アメリカ合衆国軍とアメリカ連合国が双方総力を結集した南北戦争史上最大の決戦である。この戦いが南北戦争での事実上の決戦となり、この戦い以後合衆国軍が有利になった転換点でもある。 ゲティスバーグでの戦いは、両軍決して計画して戦ったわけではない。確かに当時ゲティスバーグは交通の要所であり、ここを抑えた側が補給や輸送において有利に立つことは間違いなかったが、両軍ともそれを知っていたがゆえ、ここに進軍することはすなわち両軍奪い合いの大規模な決戦に発展するということだったからであり、アンタッチャブルの地域であった。 きっかけは両軍の小競り合いだった。1863年6月3日に小部隊同士の戦闘が発生した。これを聞いた南軍リー将軍はただちに町の北西の尾根に騎兵を配置した。リー将軍の意図は、戦闘を仕掛けることではなく、偵察目的の派兵だったと言われている。が、これを知った北軍もまた部隊を派遣し、遂に7月1日、両軍が激突し、その後も周辺に待機していた両軍が次々と派遣され続け、遂には3日間にわたって両軍合わせて16万もの部隊が集結し、南北戦争最大の会戦となるのである。 「ゲティスバーグ リー最大の賭け」は、1863年に南軍リー将軍率いる北部ヴァージニア軍と北軍ミード将軍率いるポトマック軍がゲティスバーグにおいて戦った南北戦争最大の会戦を再現したものです。不利を承知で仕掛けたリー将軍がもし勝利していたら、という可能性をさぐるシミュレーションになっています。 #ゲティスバーグの戦い #リー将軍 #南北戦争
4本 無し 作戦級 1Turn=1.5時間 1へクス=322m 1Unit=旅団ちょこ大佐