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調子の良いフィッシュボード
「2019年に作ってもらったフィッシュのボードです。フィッシュというといわゆるファンボードみたいに幅や厚みがあるものが多いのですが、このボードは薄くて小さいんです。だからテイクオフはそれほど速くなくても、乗ってからが凄く速くて。ターンしたらシュッって加速する感覚が凄く気持ち良いボードです。エルサルバドルのSUP世界選手権の後に作ってもらったので、自分で考えたモデル名がPACHANGA(パチャンガ)。スペイン語ですが、日本語に直すとパーティ。これに乗ってると楽しくて、本当にパーティ気分になります」
サーフィン サーフボード Lightning Boltミューゼオスタッフ
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世界選手権で使用したSUPボード
「2019年に中米エルサルバドルで開催された世界サーフィン連盟主催の世界選手権に日本代表として出場した時に使用したボードです。 SUPのボードは大きくて安定しているイメージですが、コンペ用のこのボードは立ってるだけだとモモくらいまで沈んでしまうので、ゆっくりできないんです。パドルで漕ぐと浮いてきますが、テイクオフもショートボードと同じくらいで結構大変」
サーフィン Lightning Bolt 2019年ミューゼオスタッフ
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初めてのフルオーダーボード
「僕が初めて自分専用のボードを作ってもらったのは、9歳のときです。父が『ディック・ブルーワー・サーフボード』の和田浩一さんに頼んで、シェイパーのオガマさん(小川昌男さん)に削ってもらったんです。オガマさんのシェイプルームに入れてもらって、僕も粉だらけになって目の前でシェイプしてもらいました。ラミネートがすんで出来あがったボードを手にした時は、もう嬉しいのひと言でした。子供のころは毎年1枚のペース、中学、高校と進むにつれていろいろなタイプのボードを作ってもらいました」
サーフィン OGM shape 2012年ミューゼオスタッフ
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悔しい思い出が残るSUPボード
「初めてSUPのボードを作ってもらったのは、小学4年の時でした。もちろんオガマさんにシェイプしてもらいました。このボードでSUPのコンペに出始めたのですが、そのころは出る試合、出る試合、1ラウンドか2ラウンドで負け続けていました。悔しい思い出ですが、それがあったからこそSUPもサーフィンも続けられましたし、続けたからこそSUP世界選手権にも出られたんだと思います」
サーフィン OGM shape 2012年ミューゼオスタッフ
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聖地ハワイで波乗りしたボード
「小学6年の時に初めてハワイに行くことになって、その時にオガマさんにセミガンを削ってもらいました。モデル名はSPEEDLEAF(スピードリーフ)。リーフに立つ大きな波で、速いテイクオフと速いマニューバ(テクニックのこと)をという意味がこもってるんだと思います。 でも、ノースショアのロッキーというポイントに入ったときにドルフィン(波やうねりをやり過ごすテクニック)をしたら、海底のリーフにノーズをぶち当てて傷を作ってしまうというシャレのような思い出があります」
サーフィン OGM shape 2014年ミューゼオスタッフ
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初めて自分で削ったサーフボード
「オガマさんがシェイプする様子を見て、とても知的で格好いいと感じていました。何度もその様子を見ているうちに、将来はシェイパーになりたいと思うようになったんです。 初めて自分でボードを削ったのは高校1年の時。削ってるときはいい感じだと思ってたのですが、出来上がってみるとレール(両サイド)は角が立ってるし、ロッカー(反り)も少なくてほぼフラット。スプレーも失敗してそのままにしてあります。乗ってみてもあまり調子は良くなかったですね。でもシェイパーとしての最初の作品なので、妙な愛着はあります」
サーフィンミューゼオスタッフ
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GWG 1950年代モデル
GWGは独特の縦落ち感に定評があるカナダのブランドだが、60年代後半にリーバイ・ストラウス社へ吸収されて現存はしていない。この一着はLeeの101を参考につくられている。
GWGミューゼオスタッフ
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HEADLIGHT1940年代後半モデル
こちらも「ファースト」がベースとなっている一着。前面にボタンとジッパーが併用されている珍しいタイプだ。ワークブランドならではの軽く動きやすい着心地。サイズは42。
HEADLIGHTミューゼオスタッフ
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JCPENNY FOREMOST 1940年代後半モデル
「ファースト」のデザインを参考に作られたFOREMOSTの一着。リーバイスのものとは異なる柔らかなタッチのデニムが使用されており、独特の風合いを楽しむことができる。
JCPENNY FOREMOSTミューゼオスタッフ
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リーバイス 507XXE 1954年~57,58年モデル
「Tバック」の「セカンド」は、ほとんど現品を見ることができないというほど希少なモノになるのだそう。決してサイズ的に着用してフィットするものではないが、その希少性に惹かれて購入。赤タブには両面にブランドネームの印字がある。サイズは54と推測される。
リーバイスミューゼオスタッフ
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リーバイス 507XX 1952~53年モデル
前面にポケットが2つ付いた「セカンド」。「ファースト」で背面に付いていたアジャスターは、サイドに設けられている。ポケットに付いた赤タブには、片面しかブランドネームが印字されておらず、このことから年代を推定することができる。非常に希少な一着。サイズは46。
リーバイスミューゼオスタッフ
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リーバイス 519XXEE 1950年~52年モデル
506の内側にブランケットが施された仕様の519。飛び散ったペンキはインパクト大だ。現行の新品でも、ペンキやダメージがデザインされたモデルが数多くリリースされているが、以前の所有者が着用してきた中で自然についた風合いに勝るものはないだろう。サイズは48。
リーバイスミューゼオスタッフ
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リーバイス 213 1920年代後半モデル
506の廉価版に当たる213。リネンパッチやドーナツボタンが、506とはまた違った風合いを生み出している。くすんだ茶系の色合いは、一旦ブリーチされ、染められたことによるもの。まさに1点モノだ。サイズは48。
リーバイスミューゼオスタッフ
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リーバイス 506XXEE 1947年モデル
購入時にはすでにブリーチされていた一着。「70年代あたりに、以前の所有者がほとんど着ないままブリーチをしてしまい、気に入らずに眠っていたのでは……」と推測している。サイズは48。
リーバイスミューゼオスタッフ
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リーバイス 506XXEE 1937年モデル
前面にポケットが1つ付いた、シンプルなデザインのいわゆる「ファースト」。入手したのは10年ほど前、年代を考えれば非常に稀な、ワンウォッシュの状態で購入することができた。この一着にたどり着くまで、同モデルを3着買い替えた経緯もあり、自身にとって一生モノのGジャン。サイズは46。
リーバイスミューゼオスタッフ