-
フランス 10ユーロ「ディズニー100周年」
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年(前身にあたるディズニー・ブラザース・カートゥーン・スタジオから数えて)にあたり、フランスで発行されました。 ディズニーは、数々の苦難を乗り越えた末に同社の看板キャラクターであるミッキーマウスが活躍すると、これまでに数々の名作アニメを世に送り出してきました。この銀貨は、そのミッキーマウスを中心とするキャラクターが、100年の夢と魔法に満ちた歴史を祝うかのようなデザインとなっています。 銀貨は、フランスの10ユーロ銀貨でよくみられる長方形の純銀製となっています。ミッキーマウスが大きく取り上げられた額面には、ディズニーキャラクターのシルエットが刻まれています。
プルーフ 38 x 29.1mm 銀Hokutosei
-
クロアチア 2ユーロ「ユーロ圏」プルーフ
クロアチアのユーロ圏入りを記念して、2023年9月15日に同国で発行されました。ユーロ貨幣を発行する国は年に2回まで、一定の枠内で片面のデザインを変更した2ユーロ貨幣を発行することができますが、この貨幣はクロアチアが発行した記念すべき最初の特別デザイン版2ユーロとなりました。 2023年1月1日にクロアチアでユーロの一般通用が開始され、同国はEU加盟国で20番目のユーロ導入国となりました。これら20か国はユーロ圏と呼ばれています。 デザインは、ユーロのマーク(€)にシャホヴニツァ(国章の市松模様)を組み合わせたものとなっています。その中には、ČLANICA EUROPODRUČJA(英: Member of the euro area)と記念事由が刻まれています。エッジには、クロアチアの通常2ユーロ貨と同様に同国出身の作家イワン・グンドゥリッチが1628年に発表した牧歌「Dubravka」の一節「O LIJEPA O DRAGA O SLATKA SLOBODO」が刻まれています。 この貨幣はプルーフ版にあたり、鏡面仕上げとツヤ消し仕上げを組み合わせた美麗な外観が特徴です。発行枚数は5,000枚と少なく、造幣局HPではすぐに完売しました。
プルーフ 銅・亜鉛・ニッケル クロアチアHokutosei
-
セントヘレナ 1ポンド銀貨「不朽の名作コレクション2022・ゴシック クラウン」
セントヘレナが発行した、貨幣史で名高いコインを称えるコレクションのうちの1枚です。2022年に発行された写真のコインは、英国で1847年に発行されたいわゆる「ゴシック・クラウン」銀貨をモチーフとしています。 オリジナルのゴシック・クラウンのデザインは、英国王立造幣局長ウィリアム・ワイオンによるものです。時の女王ヴィクトリア即位10年を記念して発行されました。このクラウン銀貨にゴシック体(ブラック・レター)が用いられていたため、後に「ゴシック・クラウン」と呼ばれるようになります。十字形に配されたイングランド、スコットランド、アイルランドの各象徴と、それを囲むブラック・レターが印象的な銀貨です。ゴシック・クラウンは、彼が手がけた「スリーグレイセス」「ウナとライオン」に並び、世界で最も美しいデザインの銀貨の1つに数えられています。ゴシック・クラウンはその人気から、本場の英国でも復刻版が発行されました。 写真の銀貨は、セントヘレナでマスター・ピース(不朽の名作)コレクションとして発行されたものです。片面はオリジナルのデザインを再現していますが、年銘のブラック・レターを anno dom mmxxii(2022年銘)として発行年に合わせています。肖像面はオリジナルのゴシック・クラウンのヴィクトリア女王ではなく、時の女王エリザベス二世となっています。
プルーフ 銀 セントヘレナHokutosei
-
ネパール 2000ルピー銀貨「ギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ・デーブ即位」
ネパール最後の国王となったギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ・デーブの(二度目の)即位を記念して、2001(ビクラム暦2058)年にネパールで発行されました。 デザインは、国王の肖像とともに即位年月日を刻むものとなっています。アサルフィ金貨、25ルピーニッケル貨とともに発行され、アサルフィ金貨と2000ルピー銀貨はそれぞれプルーフ貨と通常貨が存在します。どちらもプルーフ貨の方が発行枚数は多くなっています。通常貨はネパール中央銀行(造幣部門)で、プルーフ貨は王立オーストラリア造幣局で製造されました。
プルーフ 銀 ネパールHokutosei
-
タイ 20バーツ白銅貨「財務省90周年」プルーフ
財務省が(王室直属の機関から)政府機関に移行してから90周年になることを記念して、2023(BE2566)年5月にタイで発行されました。通常貨とプルーフ版が発行され、前者は1,000,000枚、後者は100,000枚発行されました。 デザインは、国王ラーマ十世の肖像と財務省の紋章を採り入れています。
プルーフ 銅・ニッケル タイHokutosei
-
関西国際空港開港記念500円白銅貨 プルーフ
関西国際空港の開港を記念し、平成6(1994)年8月23日に発行されました。前年に発行された皇太子殿下御成婚記念500円白銅貨と同様、発行当時の500円通常貨幣と同じ仕様で発行されました。この貨幣でも、単体でプルーフ貨幣が発行されました。 デザインは、表側に関西国際空港と飛行機、裏側に空港の位置を示す地図が採用されました。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。 ※ 発行枚数はプルーフ貨幣単体の枚数です。
プルーフ 銅750/ニッケル250 100,000枚Hokutosei
-
地方自治法施行60周年記念 500円バイカラー・クラッド貨 北海道 プルーフ
地方自治法の施行60周年を記念し、平成20年から8年かけて47都道府県ごとに順次発行されたシリーズです。このうち北海道の500円貨幣は、記念すべき地方自治法500円貨の初貨として平成20年12月10日に発行されました(京都府・島根県と同日発行)。デザインモチーフには洞爺湖と北海道庁旧本庁舎が選定されました。自然豊かな北海道の姿を凝縮したデザインが特徴的です。 裏面は共通デザインで、穴銭を模した図柄の中央に、47と60の数字が潜像で現れます。銘版と表面の図柄以外は基本的に全都道府県分で変わりありません。 ちなみに、地方自治法の記念500円は、都道府県ごとに発行枚数が違います。北海道版は最も発行枚数が多いです。 プルーフ貨幣とは、鑑賞用に特殊な処理を施して製造された貨幣のことで、丁寧に磨きあげられた極印を二度打ちすることにより、図柄が際立っています。日本のプルーフ貨幣は、鏡面仕上げと図画部のつや消しで仕上げるのが一般的です。
プルーフ 銅750/亜鉛125/ニッケル125 2,100,000枚Hokutosei
-
オーストラリア 5セント白銅貨 2007年銘 プルーフ
オーストラリアの通常貨幣です。他の50セント〜1セント貨とともに、補助単位の貨幣として1966年より発行されています。5セント貨は、不発行年や2016年の記念デザイン版を除き、全て同一デザインで発行されています。1セント青銅貨が1990年発行分を最後に発行終了して以来、サイズ・額面とも発行中のオーストラリアの通常貨幣では最も小さな貨幣となりました。 デザインには、女王エリザベス二世の肖像、ハリモグラの図柄が採用されています。 この貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。
プルーフ 銅・ニッケル オーストラリアHokutosei
-
オーストラリア 10セント白銅貨 2007年銘 プルーフ
オーストラリアの通常貨幣です。他の50セント〜1セント貨とともに、補助単位の貨幣として1966年より発行されています。10セント貨は、不発行年や2016年の記念デザイン版を除き、全て同一デザインで発行されています。 デザインには、女王エリザベス二世の肖像、オーストラリアの国鳥コトドリの図柄が採用されています。 この貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。
プルーフ 銅・ニッケル オーストラリアHokutosei
-
オーストラリア 20セント白銅貨 2007年銘 プルーフ
オーストラリアの通常貨幣です。他の50セント〜1セント貨とともに、補助単位の貨幣として1966年より発行されています。20セント貨は、途中不発行年を挟みながらも、発行初年から1994年まで28年にわたって記念デザイン版が発行されず、長らく同一デザインを保っていました。以降はたびたび記念デザイン版が発行されています。 デザインには、女王エリザベス二世の肖像、カモノハシの図柄が採用されています。 この貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。
プルーフ 銅・ニッケル オーストラリアHokutosei
-
オーストラリア 50セント白銅貨 2007年銘 プルーフ
オーストラリアの通常貨幣で、50セント貨は1966年に補助単位セントの貨幣として初めて導入されました。発行初年は同じデザインながらも円形の銀貨として発行されましたが、銀価格の高騰からすぐに発行を停止し、2年のブランクを経て1969年より正十二角形の白銅貨となりました。また、同国の通常貨幣では最も大きい貨幣となっています。 デザインには、女王エリザベス二世の肖像、オーストラリアの国章が採用されています。 この貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。
プルーフ 銅・ニッケル オーストラリアHokutosei
-
オーストラリア 2ドル アルミ青銅貨 2007年銘 プルーフ
オーストラリアの通常貨幣です。2ドルは以前、紙幣が発行されていたため、発行初年が通常貨幣のなかでは最近の1988年となっています。また、様々な理由から、材質が同じでより低額の1ドル通常貨幣より直径も量目も抑えられています。 デザインをみると、片面はオーストラリアの貨幣に共通する女王エリザベス二世のポートレートです。もう片面は先住民族らしい図柄とするため、グウォヤ・ジュンガライ※という男性からインスピレーションを受けています。 この貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。 ※ グウォヤ・ジュンガライ(Gwoya Tjungurrayi, 1895-1965) オーストラリアのタナミ砂漠にあるワルピリ、アンマティエール地域の出身です。1928年のコニストンの惨劇を生き延びた先住民族といわれています。また、手にしたブーメランなどのセールスの際、値段を聞かれては 1 Pound と答えていたため、ワン・ポンド・ジミー(One Pound Jimmy)とも呼ばれていました。1950年には先住民族で初めて肖像が(切手に)採用され、以降はオーストラリア先住民族のシンボル的な存在となりました。
プルーフ 銅・アルミニウム・ニッケル オーストラリアHokutosei
-
スイス 5ラッペン アルミ青銅貨 2007年 プルーフ
スイス連邦の通常貨幣です。当記事を投稿した2022年現在、発行されているなかでは最小額面の貨幣になります。2006年までは1ラッペン銅貨も発行されていましたが、現在は発行を終えています。また、スイスの現行通常貨で白銅貨でないのはこの5ラッペン貨だけです。片面のデザインモチーフは、ローマ神話の女神リーベルタース(スイスを象徴する女神ヘルヴェティアともいわれている)の頭像です。 スイスの貨幣に共通することですが、同国の4つの公用語で国名を表記しきれないため、ラテン語の国名 CONFOEDERATIO HELVETICA が入っています。また、写真の貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。 ※ ラッペンはドイツ語によるフランの補助単位の読み方になります。スイスの他の公用語をあてると、フランス語ではサンチーム、イタリア語ではチェンテージモ、ロマンシュ語ではラップとなります。
プルーフ 銅・アルミニウム・ニッケル スイスHokutosei
-
スイス 10ラッペン白銅貨 2007年銘 プルーフ
スイス連邦の通常貨幣です。10フラン貨は1879年より一貫して基本的なデザインを変えておらず、現在も発行されている中では最も長期にわたり発行されている貨幣として、ギネス世界記録を持っています。片面のデザインモチーフは、ローマ神話の女神リーベルタース(スイスを象徴する女神ヘルヴェティアともいわれている)の頭像です。 スイスの貨幣に共通することですが、同国の4つの公用語で国名を表記しきれないため、ラテン語の国名 CONFOEDERATIO HELVETICA が入っています。また、写真の貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。 ※ ラッペンはドイツ語によるフランの補助単位の読み方になります。スイスの他の公用語をあてると、フランス語ではサンチーム、イタリア語ではチェンテージモ、ロマンシュ語ではラップとなります。
プルーフ 銅・ニッケル スイスHokutosei
-
スイス 20ラッペン白銅貨 2007年銘 プルーフ
スイス連邦の通常貨幣です。フラン貨とラッペン貨では銀貨が発行されたことがあるか否かに違いがあり、50ラッペンともいわれる1/2フラン貨は銀貨だったことがあります。一方、20ラッペン貨、10ラッペン貨、5ラッペン貨は銀貨の発行歴がありません。片面のデザインモチーフは、ローマ神話の女神リーベルタース(スイスを象徴する女神ヘルヴェティアともいわれている)の頭像です。 スイスの貨幣に共通することですが、同国の4つの公用語で国名を表記しきれないため、ラテン語の国名 CONFOEDERATIO HELVETICA が入っています。また、写真の貨幣はプルーフ仕上げとなっており、鏡面仕上げとつや消し仕上げによる美麗な外観が特徴的です。 ※ ラッペンはドイツ語によるフランの補助単位の読み方になります。スイスの他の公用語をあてると、フランス語ではサンチーム、イタリア語ではチェンテージモ、ロマンシュ語ではラップとなります。
プルーフ 銅・ニッケル スイスHokutosei