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サーパント950 serpent950 made in netherland
サーパント950 エクセルからベクターに続くサーパント伝説を託したVETEQが結果的にユーザー離れを招いた。皮肉にも国内ライバル達はベクターの構造を踏襲したライトウェイトマシンで1999年の無限MRX2を皮切りに世界戦を席巻していきました。 サーパントはベクターの正常進化版として950を投入しリアサス回りの大幅リファインとフロントには新機軸としてロールセンターの調整機能を盛り込みました。カーボンプレートをシムとして厚みによってセットアップするものでしたが実車よりも大きく影響を受ける模型での効果は絶大となりました。 サーパントは常に自前のワークス体制を引きドライバーの変動はありませんが950をもってしても王者コラーリにストップがかけられず2003年からの京商エボルバの連覇を許すことになります。 950は見た目にはコンベンショナルな1/8GPレーシングですがフロントのアルミブレースはロールセンターをアジャスタブルにするためにアッパーデッキがフロントバルクに接続されておらずその部分を補強するためのものでした。
1/8GPレーシング サーパント 2003motonica-mania
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XRAY RX8
XRAY RX8 HUDYが初めで自前で作り上げた1/8GPレーシングマシン 持ち前の加工技術で金属パーツや樹脂パーツが高精度に組み上げられる。 構造は極めてコンベンショナルで奇をてらった部分は全くない。 1/10のNT-1では世界を制しているものの残念ながら1/8GPレーシング での世界制覇はまだ成し遂げていない。
1/8GPレーシング XREY 2011motonica-mania
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サーパント ベクター スペック99 serpent Vector spec99 made in netherland
サーパントベクターはエクセルに続くMサルベン設計の第2弾です。 エクセルでの世界制覇に引き続き1997世界戦を制した名車です。 エクセル同様に近代1/8GPレーシングの基本を作ったマシンです。 これ以降に発売された1/8GPレーシングのほとんどがベクターの派生 モデルといわれたほどの影響力を持っていました。 当時BMTを輸入していたタミヤワークス(TRF)が自社の扱うBMTを捨ててベクターで世界戦出場していた逸話もあります。 ベクターはエクセルに比べより軽快な動力性能を引き出せるように設計され マイナーチェンジではなくパーツ互換がほとんどないフルモデルチェンジ されました。 ベクターもまたすさまじい数のオプションパーツやバージョンが存在しました。 このモデルは99スペックでまさに全盛期のマシンとなります。 当然発売台数は膨大でレア度は低めです。 1997年 優勝(ファイナル6台進出) 1999年 2位( 〃 〃 )
1/8GPレーシング サーパント 1999motonica-mania
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バートン サーパント スプリント6000 BARTON serpent SPRINT6000 made in netherland
バートン時代のラストモデルとなるスプリント6000です。 クワトロからのフルモデルチェンジで現在の1/8GPレーシングのスタイルはほぼこの時代に作られたといっても過言ではないモデルです。 そんなスプリントではありましたが1989年の世界戦ではBMT891とランベルトコラーリのコンビの牙城を崩すことができませんでした。 国内でも人気を2分していましたがスプリントの方が多かったように思います。 このマシンはスプリントの前期といえるロングホイールベース仕様となります。 搭載エンジンはSパワーです。サーパントがエンジンまでピコにOEMさせていた時代で同社の勢いを強く感じるところでもあります。
1/8GPレーシング バートン サーパント 1989motonica-mania