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Tricker's 「Regent」
Tricker'sの誇る内羽根ストレートチップの傑作、「Regent」。 どっしりとした革を使い質実剛健なつくりながら、たいへん繊細に縫い上げてあるのは見事。かんぬき部のハーフムーンもクラシカルな雰囲気でとてもよい。 底部はヒドゥンチャネルの艶やかな面が美しく、履いて傷物にするのが惜しく感じる。 ラスト6140は甲が高く外側のカーブが急なため履く者の足を選ぶが、幸い私の足はこのラストにピタリと嵌まった。通例7を履いているが、これについては6.5を選択した。
革靴 Tricker's 約85000円蒼樹たけ
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Tricker's APPLETON プレーントゥシューズ
トリッカーズは1829年創業のノーザンプトンの老舗で、カントリーブーツが有名だが、実に美しいドレスシューズも手がけている。 ご多聞に漏れず履き始めがとても硬く、最初こそ普段使いに難儀したが、入手後1年を経てすっぽりと包み込むような履き心地となった。 今や日々の頼もしい相棒だが、レザーソールの宿命か、駅や仕事場の廊下で転びそうになることしばしば。また雨の日がお休みとなるのは当然ながら、靴底にチャールズ皇太子殿下の御紋章が付いているので、それを踏みつけて歩くのに若干の抵抗感がないこともない。 願わくば御紋章は側面に付けてくれませんかトリッカーズさん…。
革靴 Tricker's 2020年蒼樹たけ