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Christoph Heemann “Magnetic Tape Splicing”
皆さ〜〜ん、覚えていますか?独逸のNurse With WoundことH.A.N.S. (Hirsche Nicht Aufs Sofaの略語)の中心的存在であったChristoph Hermann先生のことを❗️H.N.A.S.が1993年に解散した後、彼は、英国のThe Legendary Pink DotsのEdward Ka-Spelとコラボをやっており、やがて、このコラボはMimirと言うユニットになります。更にHermannは独逸人ミュージシャン/パーフォーマーのLimpe Fuchsや当時米国に住んでいたJim O’Rourkeともコラボを開始しています。それとは別に、Hermannは英国のドローン作家Andrew ChalkとデュオMirrorを結成して、多くのリリースを、ハンドメイド包装で活動していましたが、2005年に活動停止しています。また、Current 93のDavid Tibetのとも交流もあった為、Current 93に参加して、やがてメンバー扱いになっています。それが1990年代という訳です。また、彼は、Af UrsinのVan Luyckとも2004年にコラボユニットIn Camera を開始しており、4枚の作品をリリースしており、これらの作品は、即興性の観点から見て、本来の「電子音響音楽」1であるだということみたいです(私は未聴)。それで、ソロとしての活動ですが、H.N.A.S.解散後、活発になり、数多くのTV出演以外にも、Texas, Chicago, TorontoやTokyoで頻繁にライブ・パフォーマンスを行なっています。ソロ作品には、”Invisible Barrier “(1992), “Aftersolstice” (1994), “Days of the Eclipse” (1996), “Magnetic Tape Splicing” (1997), "The Rings of Saturn"(2010)と名付けられ、本作品もこれらに含まれています。最後の作品は、Heemannが好きだった独逸人著者のW. G. Sebaldの小説のタイトルの隠喩だそうです。それで、本作品ですが、ソロ名義になっており、両面とも、ランダムに針飛びさせたレコードの具体音のテープを、更にランダムに切ってコラージュしたかのようなミュージック・コンクレート作品となっております。Nurse With Wound的ではありますが、こちらの方が即物的な出来になっています。ネタバレすると両面に1曲づつ収録されているのですが、共に5分もなく、なんで12インチしたんや?と疑問が湧きます。確かに内容は高水準なのは分かるんですが。この頃の音響系アーティストはどうもこう言う一種の「ぼったくり」みたいな作品が多かったですね。それも限定にして、それなりの高い値段で売ると言う、、、まあ、それでも宜しければ、聴いてみても良いかも? https://youtu.be/7tf13I7uqYU #ChristophHeemann #MagneticTapeSplicing #RobotRecords #MusiqueConcrète #45RPM #H.N.A.S. #SoloWork
Experimental music Robot Records 不明Dr K2
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Jonathan Coleclough & Andrew Chalk “Sumac”
皆さん、Jonathan Colecloughって言うサウンド・アーティストを知っていますか?英国人で、1990年代に出てきたアーティストで、ドローン・アンビエントとアブストラクト電子音楽の間を行ったり来たりしている寡作な方です。一方、Andrew Chalkは元々Felial Confine名義で1985年から活動を始め、David Jackman (Organum), Vortex Campaign, The New Blockaders, Giancarlo Toiuttiらとコラボ作を多数リリースしてます。それらは彼の本名名義でRobot Records, Siren Records, Christoph HeemannのレーベルStreamlineや彼自身のレーベルFaraway Pressからリリースしている多作なアーティストです。そんな2人が作ったレコードに悪い訳はない!とばかり聴いてみたんですが、その通りでしたねぇ。この作品は33 1/3回転でも45回転でも聴くことは出来ますが、45回転のがより良い鳴りで聴くことができます。片面盤とは知らないで、B面聴こうとしたら、無音でした。あれ?とは思ったんですが、ひょっとすると無音系ノイズかも知れません(溝はあるみたいなので)。録音されている方は、ドローン・ミュージックで、練りに練られた音色に先ず耳が持っていかれてしまいます。これは多分、Jonathanの音がベースになつているか?と思います。そこに物音系ノイズがカササササーって感じで控えめに入ってきて、丁度いい塩梅になっています。あと綺麗なアートワークもポイント高しで、しかもクリアー盤❗️一家に一枚は欲しいレコードですね。片面だけがちょっと物足りないですが、それはそれ。また聴きたくなるようにしているのでは?そんなレコード、コレクションしてみませんか? この作品はYouTubeにはありません出したので、Jonathan Colecloughの他の曲”Walking Music”を。 https://youtu.be/ZBj8tRTJ5DY Andrew Chalk “One Long Year”も。 https://youtu.be/nD8f578rFa0 #JonathanColeclough #AndrewCharlk #Sumac #RobotRecords #ClearVinyl #OneSideEP #Drone #ElectroAcousticMusic
Electro-Acoustic Music LP Robot RecordsDr K2