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ネパール 50ルピー銀貨「WWF」レッサーパンダ
世界野生生物基金(World Wildlife Fund, 現在の世界自然保護基金)とのコラボレーション貨幣が、ネパールを含む24か国で発行されました(全て当時の英国王立造幣局で製造)。この貨幣はそのうちネパール発行分にあたります。ネパールでは、同国に生息する野生動物を数種類取り上げており、この貨幣はレッサーパンダがモチーフとなっています。 レッサーパンダは、標高の高いところに生息する樹上棲の動物です。亜種が知られており、ネパールに生息するネパールレッサーパンダは、比較的小柄で体毛色も薄めです。竹や果物、どんぐり、コケなどを食べて暮らしています。この貨幣のデザインは、レッサーパンダが樹上で佇む様を表し、その暮らしぶりを表現しています。 銀品位は925パーミルで、詳しい組成は不明です。
銀 ネパール 不明Hokutosei
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ネパール 25ルピー銀貨「WWF」ニジキジ
世界野生生物基金(World Wildlife Fund, 現在の世界自然保護基金)とのコラボレーション貨幣が、ネパールを含む24か国で発行されました(全て当時の英国王立造幣局で製造)。この貨幣はそのうちネパール発行分にあたります。ネパールでは、同国に生息する野生動物を数種類取り上げており、この貨幣はニジキジがモチーフとなっています。 ニジキジは、高山帯に生息する大型のキジです。オスはその名の通り色彩豊かな羽をもち、ネパールの国鳥となっています。ニジキジは地面や雪をかき分け、小さな虫や草の実を探して食べます。この貨幣のデザインは、ニジキジはもちろん、その生息域をも表現しています。 銀品位は925パーミルで、詳しい組成は不明です。
銀 ネパール 11,000枚Hokutosei
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シエラレオネ 1/2セント青銅貨 1964年銘
シエラレオネ共和国で発行されていた通常貨幣の1つです。現在の同国では通貨価値の変化でレオン硬貨が主流ですが、当時は補助単位セントの硬貨が5種(20, 10, 5, 1, 1/2セント、対するレオンは1レオンのみ)も発行されており、1/2セントという少額の貨幣もありました。 コインのデザインモチーフは、BONGA と呼ばれる魚(エトマロサ・フィンブリアタというニシンの仲間の魚)とシエラレオネ初代首相ミルトン・マルガイの肖像です。字体などにイギリスの影響がみられます。
銅・亜鉛・錫 シエラレオネ 600,000枚Hokutosei
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シエラレオネ 1セント青銅貨 1964年銘
シエラレオネ共和国で発行されていた通常貨幣の1つです。現在の同国では通貨価値の変化でレオン硬貨が主流ですが、当時は補助単位セントの硬貨が5種(20, 10, 5, 1, 1/2セント、対するレオンは1レオンのみ)も発行されており、1セント貨も大きめのコインとなっています。 コインのデザインモチーフは、シダ植物の枝葉とシエラレオネ初代首相ミルトン・マルガイの肖像です。字体などにイギリスの影響がみられます。
銅・亜鉛・錫 シエラレオネ 35,000,000枚Hokutosei
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スワジランド 1セント青銅貨 1975年銘「FAO」
スワジランド王国(現: エスワティニ王国)の通常貨幣です。1セント貨は1986年に銅メッキスチール貨に置き換わるまで製造・流通していましたが、1セント貨自体が2016年に発行された新シリーズの硬貨に代替されて発行されなくなりました。スワジランド時代の通常貨幣は円形でないものが多く、この1セント貨も十二角形となっています。 基本デザインは前年発行のものと同じで、パイナップルの図柄と第7代国王ソブーザ2世の肖像を採り入れたものです。これに加えて、1975年銘は国連食糧農業機関(FAO)の創立30周年にあたり、同機関のモットーを英語にした"FOOD FOR ALL"の字が入っています。
銅・亜鉛・錫 スワジランド 2,500,000枚Hokutosei