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鉱物標本 エリスライト(Erythrite)
別名:コバルト華 産地:Bon Azer District, Tazenakht, Morocco コバルト-ニッケル-ヒ素の酸化帯に紅色~桃色の結晶が花びらの様に集まって産出するヒ酸塩の二次鉱物。 エリスライトのCoがNiに置換した緑色鉱物はアンナベルガイト(ニッケル華)と呼ばれ、両者は固溶体を形成する。CoとNiが1:1の比率では桃色を呈するらしい。 1832にFrançois Sulpice Beaudantによってギリシャ語で紅色を意味する"έρυθρος(erythros)"から命名された。 工業的な用途は無いが、二次鉱物という形で地表付近に産出するため、コバルト鉱山を探す上での指標になる。 2021年、ミネラルマルシェにて購入。
鉱物標本 1.5~2.5 亜ガラス光沢、蝋光沢、真珠光沢、鈍光沢、土光沢たじ
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鉱物標本 ストルザイト(Stolzite)
別名:鉛重石 産地:Mine Sainte Lucie, Saint Leger de Peyre, Lozere Dept, France タングステンを含有する鉛熱水鉱床に産出するタングステン酸塩鉱物。ウルフェナイト(モリブデン鉛鉱、PbMO4)の兄弟分?として固溶体を形成し、見た目もウルフェナイトと区別が付かない(*1)。 1820年にAugust Breithauptシェーライト(灰重石、CaWO4)に類似した本鉱物をScheelbleispathと呼称し、1832年には François Sulpice Beudantがscheelitineと呼んだ。 現在のストルザイトという名は1845年にWilhelm Karl Ritter von Haidingerが本鉱物を最初に研究用として提供したチェコ共和国ボヘミア出身の医師兼鉱物コレクターのJohan Anton Stolzに因んで命名した。 塩酸で分解して黄色のタングステン酸が生成する。 2021年2月のミネラルマルシェにて購入。UVで結晶の縁部分の光沢がある箇所でうっすらと黄色~橙色の蛍光が見える…気がする。 *1:ウルフェナイト →鉱物標本 ウルフェナイト(Wulfenite)
鉱物標本 2.5~3 亜金剛光沢、樹脂光沢たじ