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『スクリーン』1974年5月号
映画雑誌『スクリーン』の1974年5月号。 連載企画である『人気声優インタビュー』で大塚周夫さんが紹介されています。 1974年というと、『続・夕陽のガンマン』の翌年くらいなので、まさに脂が乗りきっている時期でしょう。 インタビューを読むと、この頃からリアリズムを追究する一貫した考えを持っていたことがわかります。 ローレンス・オリヴィエとオーソン・ウェルズの吹替えはあちらの芝居についていけなかった、とインタビューで答えているのですが、いったいどの作品だったのか気になります。
映画雑誌 近代映画社 1000円ほどqqtys
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『荒野の七人』特別版DVD
1960年アメリカ作品。 ジョン・スタージェス監督。 この映画で一番好きなのが、「父さんたちは勇気がない!」っていう声が野沢雅子な男の子を、ブロンソンが説教するシーン。 「ずっと畑仕事をしているお父さんたちの方が勇気がある!」っていうセリフはものすごく感動した覚えがあります。 まぁ、結局大塚周夫さんの台詞なんですが・・・。
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『雨のニューオリンズ』DVD
1966年アメリカ作品。 シドニー・ポラック監督。 作品内での明言はないですが、大恐慌に陥った1930年代アメリカが舞台だと思います。 とにかく言葉で説明しがちな現代の邦画は、この映画の演出を参考にした方がいいのではないでしょうか。 ブロンソンはすでに『荒野の七人』『大脱走』を経てキャリアを積んでいるはずですが、今作ではあまりいい役柄ではないのが興味深い。 ロバート・レッドフォードが広川太一郎さんですが、広川節は鳴りを潜めて、真面目にあててくれています。
映画ソフト パラマウントジャパン 1000円ほどqqtys
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『バルジ大作戦』特別版DVD
1965年アメリカ作品。 ケン・アナキン監督。 若い戦車兵が合唱する『パンツァーリート』のシーンはあまりにも有名。 本物の戦車が大量に走り回っている画面はまさに圧巻。 カタチが違う? そんな些細なことはどうでもいいのです。 この映画の中では、あれこそがキングタイガーなんですから。 ロバート・ショウ演じるヘスラー大佐を、ブロンソンが部下の安全を保障させるため、わざと怒らせるシーンがあります。 後年『美味しんぼ』で同様のシーンがあり、こちらで大塚さんは怒らせるほうから怒る方に立場が逆転しているのが面白いところ。 テリー・サバラスを大平透さんが担当しているので、どうしてもビッグジョーに見えてきます。
映画ソフト ワーナー・ホーム・ビデオ 1000円ほどqqtys
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『ストリートファイター』DVD
1975年アメリカ作品。 ウォルター・ヒル監督。 タイトル通り、ブロンソンはストリートファイトの選手。 マネージャー役はジェームズ・コバーンで、声はもちろん小林清志。 TV放映時のカット部分にも吹き替えが追加収録されている安心仕様です。
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 1000円ほどqqtys
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『ブレイクアウト』DVD
1975年アメリカ映画。 トム・グライス監督。 大塚周夫さんが演じるブロンソンの中では、個人的にもっとも好きなのがこの作品。 いつもの寡黙な役柄ではなく、おしゃべりで茶目っ気があって、大塚さんのキャラクターともピタリと合って実に楽しそう。 ロバート・デュヴァルをちゃんと森川公也さんがあてているのがいいのですが、映画の中ではいいとこ無しの損な役回りで、ちょっと気の毒。
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 1000円ほどqqtys
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『ロサンゼルス』DVD
1982年アメリカ作品。 マイケル・ウィナー監督。 『デスウィッシュ』シリーズ第二弾。 ブロンソン映画ではおなじみジル・アイアランドが出演しています。 1作目と同じく、こちらもテレビ版吹き替え欠損部分を補完した吹き替えが収録。 しかし発売元はソニー・ピクチャーズではなく20世紀フォックスとなっています。 収録されているのはテレビ朝日版ですが、もう一つバージョンがあり、そちらは先日亡くなった藤田淑子さんがジル・アイアランドを吹き替えている。
映画ソフト 20世紀フォックス 1000円ほどqqtys
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『狼よさらば』DVD
1974年アメリカ作品。 マイケル・ウィナー監督。 ブロンソンの代表作となった『デスウィッシュ』シリーズ第一弾。 この頃はまだ擦れていないカージーさんがとても新鮮。 日本語吹き替えは、日曜洋画劇場版に追加録音した仕様になっています。 (ソニー・ピクチャーズはこれ以外のブロンソン作品でも、欠損部分を追加収録しています) “もっとも大塚周夫の声が似合う顔を持つ俳優”と、個人的に勝手に思っているスチュアート・マーゴリンが出演していますが、この作品では家弓家正さんがあてています。
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 1000円ほどqqtys