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ピース(新デザイン・50本入)
50本入は、意匠改正前の1948年に平紙箱で販売が開始された。以降、紙箱がブリキ箱となり、縦型の丸缶となって今に続いている。 同じショートピースながら、敢えて缶入りを愛好する向きが多いのは、気密性が高く品質が変わりにくいからと言われている。 1952年4月1日~ ・200円で発売開始【画像1】 1953年5月頃 ・「日本専売公社」新証票【画像2】 1954年4月1日 225円へ価格改正 1956年3月1日 200円へ価格改正 ・上級タバコの需要促進を図るため値下げ 1968年5月1日~ ・250円へ価格改正 ・新価格品表示としてアラビア数字表記へ変更【画像3】 1972年7月頃 ・「健康に注意」の文言が入る【画像4】 1975年7月頃 ・新価格品表示「np」マーク入り【画像5】 1975年12月18日 375円へ価格改正 1980年 4月22日 450円へ価格改正 1980年6月1日 ・専売公社証票変更【画像6】 1983年5月1日 500円へ価格改正
ラベル貼縦型丸缶 レイモンド・ローウィ 1952年4月1日shirotanino
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ピース(新デザイン・10本入)-その1
ピース(旧)のデザインについて、ドイツのタバコ製品に似た構図を持つものがあるという指摘がされ、改装されることとなった。 日本産業界の要請で、デザイン全般の指導のために来日していたレイモンド・ローウィ(1893-1986)は、日本専売公社を訪れ、当時販売されていたタバコ各銘柄について、有用なアドバイスを数々残してくれた。その様子をみて当時の総裁である秋山孝之輔が、即断でデザインの作成を依頼したのが、この「ピース(新)」である。 破格のデザイン料も話題となったが、間をおかず「ピース(新)」の販売高が約3倍になるなど、その効果は絶大であった。1968年の価格改正時に「鳩」を両面に配したものに一時的に変更されたが、一定期間後には証票を裏面におくという発売当初の形に戻され、今もその形を残している。 【画像1】1952年4月1日~ 40円で発売開始 【画像2】1953年5月頃 ☆「日本専売公社」新証票 ・1954年4月1日 45円へ価格改正 ・1956年3月1日 40円へ価格改正 ☆上級タバコの需要促進を図るため値下げ 【画像3】1968年5月1日~ 50円へ価格改正 ☆「定価改定済」シール貼付 【画像4】1968年5月1日~ ☆新価格品表示として「鳩」を両面に置く 【画像5】1969年10月頃 ☆セロファン包装開始につき印刷位置変更 【画像6】1972年7月頃 ☆「健康に注意」の文言が入る 【画像7】1974年~ ☆金色部分の印刷を金インク印刷へ変更 【画像8】1975年7月頃 ☆新価格品表示「np」マーク入り ・1975年12月18日 75円へ価格改正 ・1980年 4月22日 90円へ価格改正 1980年6月1日 ☆専売公社証票変更
シェルアンドスライド(小箱) レイモンド・ローウィ 1952年4月1日改装shirotanino