-
MOBY GRAPE
63090 1967, UK CBS Org. 60年代末のアメリカのサイケデリックの発信地サンフランシスコ。 "シスコサウンド"と呼ばれるサイケバンドの超豊作他(デッド、J.A. クイックシルバー、ジャニス…etc)な訳だけど、その中で頭一つ頭抜けたバンドとして特別視されていたのがMoby Grapeだったらしい。 元々、J.A.のドラマーだったスキップ・スペンスがジェファーソンを辞めて結成したのがMOBY GRAPE デッドやクイックシルバーが好みな自分にとっては、アメリカンロック王道の音がイマイチそんなに凄いのか?と言うのが実感できない。 むしろ、日本人的には細野晴臣がはっぴいえんどがMOBY GRAPEとBUFFALO SPRINGFIELDの両バンドに強い影響を受けた発言の方がしっくり来るかもしれない。 たしかにファズのかかったギターはサイケの本筋だけど、だらだらトリップ垂れ流しのデッドなんかよりも、カントリーロック的手法を用いたアメリカンロック王道的な「ちゃんとした」バンド。と言うイメージの方が強い。 MOBY GRAPEをサイケの王様にしているのは、創設者の狂人、スキップ・スペンスのせいかもしれない。 奴はこの後LSDのやりすぎで統合失調症になり入院。病院を抜け出して作ったソロ作は誰も付いていけないアシッドフォークの超絶盤だったりもする。 レコードの話 うちのはまたまたUK盤 US盤にはジャケと同じポスター付き。 スキップ・スペンス(日本刀を持った右上)の持つ国旗が真っ赤だったりドン・スティーブンソン(下段真ん中)の中指立てポーズが問題となり初回盤は回収の憂き目に遭っている。 英国でも同様に回収騒ぎになったかは知らない。 でも、改修前のジャケで普通に手に入った。 #mobygrape #psychedelicrock #skipspence いかにもアメリカの超保守的TV番組な感じ https://youtu.be/bcLsV1o-FIY
Psychedelic Rock Rock LP, Album UKNaokeith
-
MOTT THE HOOPLE / THE HOOPLE
69062 1974, UK CBS Org. 2A/2B ロキシーの1stの印象的なモデル、Kari-Ann Muller嬢のまた別のお仕事。 モット・ザ・フープルのラスト作、「ロックンロール黄金時代」(しかしセンスのカケラも無い邦題w ただこのセンスの無さがモットらしくて◎)のジャケを飾っている。 髪にウヨウヨメンバーが張り付いていたり、写真に着色をして分かりにくいけどその美貌は健在☆ モットの2枚看板のうちの1枚、ミック・ラルフスが脱退し、もはや「イアン・ハンターとその仲間たち」然としたアルバム。 初期のアイランド時代の「思索する出来損ないのディランとロケンローのせめぎ合い」なモットが好きな自分にとっては、CBS移籍後の「単純明快ロケンローバカ一代」なモットは実はそんな好きじゃ無いのでラスト作、そうですか。そんなかんぢ。 ロキシーとは同じグラムロックのくくりだけど、ロキシーやボウイは「欧州デカダンス」と言いたくなる「気持ち悪い」美意識。が最高なのに対し、ブギーで馬鹿騒ぎ的(スレイド、ゲイリー・グリッター)なモットはどうしても部が悪い。 #mottthehoople #ianhunter #glamrock #kariannmuller カッコ悪いぜ!「子供だましのモンキービジネス」と言う言葉が頭をよぎる。 https://youtu.be/4MyJHh451Y4 https://muuseo.com/naokeith/items/880
Glam Rock Rock LP, Album UKNaokeith
-
ANDWELLAS DREAM / LOVE & POETRY
LIGHT FLASH LP 003 2006, LIGHTING TREE RECORDS Re. 英国ポップサイケの超絶大傑作アルバム。 当時のポップサイケの作品の多くはギミック多めの装飾音や、バンドとしての記名性の低い演奏が殆ど(ZombiesのOracleも自分の耳にはバンド性は希薄に聴こえる)だけど、彼らら「地に足のついたサイケ」とでも言ったら良いか(造語)。 とりもなおさず、中心人物のDAVE LEWISの作曲能力と適度に湿った英国的スモーキーな声に依る所も大きい。 後にバンドはKey.を入れてDREAMを取って、ANDWELLAとして英国製スワンプ(これも必聴)に発展しますが、その萌芽も既に見える点も他のポップサイケと一線を画す要因かも。 CBS原盤のUKオリジナルは今や10万じゃ買えないレアアイテム。 つーか30年前からふざけんな。てくらい高かったので未だに手が出ません(◞‸◟) て事でサイケ系のリイシューが得意なLIGHTING TREEの再発で我慢。 あーぁ、宝くじ当たんないかなぁ(買ってないけど) #andwellasdream #psychedelic #poppsy #davelewis https://youtu.be/3OUsIFzAZ4Y テープ逆回転ギミックからの本編はグッとアーシーに。良い曲☆ディランがサイケになったら的なとこもなんだか微笑ましい
Psychedelic Rock Rock LP, Album 1969Naokeith
-
LESLEY DUNCAN / EARTH MOTHER
64807 1972, UK CBS Org. L.Duncanの2nd 1st同様SSWそのものの音、手触りは優しくオーガニック。 ここでもまたクリスペ参加。 そういえば1stの時に書き忘れましたが、彼女、マデリンベル等と共にフロイドの狂気にバックコーラスで参加しています。brain damageでコーラスが聴けます。 #lesleyduncan #chrisspedding #ssw https://youtu.be/tJ8i3BhhV6U https://muuseo.com/naokeith/items/577
SSW LP, Album UK 1972Naokeith
-
LESLEY DUNCAN / SING CHILDREN SING
S 64202 1971, UK CBS Org. D.Springfieldのバックコーラス三人娘の一角だったLESLEY DUNCANは、70年代に入ると UK SOUL的活動からSSWな表現に舵を切っている。 仲間内では英国のキャロル・キングと呼ばれていたそう。いかにもそんな感じ。 このアルバムに収録されているLOVE SONGはエルトンジョンとのデュエットバージョンがヒットしている。それもあって、このアルバムにエルトンはピアノで参加。 パーソネル Lesley Duncan(vo,ac-g) Jimmy Horowitz(org,clst,p,fl) Chris Spedding(g) Joe Moretti(g) Toni Compo(b) Terry Cox(ds) Tristan Fry(per) Elton John(p) Ray Cooper(tambourine) あ、ここにもクリスペ これもエルトンのTumbleweed Connectionと兄弟(姉妹かな(笑))のようなアルバム。 #lesleyduncan #eltonjohn #chrisspedding #terrycox #ssw https://youtu.be/V4-mEjwMhuk https://muuseo.com/naokeith/items/578
SSW LP, Album UK 1971Naokeith
-
PHOEBE SNOW / SECOND CHILDHOOD
81162 UK CBS Org. フィービースノウの2nd 極上のスィートソウル フィル・ラモーンの仕事 #phoebesnow #stevegadd #davidsanborn #tonylevin #philramone #aor #soulmusic https://youtu.be/SkrhxV7iqwY
Soul LP, Album UK 1976Naokeith
-
BOB DYLAN & GRATEFUL DEAD / DYLAN & THE DEAD
CBS 463381 1 US CBS Org. 脱力ライヴ https://youtu.be/ayOGcnn01OQ
Rock LP, Album US 1989Naokeith