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CASE YELLOW, 1940
ドイツ陸軍では、作戦名に色をつける伝統がある。 フランス本土侵攻作戦の赤作戦(ケースレッド)、ポーランド侵攻作戦の白作戦(ケースホワイト)、ロシア南部への夏季攻勢作戦の青作戦(ケースブルー)、そしてベルキー・オランダ・ルクセンブルグ・フランス北方への侵攻作戦、黄作戦(ケースイエロー)である。ドイツ名はファル・ゲルプ。 1940年5月10日、ドイツはベルキー・オランダ・ルクセンブルグからなる、いわゆるベネルクス三国に侵攻、これに対しフランス・イギリス連合軍はマジノ要塞を挟んでドイツ軍と対峙したが、ドイツ軍は防御が手薄のアルデンヌの森から装甲軍団を突破させ、フランス軍戦線を崩壊させた。イギリス軍はドーバー海峡まで押し込まれ、ダンケルクで孤立することになる。一方フランス国内ではドイツ軍がパリに無血入城し、6月14日、パリは陥落した。僅か1か月余りでフランスという大国がヨーロッパから消えたのだ。第一次世界大戦で失敗したドイツ軍が学習し、今まで考えられなかった新たな戦術、航空戦力と集中登用された装甲部隊が一体となって進撃する電撃戦を世界は知ることとなる。 『ケースイエロー、1940』は、1940年5月10日から6月中旬にかけてのドイツ軍のベネルクス三国への侵攻及びフランス北部への侵攻、それに続くフランス崩壊を、シンプルなルールでシミュレートしたゲームです。プレイヤーのひとりはドイツ軍を担当し、もうひとりは連合軍としてベルギー、イギリス、オランダ、フランス軍を担当します。ユニットの行動にはアクションチット方式を採用し、圧倒的な火力と速度で進撃するドイツ軍を再現しています。シナリオは、入門用の1ターンしなりをを含む4つが用意されています。 #黄作戦 #ファル・ゲルプ
ルールブック(?P) シナリオブック(?P) ユニット?個 22×34インチ両面ソフトマップ1枚 プレイヤーエイドシート1枚 6面体ダイス2個 4本 無し 作戦級ちょこ大佐
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Crescendo of Doom(電撃ドイツ戦車隊)
『電撃ドイツ戦車隊』は、『スコードリーダー』の2番目のエキスパンションです。このセットを追加することにより、イギリス軍、フランス軍、ポーランド軍、ベルギー軍、フィンランド軍の歩兵及びAFVが揃い、1939-42年の西部戦線のほとんどが再現できるようになります。セットには1300を超えるカウンター、12のシナリオ、6番と7番の2枚のマップが含まれています。 追加された各国の兵士の特徴ですが、イギリス軍は、劣った装備と戦法に苦しみましたが、闘志は最後まで衰えませんでした。そのイギリス軍の指揮下のグルカ兵(インド兵)は、砂漠と山岳でその真価を発揮します。グルカ兵は丘から移動する場合、移動力が+1され、白兵戦では火力が2倍、そしてソ連兵同様狂暴化します。フランス軍は、時代遅れの戦法、電撃戦での敗北を引きずっての敗北主義を反映して回復値が低く設定されています。フィンランド兵はその不屈の闘志と愛国心、過酷な環境に耐える力を持っています。そのため回復期に通常の半分の指揮値で回復することができ、指揮官がいなくなっても士気チェックをする必要がありません。また、スキーを装備し、移動時に優勢を得ます。 『電撃ドイツ戦車隊』単体ではプレイできず、『スコードリーダー』と『クロスオブアイアン』が必要になります。 https://muuseo.com/simulationgame/items/4 #戦闘指揮官 #鉄十字章 #エキスパンション
ルール(73-108P) シナリオカード12枚(21-32) クイックリファレンスチャート2枚 ユニット1324個 20×56マップ2枚 12本 スコードリーダーシリーズエキスパンション2 戦術級ちょこ大佐
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パリ陥落1940 フランス電撃侵攻戦
1940年5月10日、ドイツ軍は西部戦線で大攻勢を開始した。フランス戦役の始まりである。 当初ドイツ軍は第一次世界大戦で失敗したシュリーフェン・プランを焼き直した作戦を計画していたが、事故により敵国に情報が漏洩したために、40年に入って計画の変更を余儀なくされた。この時、天才的な閃きを見せた一人の人物がいた。その男、エーリッヒ・フォン・マンシュタインは、当時大規模な機械化部隊の移動が不可能とされていたアルデンヌ森林地帯に装甲部隊を集中させ、連合軍が予測していない地帯からの突破を計画したのである。戦いはマンシュタインの思惑通りに進行した。ディール計画に従いベルギーへ進出した連合軍はドイツ軍に捕捉され、アルデンヌを突破したドイツ装甲部隊は大した抵抗を受けることなくミューズ川を渡河、連合軍の背後に回り込んだ。こうして、フランス戦役は事実上の幕を閉じた。しかし、これは歴史の可能性のひとつにすぎない。長年戦われ続けてきたドイツとフランスとの戦争のひとつの終局の形に過ぎないのだ。 1940年の西部戦線で、ドイツ軍は、そして連合軍は何をなしえたのか?そして、やられ役としてしか見なされてこなかった中小国が果たす役割が戦争の推移にどのように影響するのか?詳細な戦史研究記事とシミュレーションゲームとで検証する。 「パリ陥落1940」は、1997年にXTR社から発売された「BLITZKRIEG1940」の日本語版です。オリジナルには1939年シナリオ(連合軍によるドイツ侵攻)とそのためのユニットが収録されていましたが、日本語版では割愛されています。(後にコマンドマガジン日本版に収録) ゲームシステムは移動~戦闘、または戦闘~移動を繰り返すシンプルなものですが、1940年のフランス戦役を再現するための特別ルールが用意されており、当時の雰囲気を感じ取ることができます。ルールが簡単なだけにプレイヤーは作戦立案に没頭することができ、また、史実に囚われない様々な可能性を試してみることができます。同梱冊子が48ページ中ルール部分がたった10ページ、残りは全て戦史研究記事という構成でヒストリカルな出来事を確認しつつ、新たな可能性を試すプレイができるというゲームになっています。 #フランス侵攻 #ファルゲルプ #ファルロート
ルール(本誌48P) ユニット387個 変形マップ4枚 1本 無し 作戦級ちょこ大佐
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Tigers in the Mist
「Tigers in the Mist」は、1944年12月にドイツ軍が行った最後の大攻勢であるバルジの戦いをシミュレートしたゲームです。第二次世界大戦末期、敗戦濃厚なドイツはアルデンヌの森を進撃して連合軍の補給基地であるアントワープ港を占領、西部戦線の連合軍を補給切れ状態にし、有利な状況で連合軍に和平を持ち掛けて西部戦線を終結させ、対ソ連の東部戦線に戦力を集中させるのを夢見て立案、実行しました。しかし、連合軍の頑強な抵抗に会い、また連合軍の増援が南北から本格的に投入されるにしたがって作戦失敗は明らかになっていきました。 バルジの戦いは、シミュレーションゲーム屈指の人気テーマです。「Tigers in the Mist」は、特に連合軍の反撃が本格化する以前の12月22日までの戦局に焦点を当て、しかもバルジ戦では珍しいエリア方式を採用しており、そのプレイアブルさから大好評を得た傑作ゲームです。 #ラインの守り作戦 #バルジの戦い #タイガーインザミスト
4本 無し 作戦級バルジ 1Turn=1日 エリアマップ 1Unit=?ちょこ大佐
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PARATROOP
「パラトループ(奇襲空挺部隊)」は、3つの有名な空挺降下作戦をひとつのゲームにまとめた作戦戦術級の空挺作戦ゲームです。初めはS&Tの10周年記念号に付録として付きましたが、人気が出たためのちにボックスゲームとしても発売されました。3 in 1 のゲームですが、よくあるクワドリゲームとは違って共通ルールがあるわけではなく、マップ、ユニット及びルールはそれぞれ違っていてまったく別のゲームが3つ集まっているという形です。 ”Eben Emael(エバン・エマール)”は、1940年のドイツ軍の黄作戦のひとつでフランスおよび低地諸国侵攻作戦のうち、オランダの戦い、ベルギーの戦いの一部です。ドイツ軍が、連合軍のエバン・エマール要塞攻略のために実施された降下作戦を再現します。 ”Crete(クレタ)”は、1941年に実施されたドイツ軍のメルクール作戦の一部で、連合軍が防衛する地中海のクレタ島にドイツ軍空挺部隊が降下する作戦を再現しています。 ”Red Devils”は、1944年に発動された連合軍のマーケットガーデン作戦の中の、アルンヘム付近に降下した連合軍の降下作戦を再現したゲームです。 個人的には、空挺作戦物はダイナミックな展開になることが多く、好きなジャンルのひとつです。 ですが空挺作戦は決して大きな作戦になることはなく(マーケットガーデンは例外)、大きな作戦のなかのひとつの作戦となる場合が多いです。侵攻側が敵を簡単に包囲出来るように敵後方に素早く味方部隊を送り込めたら有利だろうという夢をかなえるための作戦です。よって、多分に立案側の希望的観測が入っていることが多く、実際の成功率は低いと思います。いきなり敵陣の後方に部隊が出現したらそりゃ有利ですが、空挺降下のために重火器を運ぶのは難しく、更に降下地点も風任せ運任せの部分が多く、味方前方部隊とうまく連携が取れないと逆に包囲されるリスクが大きいのです。そう簡単にできたらもっと多用されていますよね。 #パラトループ #黄作戦 #メルクール作戦 #マーケットガーデン作戦 #空挺降下 #パラシュート部隊
3本 無し 作戦級空挺効果作戦 1Turn=12分 1へクス=100m 1Unit=分隊~大隊ちょこ大佐
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The Battle of the Bulge バルジの戦い(1981)
1944年夏、アドルフ・ヒトラーは、東部戦線ではソ連軍がポーランドを開放し、プロイセンの国境に迫り、西部戦線では連合軍がノルマンディーから上陸し、ベルギーからドイツ国境に向けて進撃しているという状況に恐怖していた。ヒトラーが一番恐れていた連合軍による両面攻撃である。そのためヒトラーは、起死回生を狙った大反撃を計画、突破口はベルギーとルクセンブルグにまたがるアルデンヌ地域に決定、アルデンヌは深い森に覆われ切り立った谷と岩だらけの峡谷が入り組んだ険しい地形を持つ。連合軍の防御も手薄であろうこの地域を突破し、ミューズ川の対岸からアントワープを攻撃する。いわゆる”バルジ作戦”である。連合軍の重要な補給基地であるアントワープを占領することにより西部戦線の連合軍を崩壊させ、和平に持ち込み、対ソ連軍の東部戦線に集中するのがヒトラー最後の賭けであった。 「バルジの戦い」は、65年に発売された同ゲームを、最新の史実研究により判明した両軍の戦力構成をより史実に近く再現できるようにデベロップしなおしたゲームです。 #バルジの戦い #アルデンヌの森
2本 無し 作戦級 1Turn=12時間 1へクス= 3.2㎞ 1Unit=大隊~旅団ちょこ大佐
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NARVIK(ナルビク強襲)
1940年4月9日、春の訪れとともに西部戦線の静寂にも終焉が訪れた。ドイツ軍が突如ノルウェー、デンマークに対して侵攻を開始したのである。デンマークは即日降伏したがノルウェーは微弱ながら果敢な抵抗を続け、ここにドイツ軍と英仏連合軍はノルウェーにおいて本格的な戦闘状態に突入したのである。圧倒的な制海権を持つ連合軍であったが空陸で遥かに優秀なドイツ軍には敵わなかった。唯一ナルビクで英海軍が活躍し、精鋭イギリス軍がナルビクを奪還した以外、連合軍はノルウェーに上陸したものの各地で苦戦をしいられていた。そして、ドイツ軍フランス侵攻により6月8日、ナルビクから最後の部隊が撤退し、遂にノルウェーはドイツ軍の手に墜ちた。 「ナルビク強襲」は、GDWのヨーロッパシリーズの4作目にあたりますが、日本では一番最初に発売されました。このゲームは、ドイツ軍のノルウェー侵攻をシミュレートするゲームです。この作戦は、近代戦の3大要素である陸、海、空が初めて総合的に運用されたもので、その点で大きな意義を持った戦いです。 GDWのヨーロッパシリーズは、ヨーロッパ戦線を師団規模で全て再現するという、プレイ時間を無視したそのビッグゲームっぷりの壮大な構想に誰もが憧れて購入しました。憧れすぎて誰もプレイしません。いや、その巨大さにプレイできなかったのです。プレイを阻むものは、膨大な数のユニット数だったり、フルマップを何十枚も繋げるスタイルだったりしますが、それでも各ゲームの戦闘序列を見るだけでも歴史的価値がありました。そしてみないつか繋げてプレイしたいと夢見ながら眺めるだけゲームとなったのです。 いやほんと、資料的価値はすごいんです。 #ナルビク強襲 #ヴェーザー演習作戦 #陸海空、
1本 GDWヨーロッパシリーズ4 作戦級 1Turn=4日 1へクス=25.7㎞ 1Unit=小隊~師団ちょこ大佐
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フランス崩壊( The Fall of France)
画期的装甲戦術でフランスを席巻、それは世界中を驚愕させた。 急降下爆撃機が襲来し、戦車が突破し、自動車化歩兵が追従する電撃戦。それは第二次世界大戦欧州戦線の立役者であり、それまでの固定的な塹壕戦の概念を根底から覆した画期的な用兵思想だった。それは1939年9月のポーランド戦で初めて世界の目に触れることとなったが、その真価が認められるまでには至らなかった。頭の固い連合国将軍たちは旧来の方法で十分対抗できると考えていたのである。しかし彼らはその誤りを間もなく思い知らされることになる。ポーランド戦の勝利に気をよくしたヒトラーが、第一次世界大戦時に4年かかっても屈服させることができなかったフランスに対し、その鉄の牙を研ぎ始めていたからである。装甲部隊というあまりにも鋭すぎる牙を。 「フランス崩壊」はこのドイツによるフランス侵攻作戦を戦略/作戦級ゲームとしてシミュレートします。システムはヨーロッパシリーズの標準ルールで第二次世界大戦陸上戦闘の真骨頂ともいえる空陸一体化作戦行動を忠実に再現。フランス陸軍を一撃のもとにたたき伏せてしまった機甲部隊の威力を表す装甲効果、機動フェイズ、ヨーロッパシリーズならではの詳細な空軍ルール、空挺作戦、海上輸送、イタリア・スイスの参戦の可能性等々、バラエティに富んだプレイとダイナミックな電撃戦のだいご味を余すところなく味あわせてくれます。 #フランス崩壊 #黄色作戦 #赤色作戦 #電撃戦
2本 GDWヨーロッパシリーズ8 作戦級 1Turn=半月 1へクス=25.7㎞ 1Unit=大隊~師団ちょこ大佐
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マーケットガーデン作戦
1944年9月17日、オランダ中南部の空に幾多もの落下傘の花が開いた。戦史に名高いマーケットガーデン作戦が開始されたのだ。作戦の内容は、事前に進撃路の重要拠点となっている橋を確保して地上部隊の進撃を容易にし、3本の運河と3本の川を越えて2日間以内にオランダ=ベルギー国境よりも100㎞離れたアルンヘム市まで一気に進撃しようとする野心的なものであった。目標地区であるライン川北岸のアルンヘム地区には英第1空挺師団が、ワール川南岸のナイメーヘン地区には米第82空挺師団が、作戦開始ラインに一番近いソンフェーヘル地区には米第101空挺師団が降下した。地上を進撃するのは英第30軍団であり、先鋒を務めるのは英近衛機甲師団であった。作戦当日は天候にも恵まれ、降下はおおむね成功し、作戦は成功するかに見えた。しかし、敵などほとんどいないとみられていたこの地区に実は大量のドイツ軍がいたのだった。9月初旬にベルギーから撤退してきたドイツ軍がこの地区で再編成を行っていたのだ。加えて、この作戦の最終目標地点には第2SS装甲軍団がいたのだった。SS師団の重圧に押される第1空挺師団、これに合流せんとしてドイツ軍の抵抗を排除しつつ進撃する第30軍団、予定の2日間はあっという間に過ぎ去り、第1空挺師団は崩壊の危機に瀕する。 「マーケットガーデン作戦」は史上最大の空挺作戦全体を扱ったゲームです。ゲームは9月17日から25日までの作戦全体の期間を扱っており、降下からアルンヘムまでの9日間すべてをプレイするキャンペーンシナリオからミニシナリオまで豊富にそろっている。 当時としては珍しいホビージャパンからの純国産作戦級ゲームであった。名作である。 #マーケットガーデン作戦 #ホビージャパン
7本 無し 作戦級空挺降下作戦 1Turn=6時間 1へクス=1.6㎞ 1Unit=大隊ちょこ大佐
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France 1944
「フランス1944」は、1944年7月から45年3月までのフランス北部でのノルマンディー上陸作戦後の連合軍のコブラ作戦、12月のドイツ軍のバルジ作戦、そして連合軍のフランス解放、ライン川を渡河してドイツ本土への侵攻までをシミュレートするゲームです。 #コブラ作戦 #バルジの戦い
1 無し 作戦級 1Turn=? 1へクス=? 1Unit=?ちょこ大佐
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ストライク・ノース
1940年4月9日、ドイツ軍はノルウェイとデンマークに侵攻した。ヴェーザー演習の発動である。ドイツ軍は海軍の総力を挙げ、また空軍の支援を活かし、ナルヴィク、トロンハイム、ベルゲン、スタバンゲル、クリスチャンサン、そしてオスロに上陸し、ノルウェイを占領する計画だった。しかし首都オスロを防衛する要塞から発射された魚雷によりブリュッヒャーは沈没、ベルゲンではケーニヒスベルグが砲撃で損傷、後に爆撃によって撃沈された。一方、独自にノルウェイに上陸を計画していた連合軍だが、ドイツに先を越され戦いは後手に回ってしまった。それでもナルヴィクでは戦艦隊がドイツ駆逐戦隊を殲滅し、ドイツ海軍に痛打を与えたのだった。 「ストライク・ノース」は、以前クウォーターデッキ社から発売された「ノルウェー1940」に対して新たに判明した歴史的新事実などをもとにユニットのレーティングやルールを一部変更し、歴史的再現度を上げてリメイクされたゲームです。 #ウェーザー演習 #ノルウェイ侵攻作戦 #ノルウェー1940
1 無し 作戦級海戦 1Turn=1/5日 1へクス=52.8㎞ 1Unit=1艦ちょこ大佐
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マーケット・ガーデン作戦
「マーケット・ガーデン作戦」は、史上最大規模の空挺作戦をテーマにした2人用ゲームです。空挺師団群(英第1、米第82,101空挺師団)はドイツ占領下のオランダの奥行き約90kmの細長い地域に降下しました。その任務はオランダ国内の橋を制圧することであり、連合軍地上部隊がライン川を渡って一挙にドイツ国内に攻め込むためです。英第30軍団が地上を進み、速やかに空挺部隊と集結する予定でした。対するドイツ軍はフランスから撤退してきた敗残兵と寄せ集めの兵士で編成された急増の部隊でした。いや、部隊の筈でした…。 このゲームでは、1人が連合軍(英軍、米軍、ポーランド軍、オランダ軍)を指揮し、河川と運河に架かる橋を制圧、ドイツ国内への道を開くことを目的とします。もう1人はドイツ軍(国防軍、SS、空軍地上部隊)を指揮し、連合軍の勝利を阻むことを目的とします。 #マーケットガーデン作戦 #空挺作戦 #遠すぎた橋
1 無し 作戦級ブラインドシステム 1Turn=1日 1へクス=3.2km 1Unit=大隊ちょこ大佐
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ノルマンディ上陸作戦
「ノルマンディ上陸作戦」は、1944年1月からゲームを開始して連合軍の侵攻計画、ドイツ軍の防衛準備、上陸侵攻、そして陸上戦闘までを再現しています。特に両軍の準備の間はお互いの状況が全く分からないブラインドシステムを採用。連合軍はいつ、どこへ上陸侵攻してくるのか?その兵力は?また、迎え撃つドイツ軍の配備はどうなっているのか?といったドキドキが存分に味わえます。 アドテクノスならではの斜め視線から切り取った斬新なシステム。当時アドテクのゲームは、AHやエポックの王道ゲームとは違い”変な”ゲームを発売すると言う認識でした。「幻の八八艦隊」とか「レッドサンブラッククロス」とか…。架空戦が多かったかな。当時はそのようなキワ物扱いだったのであまり売れず、流通量が少ないせいだろうか、今ではオークションでは高値更新しまくり…。全くもってどう転ぶかわからないもんです。
1 作戦級上陸作戦 1Turn=1日(1週間) 1へクス=5km 1Unit=連隊~師団 困難ちょこ大佐
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装甲擲弾兵
擲弾兵(てきだんへい)=近世ヨーロッパにて組織されていた歩兵部隊の一種。擲弾(今で言う手りゅう弾)の投擲を主な任務にしていたため、敵に近づく勇気、遠くに投げるための強靭な肉体を求められ、擲弾兵という名称はおのずと歩兵の精鋭部隊の代名詞のようになった。一時期歩兵の携帯火器の発達によりこの名称の部隊は廃れていったが、大戦末期劣勢のドイツ軍が兵士の士気を鼓舞するため、歩兵部隊に擲弾兵(グレネーダー)、特に機械化歩兵部隊に装甲擲弾兵(パンツァーグレネード)と名付けた。 「装甲擲弾兵」は、第二次世界大戦末期の西部戦線を独自の観点からシミュレートした戦術級ゲーム。シナリオは11本あり、練習シナリオからノルマンディ上陸作戦、地獄のハイウェイことマーケットガーデン作戦、アルデンヌの森でのバルジの戦いまでを再現している。特徴的なシステムとして、移動と射撃がフェイズに分かれておらず、混然一体となって移動中に敵から射撃を受けたり、反撃しながら移動したりできる。個人的にはユニットが数値のみで表されており、私のようなオールドゲーマーは兵科記号がないと何となくさみしい。テストプレイ時のプロキシのようで味気ない(あくまで個人的感想)。 2003年発売の国際通信社コマンドザベスト#4にて再販されている。 #装甲擲弾兵
11本 エポック社のワールドウォーゲームシリーズ10 戦術級 1Turn=30分 1へクス=250m 1Unit=小隊ちょこ大佐
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ドイツ戦車軍団
「ドイツ戦車軍団」は、シミュレーションゲーム初心者のために、入門および初級のゲームとして楽しめるものをという目的で製作されたものです。第二次世界大戦のヨーロッパを舞台に、エルアラメイン、ダンケルク、ハリコフ攻防戦の三つのテーマで、順に難しさを増していくようになっています。初心者、それもシミュレーションゲームが初めてのプレイヤーに対してもわかりやすく丁寧に書かれたルールブックは好印象。ただ、初心者向きということで純粋なヒストリカルではなくどちらの軍も勝てるようにと多少戦力や配置を調整してしまっており、そういう意味ではヒストリカルではない。どちらかというと競技よりに寄せてしまっているのが少し残念。 #ドイツ戦車軍団 #エルアラメイン #ダンケルク #ハリコフ
3本 エポック社のワールドウォーゲームシリーズ7 作戦級 1Turn=半日/2日/6日 1へクス= 1Unit=連隊~軍団ちょこ大佐