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丸善 創業125周年記念万年筆 オノトモデル
丸善は、1994年 創業125周年記念して、往年の名万年筆「ONOTO」の復刻版を1000本限定で発売した。 軽やかなボディと美しい胴軸を持つ素晴らしいモデルです。 ニブは 14K 585M, MARUZEN 125 と刻印されている。 往年の名万年筆、イギリス デ・ラ・ルー社 オノト(ONOTO) デ・ラ・ルーは、1881年に初めて実用的な万年筆を開発したとされる。 が、その真偽は明確ではないものの、イギリスの先導的な万年筆メーカーであったことは事実。 同社の製品はオノト(ONOTO)のブランドネームで知られている。 イギリスでの生産は1958年に終了した。 夏目漱石が愛用し、広く知られたオノトは その後も、国内で人気が絶えなかった。 オノトを丸善が継承、丸善オリジナルとして復刻した。 さらに丸善は、2019年 同じく150周年記念として「Athena the Pen」を500本限定発売した。 現在は「ONOTO」も「Athena the Pen」も PILOT社が製造している。 【丸善】 明治2年、福沢諭吉の門下であった早矢仕 有的により創業された日本を代表する老舗ブランド。 日本で最初に欧米から万年筆を輸入。 万年筆を広めたことで、明治41年には公文書の表記にペンとインクの使用が解禁された、とのこと 日本の筆記具界の歴史に大きな功績を残した。 万年筆の名は、その普及に情熱を注いだ丸善の店員「金沢万吉」に由来する、 という説もある程。 創業者の早矢仕有的は、近代的な西洋の知識を取り入れ、 「ハヤシライス」の由来となるなど、 幅広いジャンルでその名を知らしめた。
万年筆 丸善 最近0318
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丸善 ストリームライン オノトモデル
その昔 夏目漱石が愛用していたオノト万年筆を、1996年に丸善が1000本限定で復刻したもの。 製造はパイロット。 ペン先は18金で、漱石の特注原稿用紙に見られる愛らしい龍が刻まれている。同じくクリップには丸善の方位磁石マークが刻まれており、随所にこだわりが感じられる。 インクは両用式だが、コンバーターが付属したのでそれを使っている。ニブはMで、ふわふわとした柔らかい書き心地が味わえる。 私はこれを手に入れてすぐに、原稿用紙100枚を超える卒業論文を書くのに酷使してしまったが、ペン先が開くこともなく良い仕事をしてくれた。 このペンの為した仕事はその後、教授の決裁を受けて私を卒業に導き、卒業論文は今、私の本棚に静かに眠っている。
万年筆 丸善 約25000円蒼樹たけ
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ラピタ×丸善「ミニ檸檬」
「Lapita」2005年11月号付録。梶井基次郎の『檸檬』をモチーフにした万年筆。これ欲しさに雑誌を買った。
万年筆 丸善 980円𝕄𝕠𝕝𝕠 𝕄𝕠𝕝𝕠 𝔻𝕖𝕤𝕚𝕘𝕟
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丸善「アテナインキ」
明治時代から数多くの文士が贔屓にした老舗・丸善。ここの「アテナインキ」は一時姿を消したものの、リニューアルを重ね戦前から売られ続けるロングセラーだ。その現行品はご覧のとおり、往年のインク壺を髣髴とさせる瓶が特徴。ブルーブラックの色味は6のカランダッシュのものを僅かに緑っぽくした感じで、こちらも目に優しい。
丸善 ブルーブラック飯野高広