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ブルースポジュメン(ブルー・クンツァイト)
こちらなぜ青色かというと「紫外線に当たっていないから」だそうです。 リシア輝石(クンツァイト)は、もともと青色なのだそうです。 特にパキスタンやアフガニスタン産のものは「藤紫色」で採れるそうです。 これはマンガンや結晶構造の乱れによってそういう色に見えるそうで、これが採掘後に紫外線に当たることで結晶構造の乱れ等が変化することでピンク色に見えるようになるのです。 つまり、よく見かける「クンツァイト」のピンク色は紫外線に当たった後の色ということです。 紫外線で変化しやすいということは、退色しやすいということでもあるので保管には注意が必要です。 紫外線で変色する前のクンツァイトということで、貴重なものだとは思います。 なかなか流通に乗るのは難しいので。 成分は通常のクンツァイトと変わらず。 紫外線が当たる前と後という違いだけです。 加熱処理やエンハンスメントなどは行っておりません。ナチュラルな原石となります。
8500円 メルカリ 2018年11月Sasaki Aya
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ラピスラズリ(瑠璃)
ラピスラズリは星の瞬く夜空を連想させる美しい宝石で、最も古くから装飾に使われている石のひとつです。ラピスはラテン語の石、ラズリはペルシャ語の紺碧色に由来します。日本名は青金石といい、古くは瑠璃(るり)と呼ばれていました。12月の誕生石に選定されています。 ラピスラズリの鉱物名はラズライトといいます。産地が数カ所しかない貴重な鉱物で、変成作用を受けた石灰岩の中に産出します。青色の原因はイオウです。ラズライト中にイオウが過剰に存在すると、イオウは鉄と結びついて金色の黄鉄鉱を形成します。左側の標本の金色部分が黄鉄鉱です。白色の部分は方解石です。黄鉄鉱のみ含んでいるものが重宝されています。 アフガニスタンのラピスラズリ鉱山は有史以前から知られており、現在も、最良の原石が採れる最大の鉱山です。長らく、唯一の鉱山でしたが、近年、ロシアのバイカル湖畔やチリの鉱山でも採取されています。 ツタンカーメンの黄金のマスクの装飾にも使われ、クレオパトラがアイシャドウとして愛用していたと伝えられています。 岩絵の具としても現在も使用されていますね。 ラピスラズリはパワーストーンとして持つのに相当な覚悟が入ります。持つ者にきつい試練を与え、それを乗り越えてはじめて幸福を得ることができます。かなり手強い石です。厳しい石です。
変成岩 (Na,Ca)8(S,SO4,Cl)2(Al6Si6O24)ラズライトを主成分とするミネラルの混合物。 アフガニスタンSasaki Aya