Let It Be (US)
🎼Let It Be (US)
とにかく音が良くてびっくり。
キャピトルなUSには今までそんなに魅力は感じなかったのだけれど、ジョンのBell Sound なシングルがとても良かったので、同じくBell Sound カッティングなこのレリビーも聴いてみたくて購入。
中高音域強めなテイストながら、要所要所で低音域がしっかり出ているので深みもあり、
メリハリの効いた音は、一音一音の輪郭がハッキリしていて非常にクリア。
音作りの傾向としてはUKのそれに近いテイストを感じるのだけどUKより確実に雰囲気が明るく、またUSらしくパンチの効いた曲もあり、
音の鮮度でこそUKには及ばないものの、音の調理方法の工夫でUK盤に負けじ劣らじなサウンドに仕上げてきた印象。
このUS君、私は特に「Across The Universe」がお気に入りで、フィルスペクター・サウンド全開で壮大なアレンジなこの曲、
音に厚みがある分どうしても重さを感じてしまって、今までそんなに好きじゃなかったのだけれど、
このUSの場合、 明るくそして優しいコーラス&オーケストラの音が、まるで雲の切れ間から零れた一筋の光の如く ふわ〜っと天から降り注いでくる様で、何とも心地よい。
重厚なフィル・スペクター・サウンドと、明るくそして音の輪郭のはっきりしたBell Soundとの相性は抜群なのではなかろうか。
…といいつつ、全てが全てUSの方が…という訳でもなく、
個々の楽器やボーカルの音が持つ響きの豊かさはUK盤の方に軍配が上がるので、
「I Me Mine」についてはUK盤の方がアコギやドラムの表情豊かで、私は好み。
UK、USそれぞれ重きを置くポイントが違うので、聴き比べが楽しい🎵
ただ、US盤の特筆すべきはコスパの良さ!
あくまでも当社比ですがこのウチのUS君、UK盤君の10分の1ですよ、奥さんッ!
今回買ったUS盤は1箇所「Dig It」に音に出る小さい傷があり、加えて付属品もオンボロだったり怪しく(東芝音工の歌詞カード付きだしw)その分ちょっと割安だったのと、
UK盤の方は「箱」買えない分ちょっと奮発したのでこの格差になりましたが、
それを抜きにしてもUSはお手頃価格の物がゴロゴロしてるので、とても手に取りやすいかなと。この音がこの価格帯で買えるのはとても魅力的✨
#LetItBe
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#BellSound
JS17500-21#2 Phill+Ronnie Bell Sound sf ―◁ / JS17501-12 1-S Phill+Ronnie Bell Sound sf ―◁
2024.2.29
The Beatles
ビートルズ
利右衛門