-
『暴力脱獄』
1967年アメリカ製作。 スチュアート・ローゼンバーグ監督。 収監された囚人達を不当に扱う刑務所に屈せず、そこから脱走を試みる男の反骨精神を描く、いわゆるアメリカンニューシネマに数えられる作品。 主演はポール・ニューマンで、主人公の姿がどこかキリストに重ねられるような演出が見られるのも印象的です。 BDにはテレビ放映時の吹替え版を収録。 ポール・ニューマンはこの他にも何本も彼をあてている川合伸旺さんで、決して屈しない主人公の姿に惚れこんでいく相方役のジョージ・ケネディはこちらも複数担当している富田耕生さん。 大塚周夫さんはやはりというか、本作中の悪の権化である刑務所所長役。 俳優はストローザー・マーティンで、迷作『怪奇!吸血人間スネーク 』でも担当されています。
映画ソフト ワーナー・ホーム・ビデオ ストローザー・マーティンqqtys
-
『怪奇!吸血人間スネーク』HDリマスター特別版
1973年アメリカ作品。 バーナード・L・コワルスキー監督。 とある大学生の若者が、蛇に異常な興味を抱く、怪しい科学者の実験台になってしまい、恐ろしい蛇人間へと化していくお話。 好きな方には申し訳ないが、私にはお世辞にも褒めることが難しい映画です。 (あえて言うなら、蛇人間のメイクアップでしょうが…) ちょっと博士の考えが突飛すぎて、しかもその研究成果も 「え、それで完成?」 という体たらく。 本物の蛇が目白押しなため、蛇嫌いの方は絶対に鑑賞しないことをお勧めします。 (僕も蛇嫌いのため、大塚周夫さんが吹き替えているとはいえ、それを越えて激しく後悔しました) 大塚周夫さんはヘビ大好きなマッドサイエンティストのストーナー博士役。 イカレた科学者は相当数をこなしている大塚さんですので、順当なキャスティングです。 悲劇の若人デビッドを吹き替えるのは津嘉山正種さん。 声優的にはワンピースの新旧ロジャーの共演作とも言えます。 このデビッドを演じているのは、『特攻野郎Aチーム』のフェイスマン役でお馴染みのダーク・ベネディクト! ハンサムな彼があまりにも無残な姿に変貌していく様は、映画の内容と相まってかなり虚しくなります。
映画ソフト スティングレイ ストローザー・マーティンqqtys