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EASTERN FRONT TANK LEADER
「Eastern Front Tank Reader」は、1944年の東部戦線でのドイツ軍とソ連軍の戦いを独特のカードシステムによって再現するゲームです。デザイナーはスコードリーダーのジョン・ヒル。言わばスコードリーダー戦車版ですが、各小隊の行動順番が通常のプレイヤーごとの順番ではなく、プレイヤーが使用する、各小隊名が書かれたカードを使用して、ランダムな順序でフォーメーションを活性化させていく方式になっています。これにより、どの小隊から活性化させ行動させるかが重要になり、優先度が低い小隊から活性するのですがより高い優先度を持つ小隊はそれよりも先に活性化するかそれとも後にするかを選択することが可能です。通常の移動戦闘に加えて行動順番をカードによってプレイするという要素が加わり、戦闘がよりプレイヤーの意思にゆだねられるという、他のゲームでは体験できないプレイ感を味わえます。例えるなら最近の行動順番をチット引きにゆだねるチットプルシステムに近いかもしれません。タンクリーダーシリーズの第一弾である本作がヒットし、続けて第二弾の西部戦線を扱った「Western Front Tank Leader」が翌年発売され、更に第三弾のアフリカ戦線を扱った「Deseet Steel」(1989)まで発売されました。が、そこでシリーズは終了し、当時は斬新だったカードシステムもスコードリーダーのように定番にならず、消えていきました。 #イースタンフロントタンクリーダー #東部戦線
15本 タンクリーダーシリーズ 戦術級 1シナリオ=? 1へクス=150m 1Unit=小隊ちょこ大佐
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タンクリーダー(西部戦線) WESTERN FRONT TANK LEADER
「タンクリーダー(西部戦線)」は、第二次世界大戦の西部戦線において諸兵科連合部隊の大隊指揮官が直面したさまざまな戦術的状況をシミュレートするゲームである。再現される状況は特定の戦闘、時期、地域に限定されるものではなく、プレイヤー自身が独自の戦闘状況を設定することさえ可能である。本ゲームにおける決定的要素は、コマンド(指令)・コントロール(統制)・コミュニケーション(通信)、すなわちC3であり、それらが戦闘に与える影響は各ユニットのC3能力を示す”フォーメーションカード”を用いることによりシミュレートされる。連合軍とドイツ軍の指揮系統の違いと指揮官の能力の差がこのカードのプレイに反映される。 当時としては非常に斬新な、部隊をアクティブさせるためにカードを使用するという、今で言うカードドリブン方式の走りとも言えるシステムを採用しています。そもそも第一弾として東部戦線が発売され、この西部戦線は第二弾なのですが、何故かホビージャパンは第二弾の西部戦線しか日本語化しませんでした。やはり日本では東部戦線は人気ないんですかねぇ。 #タンクリーダー #西部戦線 #C3システム #カードプレイシステム
15本 タンクリーダーシリーズ 戦術級 1シナリオ=1時間 1へクス=150m 1Unit=小隊ちょこ大佐