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Electronicat “Shuffle Tiiiime”
これ?知っている人いますか? それが、Electronicatこと、Fred Bigotなんですが、彼がこのユニット名を使う時は実験的ノイズ・ミュージックとポップ・ミュージックの間を狙っている時みたいです。1990年代初頭に活動を開始したFredは最初は、Kasper T. ToepkitzとのコラボユニットSleeze Artで、バレエの振付師や劇場のディレクターあるいは視覚芸術家とも一緒にやってました。1997年から2000年に、Fredは視覚/音響芸術家のCecile Babioleとコラボして”Hot Spectrum”のショーを行い、MontréalでのFCMMやウィーンでのPhonotaktikのようなフェスに参加しましたが、これをキッカケにソロでも活動していこうと決意しました。彼は、ギター、アナログ・シンセとドラムマシンのループと一緒に自分の声のサンプリングを組合せて、ファジーでワウワウに歪んだサイケな電子音楽を作り出しています。Fredは国際的に新しい電子音楽を作っているプロの音楽家(Gerhard PotuznikやPatrick Pulsingerなど)の一緒に仕事をする一方で、自分のヴォーカル・スキルを上げる為に、Captain ComatoseのKhanやQueen of JapanのCatriona ShawはてはJ.G. Thirwellなどの技術者を雇ってた位です。その活動量でもって実験音楽のシーンに飛び込んできました。FredはDisko Bから、Londonの新人の登竜門Upper Cutに至るまで、様々なレーベルからリリースをしており、逆にSchlammpeitzigerのようや地下音楽からDepeche Modeのようなメインストリームまで数多くのアーティストのリミックスをやっている他に、Zbigniew KarkowskiやKid 606などのミュージシャンによってもリミックスされていたりします。結構、活動的なFredのソロの一旦が体験できるのは、この作品です。「電子子猫」と名乗っての活動です。 本作はDJ用と思われ、A面B面一曲づつです。しかも45回転。音は良いです。どちらもやや歪んだキックが印象的は曲で割とミニマルな展開で、上物はは更に歪んだシンセ音やギターが乗っています。ゴリゴリと言うかザラザラと言うか、そんな感じの曲に仕上げています。リフっぽい音はギター?それともシンセ?中々、面白いですね。テクノイズまでは行っていませんが、ミディアムテンポ(ダウン・テンポ)の曲が返って、踊らせないダンス・ミュージックを予感させます。不明瞭なヴォーカル入りの曲もあります。中々、面白い風味のある電子音楽なので、もし電子音楽に興味が有れば、是非ともこれも聴いてみてください。 “Shuffle Tiiiime” https://youtu.be/YHtFeVMl-DM #Electronicat #ShuffleTiiiime #ILoveYouSoILoveYou #AliceInWonder #NoiseMuseum #FredBigot #Experimental #Electronic #Electronica #DanceMusic
Electronica Noise Museum 不明Dr K2
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Einstürzende Neubauten “Strategies Against Architecture III (1991-2001)”
またですかぁ❗️今回は、Einstürzende Neubauten の3枚組LPsのボックス・セット”Strategies Against Architecture III (1991-2001)”です❗️基本的に、この「対建築物戦略」シリーズは過去作のセルフ・コンピなので、レアなヴァージョンやライブ音源も含まれていますので、侮り難しです。今回は第三弾と言うことで1990年代からのセレクトになっています。正直、私のこの頃のNeubautenは熱心に聴いていなかったので、割と有り難かったですね。メンツは,途中脱退・加入もありますが、Alexander Hacke, Blixa Bargeld, F.M. Einheit, Jochen Arbeit, Marc Chung, N. U. Unruh, Rudolf “Rudi” Moserとなります(MarcとF.M.Einheitが脱退し、JochenとRudolfが加入)。ボックスセットなので、メンバーの写真やアートワークも豪華ですね。この時期のNeubautenは初期のカオスな音塊からロック・ミュージックのフィルターを通したプログレッシブな音作りに転換する時期であり、丁度、独逸のHeiner Müller作の戯曲”Die Hamletmaschine (ハムレット・マシーン)へのサントラの提供から始まり、1993年のアルバム”Tabla Rasa”で、大きな転換を示しました。ノイズ音よりも定型的な電子音が使われ、全体的ソフトな曲から構成されていました。この時はMuteからの配給になり、英国の歌詞も入れてくれと言われてのに対して”Blume (花)”と言う曲にはドイツ語版、英語版、フランス語版、日本語版の4バージョンか作製されそれぞれの国で発売されました。その後、メンバーの脱退などが起こりますが、1996年”Ende Neu”、続いて2000年の”Silence Is Sexy”をリリースし、静謐な音響作品が顕著になってきます。ザックリ言うと、この時期は上記のような転換期でありました。なので、本作品でもそれを踏襲するかのような曲が散りばめられています。あと廃材も金属だけでは無く、プラスチックのチューブやポリタンクなども使われており、何よりも、Blixaが黒っぽい3ピースのスーツ姿で歌うところが最大の転換点でしょう。また、CD版では2枚組でリリースされていますが、ヴァイナルでは3LPでかつグラフィックも大きいので、それは後者の方が見栄えがしますね。細かい解説や感想は控えますが、このバンドの転換期を俯瞰するには良いボックスセットだと思います。もし良かったら、見つけて,聴いてみてください。 LP1 A1 “Zentrifuge” (4:47) A2 “12305te Nacht” (4:09) A3 “Für Wen Sind Die Blumen ?” (4:25¥ A4 “Redukt (Live)” (9:41) B1 “Ende Neu (Live)” (6:16) B2 “Blume (French Version)” (4:34) B3 “Three Thoughts (Devils Sect)” (4:37) B4 “Implosion” (1:31) B5 “Scampi Alla Carlina” (2:43) LP2 C1 “Snake” (3:34) C2 “Alles Was Irgendwie Nützt (Live)” (8:06) C3 “The Garden” (5:11) C4 “Anrufe In Abwesenheit” (4:15) C5 “Querulanten” (0:56) D1 “Architektur Ist Geiselnahme” (5:06) D2 “Helium” (3:11) D3 “Wüste (Ballet Version)” (3:47) D4 “Der Leere Raum” (2:01) D5 “Was Ist Ist (Extended Version)” (4:20) LP3 E1 “I Wish This Would Be Your Colour (Live)”(8:18) E2 “Bili Rubin” (3:00) E3 “Die Interimsliebenden” (7:15) E4 “Installation Nr.1 (Jon Is Mixing)” (3:45) E5 “Montblanc” (0:30) F1 “Open Fire” (4:26) F2 “Salamandrina” (2:59) F3 “Letztes Bild” (3:52) F4 “Silence Is Sexy” (5:55) F5 “Drachen” (2:05) https://youtu.be/02Tn4w7AhcU?si=BeEwybEjfVjCKLeB [full albums] https://youtube.com/playlist?list=PLcWA977eKB-OuWf5a0ajVTwwEzgXxgBLh&si=oUinFecMiAsMZWhG #EinstürzendeNeubauten #StrategiesAgainstArchitectureIII(1991-2001) #SelfCompilationAlbums #3LPs #MetalPercussion #TablaRasa #EndeNeu #SilenceIsSexy #RoughTrade #Potomak #GrandHarbour #AlexanderHacke #BlixaBargeld #F.M.Einheit #JochenArbeit #MarcChung #N.U.Unruh #Rudolf“Rudi”Moser
Neue Deutsche Welle (German New Wave) / Experimental Rock Rough Trade, Potomak, Grand Harbour 不明Dr K2