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FAIR WEATHER / BEGINNING FROM AN END
NE1 1970, UK NEON Org. IMMEDIATEの倒産でバンド自体も解散に追い込まれたAMEN CORNERがホーン隊と袂を別ち、新たにFAIR WEATHERと、ANDY FAIRWEATHER- LOWの名前そのものをバンド名に再出発。これまた時代かスワンプに大きく舵を切った1枚。 レコードの話 RCAのサブレーベルNEONの第一弾アルバムがこれ。 NEONはその所属アーティストの特異性も含め、レアレーベルとして人気のレーベル。 その第一弾に加え、KEEFのデザインと、中身はともかく(・ε・) 中古市場での人気が運命付けられた1枚。ただ、あくまでも中古市場に限る。 #fairweather #andyfairweatherlow #neon #keef #ukswamp https://youtu.be/qeE97_1FX1k
Swamp Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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SMALL FACES
STEC112 1971, FRENCH AZ disc compilation 解散後発売されたS.F.の山の様な編集盤の中で最も重要な1枚と言えばこれ。 なんと!このLPの収録曲はすべて別ヴァージョン。フィードバックから始まる「What'cha Gonna Do About It」、ヴォーカルがまったく違う「What's The Matter Baby」「Shake」「Hey Girl」を始め別ミックス、ロング・ヴァージョンなど異なるものばかり。 この様に、全て別バージョンという「音源派」にとっては涎の出そうな内容の1枚だったりする。 ただ、レコ蒐集の視点は人それぞれで、ヴァージョン違いとか、レア音源好きの人達は確かに多い。 自分はオーディオオタクでもあるので、アナログ蒐集の目的は「圧倒的な音質差」。しかない。 なので、1st pressに極力近いオリジナル盤こそが レコーディング現場で固定された音を劣化の1番少ない音で再現している。と思っている。 というか、アーティストが意図した音が最も素直な形で再現されている。とも。 なのでこの手のヴァージョン違いを追いかけて、たとえばドイツ盤シングルを血眼になって探すとかはあまり理解出来ない。CD再発のレア音源突っ込むだけ突っ込んだヤツで十分だろ。と。それすら自分の蒐集の本筋から外れると思っている。(山の様なCD再発をアップしておいてそれはないだろ。と思うだろうけど「気持ち」的にはこの通り(笑)) まぁ、それでもバージョン違いなどを追いかけてしまう気持ちは理解はしているし、シンパシーすら感じる。 個人的には音質的優位性なし。特にバージョン違いでもなし…(ジャケはバージョン違いとも言えるけどね)な各国盤や日本盤を蒐集する意味のほうが実は未だにイマイチ理解出来なかったりする。 同じレコード蒐集でも、隣は何をする人ぞ。的なところがない訳ではないという話でした。 でも、こうしてバージョン違いを1箇所で纏めて聴けるのは確かに便利だし楽しいね♬←ぐちゃぐちゃゆーても結局そこww #smallfaces
Mods Rock LP, Album FRANCENaokeith
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STACK WADDY
DAN 8003 1971, UK DANDELION Org. ふざけたバンドのふざけたアルバム(褒め言葉) 65年とかならまだしも、ほぼ全編カバー。 71年ともなるとテクニックと構成力に磨きをかけたプログレとハードロックが全盛の時代にあからさまにロウでプリミティブな演奏スタイル。 アメリカのガレージパンクが地下水脈を通じて大西洋を逆流して突然71年に花開く意味不明さ。(そういうガレージパンクもヤードバーズ辺りが大西洋を渡っている間に変容してあんなに。そんなヤードバーズも米国黒人ブルースが大西洋を渡るうちにあんな事に…) フォンタナ時代のプリティ・シングス辺りと対バンしてそうな時代錯誤甚だしいコイツらが、ジョン・ピールのダンデライオンからデビューしているのも最&高 まぁ50年経っちゃえば65年と71年の違いなんて屁みたいなもん。 カッコいいアルバムを2枚も残してくれてありがとう☆ 誰も再評価しなくても昔から大好きです☆ #stackwaddy #dandelion #garagepunk #bluesrock #johnpeel タグを付けていて思ったのは、フリークビートとは呼びたくない(笑) ご丁寧にデビューアルバムの1曲目がロードランナーて…モロプリティーズ https://youtu.be/-LICmzF9Lp8
Blues Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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LINDA LEWIS / 'Say no more…'
K44130 1971, UK REPRISE Org. UK femail soul singerのなかで、P.P. ARNOLDと LINDA LEWISが自分の中では永遠の2TOPだ Say no moreは彼女の1st ソウルミュージックと言うよりもSSWな内容は、一通り一日の事が終わった後、ゆったりとした気分の時にそっと寄り添ってくれる音。 バックの芳醇な演奏も魅力なんだけど、意外なメンバー多数。 ギターは職人クリスペ ベースはK. RELFとずっと行動を共にして来た(Renaissance、Armageddon 他にはスティームハマーやコロシアムにもいたらしい) Louis Cenamo ドラムはPentangleのテリーコックス! フルートはクリムゾンのイアン・マクドナルドまで参加している。 一体全体どんな音?て感じだけど、極めて穏やかな歌伴。 本当に良いアルバムです☆ #lindalewis #chrisspedding #ianmcdonald #terrycox アルバム1曲目から引き込まれちゃいます https://youtu.be/QTiDRXRZX3o
UK SOUL Soul LP, Album UKNaokeith
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BLACK SABBATH / MASTER OF REALITY
6360 050 1971, UK VERTIGO "BIG SWIRL" Org. no poster 3rd 個人的にはハードロック然とし過ぎていて、全2作に比べるとずっとタンテに上る機会が少ない1枚だったけど、今回久しぶりに聴き直してもその印象は変わらなかった。 もうブルースロックの名残は感じられない。 曲の途中で緩急を付けた曲ばっかりのイメージ… 2ndまでは割と隙間のある音をGeezer ButlerのB.がウネウネと縫うかんぢ。要は「ギミック多めのFREE」みたいな感じが好きだったのですが、そんな要素はかなり後退… ただ、このアルバムがハードロック好きにはタマンナイ内容なんだろうなぁ。とは想像付く。 そんなことよりこのアルバム、封筒型ジャケでトップオープン、黒地のインナーバッグ、そして何より重要なのは、KEEF撮影のポスターが揃ってこそサバスの全アルバムの中でブッチギリに最もレアでお高いアルバム。うちのはブラックインナーの代わりにホワイト🌀インナーでポスター無し。お陰で超安値でゲト。 基本中身が聴ければ良し。ブッチャケジャケも要らない派なんですが、KEEFファンとしてはやっぱりポスターは欲しかった…(◞‸◟) サバスはこの後の2枚(vol4とSABBATH BLOODY SABBATH)を聴けば他は要らないと思ってますが、残り2枚はCDでしか持っていないので僕のここでのサバスはここでおしまいです。 #blacksabbath #ozzyosbourne #tonyiommi #geezerbutler #billward #hardrock 74年のカリフォルニア・ジャム 屋外真っ昼間の健康的なサバスw https://youtu.be/U39EiI-NR4I
Hard Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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CANNED HEAT & JOHN LEE HOOKER / HOOKER 'N HEAT
LST 35002 1971, US LIBERTY Org. 真夜中のブギー ジョンリーとキャンドヒートの共演盤 A. Wilsonの遺作。バックに遺影の様なものが… ブルーズに送られて、それもジョンリーに…本望だろう #cannedheat #johnleehooker #boogie https://youtu.be/3KuVOlxaiX0
boogie blues 2LP, Album USNaokeith
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ANDWELLA / PEOPLE'S PEOPLE (US diff jacket)
DS-50105 1971, US DUNHILL abc WHITE LABEL promotional copy 迷いなく米国憧憬系の音に舵を切った3rd(ANDWELLA名義2nd) もうサイケの残り香すらしない、骨太だけど繊細。米国を憧憬しているけど、どうしようもなく湿った英国的質感。 二律背反的要素を非常に高度な次元で融合した、英国スワンプの最高峰の1枚。 David LEWISの故郷、北アイルランドの情景が米国南部と静かに融合し、「どこでも無いどこか」が目の前に広がって行く。 UK盤はジャケデザインが異なるが、我が家はUS盤。 白ラベプロモはふくよかな鳴り。 もちろんUKオリジナルが欲しいけど、この音も悪くないのでなかなか買い足せない(UK盤、結構お高いし…) #andwella #davidlewis #ukswamp https://youtu.be/ZPzYVKnPeew この曲はヤバい。なんてことないポップな曲なんだけど、米国勢では逆立ちしても出せないこの詩情。ミシシッピ川を歌っているけど目の前に広がるのは北アイルランドの険しい自然。
Swamp Rock Rock LP, Album USNaokeith
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DELANEY & BONNIE / D&B TOGETHER
KC31377 1971, US COLUMBIA Org. デラボニのコロンビア移籍第1作でラスト作。 キューシート付プロモ。 夫婦の仲が悪くなったため、ATCOが放出、コロンビアが契約したもののすぐに離婚。 一大スワンプブームの立役者は男女デュオの定め…離婚とともに終焉。 クラプトンの話。 69年〜70年のECはレコード発売日で見てゆくと分かりにくい。録音のタイミングで誰とどんな曲を演奏していたかで彼の行動と音楽的変遷が見えて来る。 このアルバムは71年に発売されたけれど comin' home groupie(superstar) (リタ・クーリッジで大ヒット) の2曲は69年8月に録音されている(blind faithの USツアーのタイミング) Blind Faithで再出発して間もないタイミングでデラボニと運命的な出逢い(Blind FaithのUSツアーの前座がデラボニ)を果たし意気投合してゆく。 そしてデラニー・ブラムレットの勧めで自らがギタリストというよりもシンガーとしての立場で録音された初ソロアルバムの録音を同8月28日から開始される。 こんな感じで69年8月を境にECは米南部湿地帯へとズブズブハマって行くことになる。その記念碑的な1曲がcomin' homeということになる。 #ericclapton #delaneyandbonnie https://youtu.be/aazChqk4U-c ジョージ&ECはいうに及ばず、後のドミノスの3人にボビー・キーズ&ジム・プライスの布陣。(フレンズ) 動く姿はヤバ過ぎる
Swamp Rock Rock LP, Album USNaokeith
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CREAM ON TOP
2855 002 1971, UK POLYDOR Org. メールオーダーオンリーの4曲。 写真も中味もどうって事ない内容。 たまたまレコ屋に転がっていたのでなんとなく確保した記憶あり。 ECのコレクションとして持っている。と言うことだけが存在価値な(苦笑)一枚。 #ericclapton #jackbruce #gingerbaker
Rock LP, Album UK 1971Naokeith
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CURTIS MAYFIELD / ROOTS
CRS 8009 1971, US CURTOM Org. ソロ2nd(ライヴ盤が挟まれるので3rd) CURTISとSUPERFLYの間に挟まれているので人気がないと言うか部が悪いアルバムと言われているけど、単体で聴くと何を馬鹿なことをゆってんだ!と言いたくなるような名盤。 そんな内容よりも1番のキモはカレンダー撮影のアイドルポーズのキュートさ。 手の角度と膝の曲げ角に並々ならぬアイドルとしてのプロ根性をみる(・ε・) #違う #curtismayfield #soulmusic #soul #newsoul https://youtu.be/q3XCi6DZlHo
New Soul Soul LP, Album USNaokeith
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ELTON JOHN / TUMBLEWEED CONNECTION
DJLPS 410 1971, UK DJM RECORDS Org. マルーン半透明盤 E.Johnの3枚目。 個人的にエルトンのアルバムの中でこれが1番好き。 英国人による米国南部憧憬系の見本の様なアルバム。 やっている事はスワンプ系の泥臭い音なんだけど、そこかしこに英国的陰影、煉瓦の舗道の上の落ち葉を踏み締める様な情景が立ち上がってくる。米国スワンプ系のアルバムには皆無の手触り。 また後のキレイなバラードや派手なロックンロールをラメラメの衣装でキメる彼の姿はどこにも無い。終始俯き気味な表情を音から感じるのもまた愛おしい。 先にアップしたLESLEY DUNCANのLOVE SONGのみ他人の曲であとは全て自作。 そのL.DUNCANだけでなく、Dusty Springfield, Madeline Bell, Kay Garnerと言ったUK SOULを支えたバックコーラスの歌姫たちが総出演。 さらに以前アップした、UKミュージシャンのバイト仕事(笑)のひとつ、PANHANDLEのアルバムのメンバーの大半が参加(Chris Spedding, Herbie Flowers, Barry Morgan and Key Garner)していたりする。 この3枚は姉妹(エルトンがエルトンだけに)の様なアルバムと言っても良いと思うので、聴き比べるのも楽しい。 本当に良いアルバムだと思います。 #eltonjohn #bernietaupin #lesleyduncan #dustyspringfield #madelinebell #keygarner #herbieflowers #barrymorgan #nigelolsson #calebquaye #deemurray #daveglover #ianduck #rogerpope #swamp #swamprock #ukswamp https://youtu.be/ZTZw2Lbp6dQ https://muuseo.com/naokeith/items/576 https://muuseo.com/naokeith/items/577
Swamp Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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LESLEY DUNCAN / SING CHILDREN SING
S 64202 1971, UK CBS Org. D.Springfieldのバックコーラス三人娘の一角だったLESLEY DUNCANは、70年代に入ると UK SOUL的活動からSSWな表現に舵を切っている。 仲間内では英国のキャロル・キングと呼ばれていたそう。いかにもそんな感じ。 このアルバムに収録されているLOVE SONGはエルトンジョンとのデュエットバージョンがヒットしている。それもあって、このアルバムにエルトンはピアノで参加。 パーソネル Lesley Duncan(vo,ac-g) Jimmy Horowitz(org,clst,p,fl) Chris Spedding(g) Joe Moretti(g) Toni Compo(b) Terry Cox(ds) Tristan Fry(per) Elton John(p) Ray Cooper(tambourine) あ、ここにもクリスペ これもエルトンのTumbleweed Connectionと兄弟(姉妹かな(笑))のようなアルバム。 #lesleyduncan #eltonjohn #chrisspedding #terrycox #ssw https://youtu.be/V4-mEjwMhuk https://muuseo.com/naokeith/items/578
SSW LP, Album UK 1971Naokeith
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PANHANDLE / s/t
SKL 5105 1971, UK BOXED DECCA Org. UKアーティストのバイト仕事(その2) 実在しない架空のバンドをでっち上げて、基本カバーを中心に当時流行の音でまとめあげたアルバム。てのが英国には割と多い。 以前アップしたTHE UNDERGROUNDは、バンドメンバー完全匿名(ボーカルはMADELINE BELL, バックはIFのメンバーが中心)だけど、これは少しマシでジャケ裏にメンバー名が記載されている。 Chris Spedding - Guitar Dudley Moore - Piano Barry Morgan - Drums Herbie Flowers - Bass Jon Gobin - Lead Vocals Martin Kershaw - Guitar Dennis Lopez - Percussion P.P. Arnold - Backing Vocals Liza Strike - Backing Vocals Kay Garner - Backing Vocals ギターに、本業がセッション。の鑑のような「ザ器用貧乏」なクリスペこと、クリス・スペディングを中心に、UK裏方アーティストの錚々たるメンバーが名を連ねている。 メンバーの何人かはMADELINE BELLのバンド、BLUE MINKのメンバーが参加している。 バックコーラスは、immediateの歌姫、P.P.Arnoldの参加が目を引く。また、「バックコーラスの歌姫たち」の中心人物の1人、Kay Garnerも参加している。 メンバーの多くはElton Johnのアルバム、Tumbleweed Connectionで集められたメンバー達らしく、レコーディングの合間とかに作っちゃったアルバムぽいです。 そんな片手間仕事の割に手練手管の連中のする事、なかなかに聴きごたえのあるUK SWAMPアルバムに仕上がっています。 #panhandle #chrisspedding #dudleymoore #barrymorgan #herbieflowers #jongobin #martinkershaw #dennislopez #pparnold #lizastrike #kaygarner #swamp #swamprock #ukswamp https://youtu.be/PmQDD6LIayk しっかりエルトンのカバーやってます。 https://muuseo.com/naokeith/items/569 https://muuseo.com/naokeith/items/578
Swamp Rock Rock LP, Album UKNaokeith
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MADELINE BELL / s/t
6308053 1971, UK PHLIPS Org. 70年代に入るとSWINGING LONDON の香りも息を潜め正統派ソウルミュージックにより近づいて来る。 60年代の英米のはっきりとした違い。みたいなものがどんどん同質な手触りになって行くのは60年代を特に愛する僕にとっては寂しくもある。 このアルバムはバックコーラスの仲間達が総出演の趣き。 Lesley Duncan Kay Garner Dris Troy といった「バックコーラスの歌姫達」のためのアルバム。 #madelinebell #lesleyduncan #kaygarner #dristroy #uksoul #girlpop #britishrandb #顔ドン https://youtu.be/OH2Lsz5i8uI
British R&B Soul LP, Album UKNaokeith
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DAVID BOWIE / HUNKY DORY (紙ジャケ)
TOCP-70143 2007(1971), JPN 東芝EMIプレス紙ジャケCD ジギースターダストへと至る道を辿るには避けて通れないアルバム。 残念ながらアナログで所有していないため、紙ジャケで。 VUの影がチラつき、より寓話性の高い曲も増え、バックも固まる。 ここでのメンバーがSpiders from Marsへと発展。 #mickronson #mickwoodmansey #trevorbolder #davidbowie #glamrock #rickwakeman https://youtu.be/AZKcl4-tcuo
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