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硫カドミウム鉱
質を選ばなければ多く落ちていました。遥々遠い場所からやってきた甲斐がありました。方鉛鉱ー閃亜鉛鉱と少々の灰重石が入った石英中によく見つかります。少ない閃亜鉛鉱から数%の含有量しかないカドミウムがここだけよく現れるのはなぜでしょうか?
鉱物標本 2021年12月17日 4cmm-hunter
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モリブデン鉛鉱
非常にキラキラしています。硫カドミウム鉱を目当てに行ったので小さなオレンジ色の粒もカドミウムと勘違いしていました。持ち帰り泥を落としてからの判明でした。
鉱物標本 中国地方 2021年12月17日m-hunter
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単斜鉛重石
2枚目は母岩の写真です。右下の薄黄色の点です。同じ場所で似た鉱物も複数産出するため大変ややこしいです。同質異像の鉛重石(PbWO4)の他にパウエル石(CaMoO4)、モリブデン鉛鉱(PbMoO4)があり皮膜状で出てきたらお手上げです。判別材料は蛍光の有無、蛍光の色、晶系の違いがあります。今回の決め手は①長波、短波紫外線共に蛍光しなかった点、②蛍光しないうち似ているモリブデン鉛鉱は比較的表面にこびり付くが本鉱は石英の隙間を埋めている点、③灰重石(CaWO4)が点在している点としました。自信はほとんど無いのでラベルに(?)を付けてもいいぐらいです。モリブデン鉛鉱は本鉱山のものをフォルダー内に載せています。
鉱物標本 中国地方 2021年12月17日m-hunter