昭和10年の甲子園
ちょうど今は全国各地で高校野球の予選が行われてますね。
もう甲子園出場校の決まった県もあるようですが。
そんななか、未整理の紙ものを仕分けていたら、こんなスタンプが出てきました。
昭和10年の阪神電車のスタンプで、満員の甲子園球場の図柄になってます。
いかにも戦前昭和らしく、みんなカンカン帽かぶってますね。
調べたら、この年に開かれたのは第21回の全国中等学校優勝野球大会でした。
8月10日の押印ですので、試合を見に行ったついでに押したのかとも思ったのですが、大会が始まったのは3日後の8月13日でしたので、まだ始まってない日だったんですね。
この年は22の代表が出場し、優勝したのは愛媛の松山商業だったと記録されています。
代表枠は、北海道、奥羽、東北、北関東、南関東、東京、甲神静、東海、信越、北陸、京津、大阪、兵庫、紀和、山陰、山陽、四国、北九州、南九州という国内のほか、外地の朝鮮、満州、台湾を合わせたもので、昭和16年までは22という枠数は変わらなかったようです。
なんつーか、枠の配分では関西が微妙に有利ですね。
その後は戦争での中断があり、昭和21年に外地3地域を除いた19代表で再開されたそうです。
なお、負けたチームが甲子園の土を持ち帰る風習は2年後の昭和12年の大会からで、決勝で敗れた熊本工業の川上哲治が最初というのが有力らしいです。
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兵庫/西宮
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