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BELTER mining the Asteroids, 2076
『ベルタ―』は、アステロイドベルトの小惑星で鉱石を採掘するアストロノーツらの人生をシミュレートするゲームです。当時のGDWの社風を反映して、プレイアビリティではなく、シミュレート性を重視したそのシステムは細部にわたり、鉱石の発見から採掘できる資源の種類、鉱脈の数、鉱脈で産出される資源の純度、精錬度までパラメータ化されており、武骨なまでに採掘者の再現性にこだわっています。また、採掘が終わるとそれを宇宙船でマーケットに運ぶのですが、宇宙船には探査船と運搬船があり、搭載能力の設定もあります。また、宇宙船にはメンテナンスルールも設定されており、定期的にメンテナンスしないと故障し、故障したら修理をしなければなりません。更に、採掘者を管理、宿舎には生命維持能力があり、維持するためにはコストもかかりますし、当然従業員には給料を支払わねばなりません。売却した鉱石にも相場が設定されており、相場が下がれば当然売却利益も下がります。どこもかしこも、SFの設定の皮を被った立派な経営マネジメントゲームです。 バランスは当時のはやりのこんなにハードでいいのかというぐらいきつい設定で、ビジネスの厳しさを味わうにはとても適したゲームバランスとなっています。万人向けとは言い難いですが、逆境に耐えてルーチンワークを黙々とこなすのが好きな方にはいちおしのお気に入りのゲームです。 #宇宙採掘 #アステロイド
ルール(12P) ユニット240個 22×28インチマップ1枚 プレイヤーエイドシート2枚 6面体ダイス1個 1本 無し 戦術級ちょこ大佐
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La Bataille D' Orthez
(執筆中) #ナポレオニック #ナポレオン戦争 #第六次対仏大同盟
? ? 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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ALEXANDER The GREAT
アレキサンダー大王は英語圏での呼び名であり、ヘラクレスとアキレウスを祖に持つと言われている。ちなみに、ギリシャ圏ではアレクサンドロス大王と呼ばれ、アラビア圏、ペルシャ圏ではイスカンダルと呼ばれる。古代ギリシャのマケドニア王国の君主であり、スパルタを除く全ギリシャのポリスが加盟していたコリントス同盟の盟主でもあり、エジプトのファラオも兼任していた古代の偉大なる盟主である。 アレキサンダー大王は10年に渡る東方大遠征をおこない、東方の大帝国であったペルシャ帝国を征服、インドまで及ぶ広大な領土を支配した。その後、アラビアまで侵攻の手を伸ばそうとしたが望みは果たせず、バビロンで病気のため32歳の若さで亡くなった。彼の指揮した作戦は当時としては画期的な物であり、戦争の天才の名をほしいままにしていた。「ガウガメラの戦い」は、大王の東方大遠征での戦いのひとつで、紀元前331年10月1日、ダレイオス3世率いるペルシャ軍をで破った戦いである。この戦いで潰走したダレイオス3世は後に内紛により暗殺され、ペルシャ帝国崩壊が決定的となったのである。 『アレキサンダーザグレート』は、アレキサンダー大王率いるマケドニア軍の東方大遠征の中の戦いのひとつ、現在のイラクにあたる地方で行われた「ガウガメラの戦い」をシミュレートしたゲームです。ペルシャ国王ダレイオス3世率いる25万の大軍のペルシャ軍に対し、5万弱のマケドニア軍は、兵士の質とアレキサンダー大王の指揮により、5倍の兵力差を跳ね返して勝利しました。ゲームは簡単なルールと100個弱のユニットでプレイアブルに仕上がっており、豪快な古代の戦いを楽しむことができます。 #アレキサンダー #ガウガメラの戦い #古代戦
ルール(24P) ユニット92個 55×35㎝マップ2枚 戦闘結果表1枚 6面体ダイス1個 2本(基本ゲーム、上級ゲーム) 無し 作戦級ちょこ大佐
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The SIEGE of JERUSALEM
西暦70年、ティトウス率いるローマ帝国軍は、ユダヤ人が立て籠る城塞都市エルサレムに攻撃を開始した。エルサレム攻囲戦の始まりである。この戦いは4年に渡ったローマ帝国とユダヤ人の戦いであるユダヤ戦争の最終決戦でもあった。 ローマ軍はエルサレム市街を包囲したのち、非常な作戦を敢行した。エルサレムに巡礼に来た者は市内に入ることを許し、市から出る者は許さず、兵糧攻めでユダヤ人が弱体化するのを待ったのである。そのため、エルサレム市内の人口は増え続け、食糧不足が深刻になっていった。ユダヤ人が十分に弱体化したのち、ローマ軍は破城槌を使用して市の周りに張り巡らされていた第三城壁を突破し、第二城壁も突破、神殿の丘の北にあるアントニウス要塞への攻撃を開始した。要塞への攻撃は何度も試みられ、ユダヤ人の反撃により多数の犠牲を払いながら、ローマ軍は遂に要塞を陥落させた。要塞内に立て籠っていたユダヤ人たちは神殿に逃げ込んだ。アントニウス要塞を占領したローマ軍は、ユダヤ人残党が籠る神殿も陥落させるために、眼下にそびえる神殿に向かってたいまつを投げつけた。たいまつは神殿の城壁に燃え移り、大火災を引き起こし、神殿は崩壊、陥落した。66年から4年に渡ったユダヤ戦争はここに終結したのである。 ちなみに、この時に燃え残った神殿の壁の一部が、現代もユダヤ教の聖地である、エルサレムの嘆きの壁である。 『ザサージオブエルサレム』は、西暦70年に起こったエルサレム攻囲戦をシミュレートしたゲームです。プレイヤーのひとりはローマ帝国軍を率いる司令官になり、当時鉄壁を誇ったエルサレムの城塞を落とすべく奮闘します。プレイヤーのひとりはユダヤ人指揮官となり、堅牢な城壁を頼りにローマの大軍を相手に防御戦を展開します。このゲームにより、古代戦ならではのダイナミックな攻城戦をプレイすることができます。 #エルサレム攻囲戦 #嘆きの壁
ルール(16P) 1/2ユニット520個 5/6ユニット176個 34×48インチマップ1枚 シナリオシート1枚 CRTシート1枚 6面体ダイス2個 2本(入門用、キャンペーン) 無し 作戦級ちょこ大佐
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CAESAR
紀元前52年8月、ローマ帝国のガリア総督シーザーは、ローマ軍を率いてガリアに遠征し、ヴェルキンゲトリクス率いるガリア連合軍と戦った。アレシアの戦いである。 当時アレシアは2本の川に挟まれた丘の上にあり、天然の要塞となっていた。これを見たシーザー率いるローマ遠征軍は、このまま攻城戦を行うと多大なる犠牲が出ると判断し、アレシア全体を包むように高さ4mの土塁を周囲18㎞に渡って構築し、包囲戦、兵糧攻めを行った。僅か3週間で18㎞もの土塁を築けたのは、当時世界最高の土木・建築技術を持っていたローマのなせる業であった。包囲が完成した後、アレシアを包囲しているローマ軍の更に外側より、25万もの大軍のガリアの救援軍が到着し、4万にも満たないローマ軍との史上最大の二重包囲による戦いが行われた。苦戦したローマ軍であったが、兵の装備で上回るローマ軍と卓越したシーザーの指揮により、ガリアの大軍に打ち勝ち、ヴェルキンゲトリクスはローマ軍に降伏したのである。 この戦いの結果、シーザーのガリア遠征は終結し、ガリアは実質ローマの属州になったのである。 『シーザー エピックバトルオブアレシア』は、アヴァロンヒルクラッシックのひとつで、シーザーのガリア遠征のうち、アレシア包囲戦をシミュレートしたゲームです。クラッシックなので簡単なルールですが、特徴的なルールとしてガリア軍の番外移動ルールがあり、10か所ある番外エリアからガリア救援軍が登場することになります。ガリア軍は隣接する番外エリアから番外エリアに移動することができ、ローマ側はどの番外エリアにどんなガリア戦力がいるかわかりません。これにより、どの方向からガリア救援軍が登場するかわからず、ガリア軍によっては奇襲をどこから仕掛けるか腕の見せ所であり、ローマ軍にとってはどのように対応するか指揮の見せ所になります。 古代戦ならではのダイナミックな二重包囲戦が味わえるアヴァロンクラッシックの名作です。 #カエサル #シーザー #アレシアの戦い
1本 無し 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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Time War
「タイムウォー」は、各プレイヤーがそれぞれタイムマシンを使用して過去にエージェントを送り込み、自分の都合のいいように過去を変えて得点を競い合うSFタイムトリップゲームです。当時のヤキントはこのようなB級テイスト溢れるSF、ファンタジーものを沢山発売していました。しかも当時はヒストリカルゲーム全盛だったのでSPIやAHが人気で、ちょっと外れたヤキント物は人気が無く、結構ワゴンで安売りされていました。ちょっと変わったゲームが好きだった私は各店を回ってそのようなゲームを買い漁ったもんです。今にして思えばもっと買っておけばよかった。 ゲームはマップの中心にいけばいくほど過去となり、スタート地点に近い外周は現代に近くなっています。歴史を変えたい時代に自分のエージェントを送り込み、各円に置かれた矢印を動かすことによって歴史が変わり、得点となります。また、ある時代の矢印が動かされると、それ以降の同心円の外側に置かれている矢印も連動して動き、その時代の歴史も改変されます。現代に近い時代の円の矢印を操作するのは簡単ですが、昔の時代(同心円の中心方向)にいけばいくほど、その時代で歴史を改変するとその外側の歴史(矢印の方向)も影響されて動き、過去を少し変えるだけで時代が進むほどその影響が大きくなり、歴史は大きく変わっていくというタイムトラベル物の雰囲気をよく出しています。面白いゲームです。 #タイムウォー #ヤキント #タイムトラベルゲーム
4本 無し 戦術級タイムトラベル 1Turn=1ヵ月 1へクス=1時代 1Unit=1人~1チームちょこ大佐
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the Russian Campaign(独ソ戦)
「ドイツ国防軍は対英戦終了を待たず、ソ連邦を電撃作戦により蹂躙せんがための準備を進めよ。」1940年12月18日、ドイツ国総統アドルフ・ヒトラーは”総統指令第21号”を発令した。暗号名はドイツ救国の伝説的英雄、神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒⅠ世のあだ名を取って”バルバロッサ作戦”と命名された。 「ロシアンキャンペーン」は、東部戦線の1940年~45年をキャンペーンレベルでシミュレートするゲームです。1976年のチャールズロバーツ賞を受賞しており、間違いなく東部戦線ゲームでの頂点でありました。AHクラッシックらしく、全然史実通りの展開にはなりませんが。が、「ロシアンフロント」が発売されてからは、その頂点の座を譲ったとまでは言いませんが、東部戦線二大巨頭となりました。この2つのゲームさえプレイしていれば独ソ戦はおなかいっぱいですね。 #独ソ戦 #ロシアンキャンペーン
7本 無し 作戦級 1Turn=2ヵ月 1へクス=? 1Unit=軍団~軍集団ちょこ大佐
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STALINGRAD(スターリングラード攻防戦)
「スターリングラード」は、第二次世界大戦の東部戦線独ソ戦において、ソビエト連邦領内ヴォルガ河西岸に広がる工業都市であるスターリングラードを巡り戦われた枢軸軍とソビエト赤軍の戦いを再現するゲームです。元々ドイツのブラウ作戦の副次的目標のひとつに過ぎなかった都市でしたが、戦略上の要衝地だったことに加えて、時のソビエト最高指導者スターリンの名を冠した都市でもあったことから、両軍本気の熾烈な戦闘となり、史上最大の市街戦に発展しました。が、このゲームは軍団単位のユニットスケールであり、マップ上でもスターリングラードは1へクスなので市街戦は再現していません。そちらを体験したい場合はエリア方式の「ターニングポイント スターリングラード」などお勧めすます。 ゲーム自体の発売は古く、いわゆるAHクラッシックと呼ばれています。AHクラッシックは競技性を重視したものが多く、ヒストリカルな部分は各ユニットの部隊名と相対的な戦力ぐらいなので(いや、それさえも多少調整入っている気がする)、対戦は白熱しますが展開はまずヒストリカルにはなりません。それをよしとするか否とするかは好みの問題ですが。 #スターリングラード #ブラウ作戦
1本 AHクラッシック 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=軍団ちょこ大佐
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VICTORY IN THE PACIFIC(太平洋の覇者)
「太平洋の覇者」は開戦から1944年末までの太平洋での艦隊同士の戦いを戦略規模で再現したゲームです。 先に1975年にJedko Gamesから「War at Sea(英独大西洋の戦い)」というゲームが発売され、人気を博したのでアバロンヒルが権利を買い取り翌年メジャー発売し、さらに人気がでたので同じシステムで太平洋版として作られたのがこのゲームです。 そのシステムはへクス方式ではなく当時としては珍しいエリア方式で、極限まで抽象化した簡単なルール、つまり戦闘結果にCRT(コンバットリザルトテーブル)を使用せずに、いわゆる6出ろシステム(ダイスを振って6が出れば1発命中)であるにもかかわらず、制海権を取る難しさ、駆け引きの妙を実現しつつ、更に戦略級でありながら重巡以上の艦船が1隻1ユニットになっており、大和の主砲が火を吹いて敵戦艦撃沈、というシチュエーションも楽しめるという、キャラクターゲーム性もある非常に素晴らしいゲームとなっています。私も大のお気に入りです。ちなみに、ウォーゲーム界の芥川賞、1977年のチャールズロバーツ賞を受賞しています。 #ビクトリーインザパシフィック #太平洋の覇者
1本 無し 戦略級太平洋戦争キャンペーン 1Turn=半年 1へクス=? 1Unit=1艦ちょこ大佐
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ラインへの道(Road to the Rhine)
1944年9月1日、ファレーズ包囲戦の激戦に敗れたドイツ軍は混乱しながらフランスから撤退しつつあった。南フランスではアメリカフランス連合軍が上陸し、ドイツ第19軍の残存兵を北へ駆逐していた。この勢いを維持するだけで戦争はクリスマスまでに終わるはずだった。 「ラインへの道」は、1944年9月から45年4月までの西側連合軍によるドイツ西部戦線に対する進撃をシミュレートするゲームです。ゲームは連合軍が予想以上の進撃速度のため急速に悪化する補給問題に直面しながらも、なおも前進のペースを維持しようとするところから始まります。 #ラインへの道 #ロードトゥザライン #マーケットガーデン作戦 #バルジの戦い
5本 無し 作戦級 1Turn=1週間 1へクス=11.2㎞ 1Unit=大隊~師団ちょこ大佐
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The Battle of the Bulge バルジの戦い(1981)
1944年夏、アドルフ・ヒトラーは、東部戦線ではソ連軍がポーランドを開放し、プロイセンの国境に迫り、西部戦線では連合軍がノルマンディーから上陸し、ベルギーからドイツ国境に向けて進撃しているという状況に恐怖していた。ヒトラーが一番恐れていた連合軍による両面攻撃である。そのためヒトラーは、起死回生を狙った大反撃を計画、突破口はベルギーとルクセンブルグにまたがるアルデンヌ地域に決定、アルデンヌは深い森に覆われ切り立った谷と岩だらけの峡谷が入り組んだ険しい地形を持つ。連合軍の防御も手薄であろうこの地域を突破し、ミューズ川の対岸からアントワープを攻撃する。いわゆる”バルジ作戦”である。連合軍の重要な補給基地であるアントワープを占領することにより西部戦線の連合軍を崩壊させ、和平に持ち込み、対ソ連軍の東部戦線に集中するのがヒトラー最後の賭けであった。 「バルジの戦い」は、65年に発売された同ゲームを、最新の史実研究により判明した両軍の戦力構成をより史実に近く再現できるようにデベロップしなおしたゲームです。 #バルジの戦い #アルデンヌの森
2本 無し 作戦級 1Turn=12時間 1へクス= 3.2㎞ 1Unit=大隊~旅団ちょこ大佐
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英国本土決戦(Their Finest Hour)
熾烈なる英国航空決戦、そして幻の英本土上陸”あしか”作戦発動へ。 1940年春のフランス崩壊の後、対独戦に参加する国はイギリスただ一国だった。大陸での勝利を勝ち取ったドイツは、大いなる勝利となるべく次の作戦のための編制と準備に急遽取り組み始めた。すなわち、イギリス侵攻、そしてイギリス征服へと。イギリス陸軍はフランス脱出時に装備の面で甚大な損害を被っていたため再建のスピードは遅く、本土防衛の重責は海軍とそしてとりわけ空軍の双肩にかかっていた。ドイツ軍が制空権を握ってしまうとその陸軍は海峡を押し渡り得意の電撃戦に持ち込むことになるからである。そうなればロンドン陥落の日も遠からずやってくる。そして8月、鷲の日。無敵のドイツ航空艦隊がフランス、ノルウェーの飛行場を発進した。「英国本土決戦」は、イギリスの命運を賭けた英本土航空決戦とそれに続く、実際は行われなかった英本土上陸作戦を実現するゲームです。 #英国本土決戦 #あしか作戦 #オペレーションシーライオン #ゼーレーヴェ作戦
1本 GDWヨーロッパシリーズ5 作戦級 1Turn=半月 1へクス=25.7㎞ 1Unit=大隊~師団ちょこ大佐
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NARVIK(ナルビク強襲)
1940年4月9日、春の訪れとともに西部戦線の静寂にも終焉が訪れた。ドイツ軍が突如ノルウェー、デンマークに対して侵攻を開始したのである。デンマークは即日降伏したがノルウェーは微弱ながら果敢な抵抗を続け、ここにドイツ軍と英仏連合軍はノルウェーにおいて本格的な戦闘状態に突入したのである。圧倒的な制海権を持つ連合軍であったが空陸で遥かに優秀なドイツ軍には敵わなかった。唯一ナルビクで英海軍が活躍し、精鋭イギリス軍がナルビクを奪還した以外、連合軍はノルウェーに上陸したものの各地で苦戦をしいられていた。そして、ドイツ軍フランス侵攻により6月8日、ナルビクから最後の部隊が撤退し、遂にノルウェーはドイツ軍の手に墜ちた。 「ナルビク強襲」は、GDWのヨーロッパシリーズの4作目にあたりますが、日本では一番最初に発売されました。このゲームは、ドイツ軍のノルウェー侵攻をシミュレートするゲームです。この作戦は、近代戦の3大要素である陸、海、空が初めて総合的に運用されたもので、その点で大きな意義を持った戦いです。 GDWのヨーロッパシリーズは、ヨーロッパ戦線を師団規模で全て再現するという、プレイ時間を無視したそのビッグゲームっぷりの壮大な構想に誰もが憧れて購入しました。憧れすぎて誰もプレイしません。いや、その巨大さにプレイできなかったのです。プレイを阻むものは、膨大な数のユニット数だったり、フルマップを何十枚も繋げるスタイルだったりしますが、それでも各ゲームの戦闘序列を見るだけでも歴史的価値がありました。そしてみないつか繋げてプレイしたいと夢見ながら眺めるだけゲームとなったのです。 いやほんと、資料的価値はすごいんです。 #ナルビク強襲 #ヴェーザー演習作戦 #陸海空、
1本 GDWヨーロッパシリーズ4 作戦級 1Turn=4日 1へクス=25.7㎞ 1Unit=小隊~師団ちょこ大佐
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フランス崩壊( The Fall of France)
画期的装甲戦術でフランスを席巻、それは世界中を驚愕させた。 急降下爆撃機が襲来し、戦車が突破し、自動車化歩兵が追従する電撃戦。それは第二次世界大戦欧州戦線の立役者であり、それまでの固定的な塹壕戦の概念を根底から覆した画期的な用兵思想だった。それは1939年9月のポーランド戦で初めて世界の目に触れることとなったが、その真価が認められるまでには至らなかった。頭の固い連合国将軍たちは旧来の方法で十分対抗できると考えていたのである。しかし彼らはその誤りを間もなく思い知らされることになる。ポーランド戦の勝利に気をよくしたヒトラーが、第一次世界大戦時に4年かかっても屈服させることができなかったフランスに対し、その鉄の牙を研ぎ始めていたからである。装甲部隊というあまりにも鋭すぎる牙を。 「フランス崩壊」はこのドイツによるフランス侵攻作戦を戦略/作戦級ゲームとしてシミュレートします。システムはヨーロッパシリーズの標準ルールで第二次世界大戦陸上戦闘の真骨頂ともいえる空陸一体化作戦行動を忠実に再現。フランス陸軍を一撃のもとにたたき伏せてしまった機甲部隊の威力を表す装甲効果、機動フェイズ、ヨーロッパシリーズならではの詳細な空軍ルール、空挺作戦、海上輸送、イタリア・スイスの参戦の可能性等々、バラエティに富んだプレイとダイナミックな電撃戦のだいご味を余すところなく味あわせてくれます。 #フランス崩壊 #黄色作戦 #赤色作戦 #電撃戦
2本 GDWヨーロッパシリーズ8 作戦級 1Turn=半月 1へクス=25.7㎞ 1Unit=大隊~師団ちょこ大佐
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The Battle of the Bulge(バトルオブザバルジ/バルジの戦い)
1944年10月、ドイツは既に劣勢に立たされていたのは明白だったが、連合軍のマーケットガーデン作戦の失敗、ソ連軍の東部戦線での停滞により戦線は一時小康状態であった。機は今とばかり、ヒトラーは一つの作戦を立案した。その作戦とは虎の子の最新戦車ティーガーⅡをも投入し戦線を拡大、連合軍の重要拠点であるアントワープへ進撃、オランダ方面に展開するイギリス軍を追い詰め、有利な状況にて連合軍に講和を持ち掛け、東部戦線での対ソ連軍に全力を注げる状況を作り出すことだった。いわゆるバルジ(膨張)作戦である。このゲームはそんなヒトラー最後の賭けであるアルデンヌでの攻勢をテーマにしている。そんな有名な作戦であるため、星の数ほどのバルジ作戦のゲームが発売されているが、このゲームはその中でも50年以上前、シミュレーションゲーム黎明期の超初期にアバロンヒル社から発売されたものであり、他のバルジゲームと区別するため「NUTS(ナッツ)のバルジ」と呼ばれている(私だけか?)。輸入元もホビージャパンじゃなく木屋通商だし。余談だが私が学生時代最初に購入したゲームでもある。当時は何もわからずユニットをうろうろ動かして喜んでいた記憶がある。今見るとシステムは移動戦闘を繰り返すのみで強ZOC(ゾック。ゾーンオブコントロールの略で隣接する敵に影響する支配範囲)のマストアタック、そして勝利条件は期限までにドイツ軍20個旅団以上がミューズ川を渡河するか連合軍全滅かという、非常に豪快なものである。温故知新。初心忘れるべからず。 #バルジの戦い #アバロンヒル
1 ? 作戦級 1Turn=12時間 1Unit=連隊~旅団ちょこ大佐