地球の入りストラップ
JAXAが打ち上げた月周回衛星『かぐや』(SELENE、2007-2009)が撮影した月から見た地球の写真の一枚。搭載された超高性能カメラによる月の画像・映像は当時も話題になった。
折から、テレビ放送の地上波デジタル移行や、省エネ家電の推進で液晶テレビが家庭や職場・学校に一挙に普及していた頃でもある。使用されている「地球の入り」は、『かぐや』が撮った写真の中でも代表的な一枚。
2008年ごろ、JAXA 宇宙科学研究所の一般公開の際に現地で配布されていたノベルティのひとつである。
元々は吊り具に付いていたものの、外れてしまった。今回、チェーン付きのタバン(TAVANNES WATCH Co.)の懐中時計を入手した際に、たまたま小物入れにあったのを見つけて、試しに付けてみた。
ヴィンテージの根付にも、天体の意匠や、月・星のある夜景をあしらったものはあるが、「地球の入り」の様な景色を描いたものは多分ないと思う。
何気にプラスチック・ケースに挟まれたプリントもそこそこ高画質。
金属・象牙その他の材質よりも劣化しやすいと思われるプラスチック製のストラップ(根付)だからこそ、今現在において使用するのが相応しい気がしないでもない。
天体、宇宙航空
JAXA
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JAXA 宇宙科学研究所
悠琲亭