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Hövels ( Märklin / HO )
さいきん「ビール貨車」の影が薄い感じがするので、久々に新規登録させて頂きますm(__)m こちら、「Hövels」ビール、ドイツ語でヘーベルスと読みまして、ドイツ西部のノルトライン=ヴェストファーレン州(Nordrhein-Westfalen)、工業地方として知られるルール地方の都市、ドルトムントのビールです。 ドルトムントはかつてはミュンヘンと並んでビールの産地として知られていましたが、近年はビール作りはやや衰退し、地域を支える産業もハイテク分野などにシフトしているとか。 また、ドルトムントといえばサッカーの香川真司選手がいたチームでも有名ですね。 さてヘーベルス、飲んだことないのでどんな味かは知りません(笑) そこで調べたら、「4種類の麦芽と良質なホップを使用。色は茶褐色でしっかりした苦味とモルトのコクを感じれます。」…だそうです。 模型はドイツのメルクリン社の標準的なビール貨車モデル、最近の製品です。 店頭の中古品で¥1,320とお買い得でした✌️ 最近のモデルらしく現代的なデザインの綺麗なシルクスクリーン印刷ですが、、、私は、古臭い西ドイツ感の漂う昔ながらのビール貨車の方が好みですね…。
鉄道模型です☝️ HO Marklin 1,320円T. S
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STAR(HOBBY TRADE / HO)
STAR、デンマークのビールです。 1908年創業の醸造所の銘柄で、現在は詳細不明です。いろいろ調べたのですが、スカンジア(scandia)という企業名だったようで、いまはFAXE等の有名ブランドを擁するRoyal Unibrew(王立連せ合醸造会社)に吸収されているようです。 ビール貨車が実はとても気になる1品でして、デンマークのHobby Trade社製、日本ではなかなかの珍品です。 そして、このSTARのビール貨車、実在する個体を再現した模型です。 そういう由来の有るビール貨車模型として、大変珍しい1両です。 4枚目の写真をご覧ください。 これは「Bierwagenbuilder」(http://bierwagen.bplaced.net/Original/sw/page-0084.htm)という海外マニアの方のwebsiteですが、この貨車の実物(車番も同じ)の写真です。 1965年にデンマークのNørrebro(ノレブロ)駅で撮影された一枚で、まさにこの貨車の実物写真です。(後方にはカールスバーグの貨車が写っています。) そう思ってこちらのwebsiteを拝見しますと、古典貨車ではほかにも結構実物があったようです。これは不勉強でした。眼からウロコです。 さて、この貨車ですが、STARのロゴの下に小さく「EN PILSNER FRYD」とあります。 デンマーク語で“ピルスナーの喜び”という意味でして、さらにその下、小さく「leverandor til det kgl dansk hof」とあります。デンマーク語は不得意ですが、どうやら“王立御用達”のような意味のようです。 側面右側には赤い三角のデザインにビヤジョッキが描かれており、小さい文字があるのですが上側は判読不明、その下にごく小さく「Medaille Belgien 1962」とあります。ベルギーで1962年にメダルを取った…という意味でしょうか。 この、デンマーク国鉄の車両を忠実に再現するHobby Tradeというデンマークの模型メーカーも謎だらけですが、この貨車じたい、この個体がなかなか特徴あり面白い1両です。 実は、裏側はSTARではなく、同じ会社の「VIKING Export Beer」の緑のデザインになっており、これも実物のとおりだそうです。 実物写真が残っています。 しかし、あらゆる文献、ネット情報(国内外)を調べてみても、実物の貨車の写真が残っているくらいで醸造所のプロフィールが良く分からず、、、残念です。 引き続き調査を続けます。 面白い1両、取り組み甲斐の有る1両ですね、これは。
HO Hobby Trade 2500円T. S
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祝 総合200アイテム目 『節酒のススメ?』 貨車 (Marklin / HO)
実はこれが当ミュージアムの記念すべき『総合200アイテム目』(※ビール貨車以外含め)です。 (2018.12.21) コツコツとアップしながら皆様のおかげで続けて来ることができました。感謝いたしますm(__)m そのNo.200ですが、メルクリンの “節酒のススメ?” の貨車です。 これ、ビール貨車、と言って良いのか…??? ビール銘柄のデザインではなく、ビールを飲んでいる太ったおじさん達や、ビア樽の横で酔いつぶれたデブおじさんの絵が描いてあり、“私たちはアルコール摂取量を控えてビールとうまくやっている…”と書いてあるのだと思うのですが…、要は、『飲みすぎちゃダメよ』的なことが書いてあるようです。おそらく。。。 これ、どういう商品なのでしょうか??? ドイツのビール酒造業界団体が、消費者に対して飲みすぎないようにと啓蒙のために(ジョークで)作ったものなのか、それとも、真剣に節酒推進連盟のような団体が作ったのか?よくわかりませんので、引き続き調べてみますが、ドイツでは、ビアジョッキに絵入りでこういう格言的な文章を描いたものがよく有ります。 そういうデザインを貨車にしたものかもしれません。 メルクリン製品No.4890.037、標準製品のNo.4890のブレーキ手室付きの木造貨車の最近のモデルのカラーバリエーションで、スポーク車輪や細部の手すりなど、精密に再現されています。 このスポーク車輪もDC化で取り換えちゃうので(KTMの10.5mmピボット軸車輪に)、ちょっと勿体無いですね。左右絶縁のスポーク車輪で適合するのを見つけないといけませんね…。 ということで、記念すべき200アイテム目は、“節酒のススメ?”のビール貨車?でした。
HO Marklin 3000円 ポポンデッタ秋葉原店T. S
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UNION #2 (BRAWA / HO)
ドイツ・ドルトムントのウニオン(ユニオン)醸造所、正式には「ドルトムンダー・ウニオン・ブラウライ」といいます。 過去に多くの醸造所が合併してできた共同会社なのでunionという社名になったそうで、大きな「U」の文字がこの会社の看板のロゴです。 WIKIPEDIAに本物のビール貨車の写真が出ています。 入れ替え機関車の後ろに平床貨車にUNIONビールのビアタンクが積まれています。本物はこうやってタンク輸送するようですが、これを再現したのがこのビール貨車模型というわけです。(※写真出展元:WIKIPEDIA) この貨車は我が家では数少ないBRAWA社製の模型です。 BRAWA製の模型はとても精密にできており、中古で入手しましたが、なかなか高級品でした。 車体の裏の配管まで細かく再現されており、精密なのはいいのですがあちこち華奢なので、どこを持ってよいのやらちょっと困ります。
HO BRAWA 6800円 ポポンデッタ秋葉原店T. S
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HOLSTEN #2 (BRAWA / HO)
ハンブルグのビール『HOLSTEN』のビール貨車、我が家では数少ないBRAWA社製の模型です。 同社製の模型はとても精密にできているので、中古で入手しましたが、なかなか高級品です。 車体の裏の配管まで細かく再現されており、精密なのはいいのですがあちこち華奢なので、どこを持ってよいのやらちょっと困ります。 ところで、このタイプ(※後述)の模型は私のコレクションのカテゴリーとしてはちょっと亜種扱いになりまして、いわゆるノベルティ的なビール貨車ではなく、ビア・タンクをフラットタイプの貨車に搭載した「本物のビール輸送形態」を再現した模型です。 すなわち、ビールを貨物として輸送している状態を再現したもので、ノベルティをメインに扱うビール貨車コレクション中では、この手のやつは“準会員”的な位置づけになります…。 M・ジャクソン氏著の「世界ビール大全」によると、ホルステンのピルスナーはイギリスで人気のあるビールだそうで、ドイツのビールの中で最もイギリス向け輸出量の多いブランドだそうです。
HO BRAWA 6800円 ポポンデッタ秋葉原店T. S
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HANSA Bier #2 (Tillig/HO)
ドイツのティリヒ(Tillig)社製HOビール貨車、ドルトムントの『HANSA』(ハンザ・ビール)です。 ドルトムントと言えば“ドルトムンター・スタイル”のビールが有名ですが、こちらのハンザ醸造所は1868年創業と歴史があります。同社のwebsite(https://www.hansa-bier.de/html/brauerei/)を見ると、ピルスナー、アルト、エクスポートなど、標準的なラインナップを揃えているようです。 先日フラッと訪れた秋葉原ポポンデッタ地下HO中古品コーナーで発見、Tillig社の模型は知らなかったので、見慣れないパッケージで最初は若干「なんだこれ?」的な印象を持ったのですが、きれいな出来でお値段¥2,000とお手頃でしたので買ってみました。 古い木造の有蓋車、妻面にいろいろパーツを付けるようになっていますが、こういうの、買った人に細部のパーツを組み立てさせるというのはどうなんでしょう? プラモデルではなく完成品の鉄道模型を買うわけですから、こういうパーツはメーカーサイドで付けて完成体で売れよ!と思うのですが…、メーカー側で付けるとその分の工賃がコストアップなのでしょうが、若干インチキな気がしてなりません。一見安いけど、実は細かいところが完成していない、というわけですから…。 パッケージには、ザクセン・モデル(Sachsen Modelle)made by ティリヒ、と書いてありますが、ティリヒ社がOEMで作った、ということなのでしょうか?素性が良く分かりません。 2018.12.18追記 ティリヒ社はTTゲージ(1/120 12mm)という日本ではあまりポピュラーではないゲージの鉄道模型がメインの会社です。 2023.7.27追記 ザクセン・モデル社は、旧・東ドイツ時代にオイビン鉄道模型社(Modelbahn Oybin)としてスタート、そして1980年代にピコ社の傘下になりました。 1990年の東西ドイツ統一後に「ザクセン・モデル社」として民営企業になり独立、墺のロコ社と提携するなどして統一後もしばらく存続したものの、1999年に破産を申告、消滅しました。
HO TILLIG 2,000円T. S
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EKU #1(Fleischmann/N)
フライッシュマン社製Nゲージのビール貨車、『EKU』(エク醸造所)のビール・タンク輸送用フラットカーの模型です。 フライッシュマンのNはこれが初めてです。 『EKU』はドイツのクルムバッハー(Kulmbacher)にある醸造所で、HO版の方にも書いた通り日本にも正規ルートで入ってきています。 こちらの模型は私のコレクションのカテゴリーとしてはちょっと亜種扱いになっており、いわゆるノベルティ的なビール貨車ではなく、ビア・タンクをフラットタイプの貨車に搭載した「本物のビール輸送形態」を再現した模型です。すなわち、ビールを貨物として輸送している形態を再現したもので、ビール貨車コレクション中では“準会員”的な位置づけなのであります。 秋葉原ポポンデッタの中古品売り場から発掘、ケースに前のオーナーさんが書いたのか?「ガソリンタンク車」とマジックの字がありますが…、違います、ビールタンクです。 HOとNを並べてパチリ。 Nレールは絶滅種のエンドウ製…。
N Fleischmann 2130円 ポポンデッタ秋葉原店T. S
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Pilsner Urquell #1(TILLIG/HO)
ドイツのティリヒ(Tillig)社製ビール貨車、ついに入手のチェコ・ビール『Pilsner Urquell』(ピルスナー・ウルケル)です。 本当はリリプットとかロコの製品で入手したいところでしたが、出物もなかなか無く、先日フラッと訪れた秋葉原ポポンデッタ地下HO中古品コーナーでこれを発見、、、 見慣れないパッケージで最初は若干「なんだこれ?」的な印象を持ったのですが、よく見れば広告の印刷も綺麗で、まぎれもない『Pilsner Urquell』です。 お値段は¥2,500と、まぁこんなもんかなという相場並みでした。 ホイールベースの長い2軸有蓋車のモデルです。 このティリヒ(Tillig)社の鉄道模型は初めて入手しましたが、というより、実はこれを入手して、初めてTillig社を知りました…。知らないメーカーがまだまだあるんだなぁ、と。 ネットで調べてみると、ティリヒ社製模型は日本国内では新品が結構なお値段で売られていますね。高級路線のメーカーなのでしょうか? でも、この貨車を見る限りそれほどハイ・クォリティ品ではない感じで、普通レベルです。 何がその高価な原因なのか良く分かりません。 こちらのパッケージには、ザクセン・モデル(Sachsen Modelle)made by ティリヒ、と書いてありますが、ティリヒ社がOEMで作った、ということなのでしょうか? 素性が良く分かりませんが、『Pilsner Urquell』です(笑) 2018.12.18追記 ティリヒ社はTTゲージという日本ではあまりポピュラーではないゲージの鉄道模型がメインの会社だそうです。 2022.1.15追記 ザクセン・モデル社、同社は旧・東ドイツ時代はオイビン鉄道模型社(Modelbahn Oybin)として、そして1980年代にピコ社の傘下になりましたが、1990年の東西統一後にザクセン・モデル社として民営企業になり独立、墺のロコ社と提携するなどし存続したものの、1999年に破産を申告、消滅しました。
HO TILLIG 2500円 ポポンデッタ秋葉原店T. S