鉱物標本 エリスライト(Erythrite)
別名:コバルト華
産地:Bon Azer District, Tazenakht, Morocco
コバルト-ニッケル-ヒ素の酸化帯に紅色~桃色の結晶が花びらの様に集まって産出するヒ酸塩の二次鉱物。
エリスライトのCoがNiに置換した緑色鉱物はアンナベルガイト(ニッケル華)と呼ばれ、両者は固溶体を形成する。CoとNiが1:1の比率では桃色を呈するらしい。
1832にFrançois Sulpice Beaudantによってギリシャ語で紅色を意味する"έρυθρος(erythros)"から命名された。
工業的な用途は無いが、二次鉱物という形で地表付近に産出するため、コバルト鉱山を探す上での指標になる。
2021年、ミネラルマルシェにて購入。
鉱物標本
1.5~2.5
亜ガラス光沢、蝋光沢、真珠光沢、鈍光沢、土光沢
たじ