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フラックス
『フラックス』は、2~6人で遊べるカードゲームです。ルールというルールはほぼ無く、唯一決まっているのは自分の番が来たらカードを1枚引き、カードを1枚プレイするだけです。それ以外は全てカードに書かれているルールに従ってプレイします。勝利条件さえ最初に決まっておらず、ゴールカードがプレイされて初めてどうしたら勝てるかが判明します。また、ルールもルールカードがプレイされると基本ルールに追加、変更、修正がされ、引けるカード枚数もプレイする枚数も変わっていきます。プレイカードも効果が強烈なカードが多く、無茶苦茶なゲーム展開になり(それが楽しめるかどうかでこのゲームの好き嫌いが分かれます)、ワイワイガヤガヤプレイするタイプのゲームです。また、ゴールカードも新たなゴールカードがプレイされると上書きされる為、ゲームの収束性が悪く、いつまでたってもゲームが終わらない場合が結構あります。 #カードゲーム
ルールシート1枚 カード84枚 無し 無し カードゲームちょこ大佐
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the high crusade
「ザハイクルセード(天翔ける十字軍)」は、ヒューゴー賞・ネビュラ賞を何度も受賞している60年代アメリカSFの大家ポール・アンダーソンのスぺオペ小説”ザハイクルセード”を原作にしたシミュレーションゲームです。14世紀の地球に攻めてきた宇宙人、これを十字軍が撃退し、宇宙船を鹵獲してそのまま宇宙に飛び出して大暴れするという、まさにB級SFの王道を行く痛快なゲームに仕上がっています。このテーマのゲームを作らせたらSPIはピカイチですね。アンダーソンの作品と言えばヒューゴー賞を受賞した「長い旅路」や「タイム・パトロール」シリーズの方が日本では有名かも知れませんね。是非ともプレイ前に原作を読んでほしいのですが、どちらにせよ、50年以上前の作品ですので古本屋やブックオフで昔の早川SF文庫を漁ってみて下さい。 #天翔ける十字軍 #ポールアンダーソン
2本 無し 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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STAR TRADER
「スタートレーダー」は、SFの皮をかぶっていますが正統派のビジネスゲームです。というか、かなり本格的な、商業貿易をするにあたって、実際に起こるであろう現象を網羅したかなり本格的な貿易のシミュレーションに仕上がっています。システムの基本は、供給過多で安い商品の星から需要が高くて高価で販売できる星へと物資を運ぶのですが、輸送コストもかかるし、倉庫代もかかります。しかし、販売価格は固定ではなく、商売のために輸送した物資の分も加味して需要が満たされた分商品価格は比例して下降します。また、現実の商社のように、世間の評判もあり、大きな取引をすると名声が得られ、後の商売が有利になるシステムもあります。また、正規の取引だけでなく、いわるゆコネ、ビジネスコネクション、政治コネクション、非合法コネクションまであり、ハイリスクハイリターンの非合法商売も可能になっています。まさに現実の貿易を再現するこのゲーム、マップがまた、これがシミュレーションゲームのマップか、というほど独創的でまるで株価チャートのようですが、これがまた無駄なものが一切なく、機能美にあふれているのです。マニア集団SPIの面目躍如といったゲームです。 #スタートレーダー #貿易 #SPI
7本 RPG「ユニバース」のモジュール SF貿易ゲーム 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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Harry Harrison's the return of the Stainless Steel Rat(ステンレス・スチール・ラットの帰還)
「ステンレススチールラットの帰還」は、ハリーハリソンのスペースオペラ「ステンレススチールラット」シリーズをモチーフとし、鬼才コスティキャンがその雰囲気を存分に活かしたパラグラフ形式を載せたソリティアゲームです(一応2人でもプレイ可)。原作の小説もまた良くて今までのスペースオペラとは少し違い、ハードボイルドと言うかダンディと言うか、アニメで言う「コブラ」や「ルパン三世」の雰囲気に近いネオスペースオペラです。SSRの小説は日本ではサンリオ文庫から発売されており、今でも古本屋では人気のシリーズとなっています。 搭載システムのパラグラフ形式というのは、昔はやったゲームブックのように、プレイヤーの行動や戦闘の結果次第でストーリーがどんどん変わって進行していくというタイプのゲームです。同誌「パンドラ号」のシステムと同じで、それを更に原作付きで発展させたという感じですが、いくぶん実験的すぎるシステムでちょっと盛り込みすぎた感はあります。が、それを気にさせないのが、これ。見てください、この斬新なマップ。初めて見た時には衝撃が走りました。自由な発想から作られた独創的な、芸術的と言えるほどのデザイン。ゲームって、こんなに自由なんだと感激しました。今でも大好きなゲームです。このゲームを知ってから、今までヒストリカル一筋だったのがSFというジャンルにも興味が湧き、そしてAres全制覇を目指しました。Aresのゲームは実験的なものも多いですが、独創的で魅力的なゲームばかりです。 #ハリーハリソン #ステンレススチールラット
1本(パラグラフ形式) 無し 戦闘級パラグラフ形式 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=1人ちょこ大佐
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Stellar Conquest(ステラー・コンクエスト)
「ステラ―コンクエスト」は、4人のプレイヤーがそれぞれ銀河で星系探索と経済拡大をし、他のプレイヤーに先んじて一大銀河帝国を築くのを目指すゲームです。オリジナルはメタゲーミング社から発売されており、評判が良かったためアバロンヒルが買い取りデベロップしてボックスゲームとして再販されました。ゲームマップの銀河には、表面温度ごとに色分けされた恒星が散在しており、各プレイヤーはマップの四隅から進出してこれらの恒星を探索、植民可能な惑星があるか、資源は肥沃かを調査し、有望な恒星に植民として人民を送り込み、生産して経済を発展させます。勿論軍事行動もあり、宇宙戦闘艦や衛星砲も生産できますが、自分の探索生産に精一杯でとても他星に攻め入る余裕はありません。戦闘が発生するのは銀河が開発済の恒星で満たされ、これ以上拡大が難しくなる終盤のみという展開が多いです。当時としては珍しいSFで、広い銀河の探索、移住、開発、発展という心躍る展開を楽しめるゲームであり、拡大再生産システムのジャンルの古典的名作と言えるでしょう。 #ステラ―コンクエスト #拡大再生産 #メタゲーミング #宇宙開発
1本 無し 戦略級宇宙開拓 1Turn=? 1エリア=? 1Unit=?ちょこ大佐
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タイタンの掟(AH版)
「タイタン」は2人から6人まででプレイできるファンタジーマルチプレイヤーゲームです。各プレイヤーは、モンスターで構成された自分の軍団を持ち、各地形を回り、軍団を強化し、他のプレイヤーの軍団と戦闘して勝利を目指します。いやもう、ほんとに好きなゲームで何度もプレイしました。何と言っても、拡大再生産システムと言うか、モンスターには進化樹があり、ガーゴイル2匹でジャングルに行けばサイクロプスを召喚でき、ライオン2匹で山に行けばミノタウロスを召喚できるなど、特定のモンスターを持って特定の地域に入れば上位のモンスターを召喚できて軍団に加えられるというシステムが非常に面白く、また、サイコロ移動のため狙った地域になかなか入れず、うまく入れてお目当ての上位モンスターを入手できた時の喜びと言ったらもう…。これだけでひとつのゲームとして成立します。また、進化樹にも複数進化先があって、ガーゴイル系は体力最高知能最低のサーペントまでしか進化できず、同じライオンからスタートしても王道は10-4のコロッサスだけど沼地方面に行ってしまうと10-3の進化の行き止りと言われたヒュドラまでしか成れないとか。そして軍団同士が激突したら、移動するマスターボード上から各地形の戦闘ボードに移り、戦術レベルの戦闘を行います。この個別戦闘も豪快で、そのモンスターの体力分だけサイコロを振り(最大はサーペントの体力18!)、相手との知能差で出目いくつ以上で命中数を決めるというもの。さらにどちらかの軍団が全滅するか、戦闘7ターンが終了するまで続きます。さらにさらに、ゲーム自体の勝利条件は、他のプレイヤーが全滅するまでという、何という潔いルールでしょう。実は、最後までちゃんとプレイすると10時間以上かかるのはざらで、大体は自分の軍団がある程度成長したら皆満足して終了するという、非常に円満な終わり方をするパターンが多かったゲームです。 #タイタンの掟
1 ? 決闘級マルチ 1Turn=? 1へクス=1地形 1Unit=1匹ちょこ大佐