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鋼玉(コランダム:ルビー(紅玉))
これも赤いコランダム(ルビー)の鉱物標本になりまして、結構貴重なアフガニスタン産のルビーです。もう一つのロシア産のコレクションと異なり、パッと見て六角形には見えませんが、歪ではありますが一応六角形の形状を部分的にもっています。また、こちらの方が透明感はありますが、流石に宝石グレード…という訳には行きません。その内、カットしたコレクションも公開したいと思っています(天然鉱物もそうですが、カット石もコレクションしています。)。
1998年頃 Corundum(Ruby) Jagdalek, Afghanistanluhna-009
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鋼玉(コランダム:ルビー(紅玉))
モース硬度9ですから、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つアルミナの単結晶。そしてその中でもCr3+が固溶し赤く発色した物が、ルビーです。これ以外の色のコランダムは全てサファイヤになります。赤いスピネルとよく似ていますが、こちらはこの鉱物標本でも分かるように六角形形状の結晶のため、鉱物の状態ですと比較的見分けやすいです(六角形がしっかり出ていない鉱物も多いので、油断は禁物ですが…)。この鉱物標本、透明感はあまりないのですが、形状がコランダムの特徴をしっかり反映いるため、私は個人的にとても好きです。
2005年頃 Corundum (Ruby) Khit Ostrov, Karelia, Russialuhna-009
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尖晶石(スピネル)
ルビー(赤いコランダム)と見た目は良く似ているのですが、成分(MgAl2O4)も結晶構造(スピネル構造)も違うスピネルと呼ばれる鉱物です。この鉱物標本の形もそうですが、八面体の形をしたものが多く、六角形形状の多いコランダム(ルビーやサファイヤ)では見られない形をしているため、この辺りで判別は簡単に出来るような…。この鉱物標本も八面体なのですが、先端が少し欠けてしまっており…少し残念です。
2001年頃 Spinel Sri Lankaluhna-009