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Mars “Mars Archives volume two : 11000 Volts To Tunnel”
またまた、大好き!Marsのアーカイブシリーズ第2弾 “11000 Volts To Tunnel”です❗️この中期辺りが最も油がのっていた頃ではないでしょうか?既に何度も紹介してきていますので、もう野暮なバイオグラフィーは省略しますよ。一応、メンバーだけ書いておきます。Sumner Crane (G, .Vo), China Burg (G, Vo), Mark Cunningham (B, Vo), Nancy Arlen (Drs)の鉄壁の4人です。それで本作品は、1978年の2月5日(A1-A3)及び3月29日(B1-B5)のCBGBと1978年の4月25日のMax’s Kansas City (A4-A7)でのライブをカセット録音されたものをコンパイルしたライブ・アルバムです。キュレーションは、生き残りの1人Mark Cunninghamが行っており、マスタリングもされて、カセット録音ながら、音質も随分とマシになっています。この中で、”Cairo”とら”RTMT”の2曲はスタジオ録音された方がなかったらしいですが、このアーカイブアルバムには、先述の2曲の他に、彼等のファースト・シングル(“3E”と”11000 Volts”)とコンピ・アルバム”No New York”に収録された曲で構成されています。A1 “3E” Velvet Underground (VU)の影響が感じられるノリの良い曲。ここではややダウンテンポしているかな?A2 “Helen Fordsdale”はスライド奏法の痙攣ギターとギチギチと刻む金属質なギターのコンピネーション及びSumnerのVoが凄い。A3 “Cairo”は、珍しくベースとドラムがしっかりとした曲ですが、呪文のようなSumnerのVoとの対比が興味深いです。A4 “11000 Volts”も混乱したようなVUの影が聴取できる曲。A5 “Hairwave”はカオスな演奏なのに、アルバム・ヴァージョンと大差がないのが、逆に凄いです。Chinaの虚なVoもグー。そのままA6 “RTMT”に突入します。この曲では弾けるようなリズムにも関わらず、SumnerとChinaのツインヴォーカルがズレまくってて、逆にカッコいいです。A7 Puerto Rican Ghost”はコンピ・アルバムの中でも全パートがズレまくっていた曲を再現しています。最後に観客の拍手がありますが、恐らく10-15人程度ではないか?と思われます。B面5曲は先述のようにCBGBでのライブ録音です。B1は“11000 Volts”ですが、こちらのテイクの方がベースが聴いていて、カッコいいかな? B2 “3E”ですが、混沌としてはいますが、やっぱりカッコいいです。B3 “Cairo”はこちらの方が、曲の輪郭がハッキリしてますね。客のノリが凄い❗️B4 “Tunnel”はアルバムよりも(Summary のVoを除くと)整然としている感じですが、これぞNo Waveな一曲ですね。B5 “Hairwaves”は虚なChinaのVoに切り裂くようなギターやドラムなどが絡んできます。しかしながら、これでちゃんと終われるのも凄いです。また観客の盛り上がりも凄いです❗️初期から中期のMarsを知るには本作品は最適ですので、是非とも聴いてみて下さい! Side A / 1-3 CBCB's February 5th, 4-7 Max's K.C. April 25th A1 “3E” A2 “Helen Forsdale” A3 “Cairo” A4 “11000 Volts” A5 “Hairwaves” A6 “RTMT” A7 “Puerto Rican Ghos Side B / CBGB's March 29th B1 “11000 Volts” B2 “3E” B3 “Cairo” B4 “Tunnel” B5 “Hairwaves” [BandcampのURL] https://marsnowave.bandcamp.com/album/mars-archives-volume-two-11000-volts-to-tunnel #Mars #MarsArchives:VolumeTwo #11000VoltsToTunnel #FeedingTubeRecords #LiveAlbum #NoWave #3E #HelenFordsdale #Cairo #11000Volts #Hairwaves #RTMT #PuertoRicanGhost #Tunnel
No wave Feeding Tube Records (Negative Glam) 不明。Dr K2
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Mike Majkowski “Swimming In Light”
このアーティストのことも殆ど知らないですねえ。何でこれを買ったのかもよく分からないです。Mike Majkowskiは豪州で生まれ育ち、2011年以降、ベルリンに移住。ダブル・ベース奏者で、今までに多くの即興者やアルバムに参加していますが、ソロアルバムとしては、このアルバムは6作目になります。それで、彼がコラボしてきたアーティストの代表的な奏者を挙げるとMike Nock, Bob Mintzer, Kristin Berardi, Jim Denley, Jon Rose, Chris Abrahams, Robbie Avenaimらであり、彼が組んだグループは、The Splinter Orchestraで、即興演奏を軸とする大きなエレクトロ・アコースティックなアンサンブルであるそうです。 本作品は彼のソロアルバムですが、使用している楽器はDouble Bass, B, Synth (Analogue Synths) , Vibraphone, Piano, Perc, Field Recordingです。一応、片面1曲づつと言う訳で、A面が”Radio Weather Vending Machine”、B面が”Structure and Posture”と名付けられています。しかしなから、曲の中に極めて微音や無音を設けられてるので、片面でも3曲位入っているように聴くこともできます。音の方は一言で言うとドローンなんですが、彼はベーシストなので、低音重きを置いているようです。まったりとした時に聴くには最高ですね。どの音がどれなんて野望なことは言わないで、例えば休日の午後なんかに聴くと良いかも。どうです?皆さんも聴いてみて下さい。 YouTubeに無かったので、デュオのライブ動画を、 https://youtu.be/rYIPMzA22D8 #MikeMajkowski #SwimmingInLights #Entracte #Drone #DoubleBass #Bassist #Improvisation #Solo #Piano #Percussions #Synthesizer #Mix
Experimental Entr'acte 不明Dr K2