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Swing Time
「Pick Yourself Up」はアステア=ロジャースのタップデュオナンバーとしてはベストだと思う。 「Waltz in Swing Time」、「Bojangles of Harlem」、「Never Gonna Dance」―― 難易度では頂点を極めたダンスナンバー群。 最後のシーンのまとめ方が、まぁなんというかアレだが、キャストとしてはエリック・ブロアーに代わる(?)ヴィクター・ムーアがいい味を出している。 この映画で、燕尾服とモーニングの違いを初めて意識した。 アステアには山高帽はイマイチ似合わないと思う。
1936 ジョージ・スティーヴンス パンドロ・S・バーマン 有頂天時代Nozomi Shirakawa
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Follow the Fleet
珍しく海軍の船員役か! と驚くのも束の間、やっぱり「元ダンサー」。 お、水兵服か! と珍しがるのも束の間、最後は燕尾服。 (どちらも良い意味です) 「Let Yourself Go」での身体のキレはスゴい。ほとんど見ていないが、隣で踊っていて悪目立ちしていないんだからジンジャーもかなりのものなのだと想像できる。 ストーリー仕立てが楽しい「I'd Rather Lead a Band」(最後のポーズはどうしたものなのだろう?)と「I'm Putting All My Eggs in One Basket」(最後のポーズの後、ジンジャーがスカーフを緩めるのは演技だろうか?)。 そしてしっかりとしたダンスシークエンス「Let's Face the Music and Dance」。 ジンジャーのタップソロも見られる(『ダンシング・レディ』のJ・クロフォードより100倍良い)。
1936 マーク・サンドリッチ パンドロ・S・バーマン 艦隊を追ってNozomi Shirakawa